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「ダイヤモンドブラックス」という言葉をご存じだろうか？ 元ヤクルトの宮本慎也氏（４４）が１月下旬、
ニュージーランドで野球教室を行った。２００４年のアテネ五輪でチームメートだった清水直行氏（３９）＝元ＤｅＮＡ＝が、
ニュージーランド野球連盟のゼネラルマネジャー（ＧＭ）補佐と統括コーチを務める縁で、実現したのだという。
ニュージーランドの国技といえば、代表が「オールブラックス」の愛称で知られるラグビー。
代表戦の時は町中の人がユニホームと同じ黒い服を着るほど、ラグビー熱は高い。
一方の野球代表は「ダイヤモンドブラックス」と呼ばれるそうだが、
ニュージーランドの野球人口は約６０００人。まだまだ、マイナースポーツというのが現実だ。
初めて同国を訪れた宮本氏は「これは（野球の普及は）一筋縄ではいかないぞ」と感じたという。
野球教室を行った近くの会場で大会が行われていたが、大会終了後には球場を解体してしまうのだという。
現地の日本人が協力してくれているが、球場を含めた設備面や、野球を教えられる人材面で課題は多いようだ。
それでも、清水氏はニュージーランドに野球を広めたいと、家族を連れてオークランドに移り住んだ。
報酬は少なく、現役時代の貯金を切り崩しながら生活をしている姿に「頭が下がる思いがした」（宮本氏）という。
ニュージーランドでの野球教室には、侍ジャパンの関係者も同行していた。
同関係者は「（野球のグローバル化は）侍ジャパンとしての課題でもある。何ができるかを模索しています」と話した。
２０２０年東京五輪での野球復活が期待される中、正式競技として認められるためには競技の普及は不可欠。
「ダイヤモンドブラックス」の今後が、野球の未来を変えるかもしれない
2月20日(金)13時0分配信
URLﾘﾝｸ(headlines.yahoo.co.jp)