23/04/26 12:21:00.69 wm5xYVxE0.net
*宇宙空間で推進できるはずがない
厳密に言えば、運動量の保存則から多少は進むことができます。微小時間1回の噴出で、
全重量(燃料満載時)の1%の燃料を時速300kmで放出できる噴出型エンジンなら、
全重量の20%分の燃料を消費した段階で時速67.3kmまで加速することができます。
仮に全重量の40%という大量の燃料を連続的に消費したなら、そのスピードは時速154.2㎞まで加速できるでしょう。
もしも全重量の90%まで消費したなら704.5㎞まで出すことができます。
この推進原理は、燃料など船内のにあるものをなるべく沢山、高速にどんどん投げ捨てればその反対方向に速く進むことができるというものです。
ところが、この方式には投げ捨て用の大量の燃料搭載が必要ですし(重量のほとんどが燃料)、行きっ放しの片道切符ならともかく、帰還するというならば減速にもそれなりに大量の燃料を消費しなければなりません。
また、噴出速度を極限まで高めたところで、相対速度でマッハ数10に及ぶ惑星や人工衛星に追いつけるのか?という疑問は払しょくできないのです。
つまり、この原理による航行での惑星探査や、宇宙ステーションとのドッキングなどという帰還を前提としたミッションは現実的に不可能としか言いようがないのです。