【火山性地震】/監視スレ\★84【富士山ほか】at EQ
【火山性地震】/監視スレ\★84【富士山ほか】 - 暇つぶし2ch554:M7.74
19/05/21 08:06:25.18 +wriTTM70.net
URLリンク(sk01.ed.shizuoka.ac.jp)
 箱根は、それまで何度も火砕流を発生させていたが、到達距離はそれほど長くなく、南側ではせいぜい三島市や函南(かんなみ)町止まりであった。
ところが、6万年前の噴火で噴出したマグマの量は50億立方メートルもあった。この量は、日本で起きる最大級の火砕流(第55~57回参照)に比べれば、
一ケタほど小規模である。しかし、これまで伊豆東部火山群で起きた最大の噴火が3億立方メートル程度に過ぎないことを考えれば、いかに途方もない
規模であったかがわかる。
 この噴火は、開始当初は成層圏(せいそうけん)に達する高い噴煙を火口上空に立ちのぼらせ、「東京軽石」の名前通り、軽石の雨を東京方面に
降りつもらせた。この軽石は、今でも東京都内で厚さ20センチメートルほどの地層として観察できる。そして、その直後に噴火の性質が激変した。
何らかの理由で噴煙の浮力が失われ、空高く立ち上っていた噴煙が重力崩壊を起こしたのである。とはいえ、噴煙は空気を大量に含んでいて、
ふわふわの状態にある。このため崩壊した噴煙は、高温を保ったまま火砕流として四方八方に流れ始めた。
 結果として、この火砕流は、西は富士川河口周辺から、東は何と横浜市戸塚区までの広い範囲をおおい、その流路にいたすべての生物を蒸し焼きにした。
南は伊豆市の狩野川ぞいや、伊東温泉街の南東側の台地上に達した。火砕流が残した地層は、流れてきた特徴をよく備えている。すなわち、細かな火山灰と、
直径数センチメートルの小石の両方が含まれる。空中を漂って降りつもった火山灰は、粒の大きさがそろうために、このような特徴を持たない。
なお、この噴火以降、箱根の火山活動は下火になっていき、伊豆にまで被害を及ぼす噴火はめったに起きないようになった。
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