16/09/07 20:53:04.35 pA0LJfFM0.net
〇概況
・週間変動(H)で4cm超の異常が見られた点は極めて多く112点 。その内5cm超の点は32点。 今回まとまって異常変動(H)が見られた地域は北海道北部、
道南・青森、東北奥羽山脈、北信越、東海、南海・東南海、九州。 異常変動の点が多いので、以下の説明では特に大きく変動した点だけを記述します。
レベル4:北信越地方・岐阜県
今回4cm超の異常変動(H)があった点は長野県で4点、岐阜県で2点、富山県で1点、福井県で4点でした。
隆起沈降図を見ますと、隆起と沈降が混在しています。 この地域はまだ不安定ですので注意が必要です。
10月ごろまでレベル4とします。
レベル5:南関東周辺
9月7日に茨城県南部を震源とするM4.9、震度4の地震が起きました。 今回4cm超の異常変動(H)が見られた点は、東京都の大島3で6.1cm、神奈川県の箱根で4.1cmでした。 静岡県の4cm超の点を拾いますと、
14点もありました。山梨県の富士山に近い上九一色で5.2cm、南部で4.6cmでした。
隆起沈降図を見ますと駿河湾沿いの地域の沈降が大きいです。八丈島が沈降に対し、大島、三宅島は隆起しています。 茨城県の北茨城と三和の高さの格差が7.8cmと拡大しています。 Xの値でも格差は12.7cmに
拡大しました。Xの値で千葉県の北部にある干潟と南部の館山の格差は7.4cmと
大きいです。 この周辺はひずみが貯まっていますので要注意です。
北南変動図を見ますと房総半島南部、三浦半島、伊豆諸島は北変位に対し、他の地域は南変位をしています。 境目にひずみが貯まっています。
水平ベクトル図を見ますと、房総半島、三浦半島、伊豆半島、伊豆諸島はバラバラな動きをしています。 富士山が西北西、島田が南南東に大きく異常変動しています。ひずみが貯まっていますので要注意です。
異常が激しいですのでレベル5を続けます。