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不思議の時代と謎の国。・・・・・・・・・・０１
実は、日本史上最初の女帝とされる推古天皇も。親の欽明天皇時代に大きな世界的な
潮流に巻き込まれていた。欽明天皇と蘇我氏の堅塩媛の娘として生まれた推古天皇は、
628年4月15日〈推古天皇36年3月7日〉[注 1][注 2]）は、日本の、第33代天皇として、
在位するが、欽明天皇（きんめいてんのう）時代に、最初の遣唐使を送り、唐からの、
高表仁の返訪を受けたのである。唐には使者の他にも学問僧や学生が渡り、隋の頃に渡
った者も含め、高向玄理や僧侶の霊雲、旻、南淵請安が帰国して、大きく朝鮮やその他
の渤海や高句麗、新羅と列席しての、中国皇帝との謁見であって、可成りの対立に及ん
だのである。恐らくは隋の頃に渡った日本人は、多くの混乱の都市の渦中にいた。実は
渤海と高句麗は対立し、高句麗と新羅も対立していた。また渤海自体も王は、隋の滅亡
を望み、唐を応援しながら、日本に渤海使を送り込んで様子を伺っていたのであった。
然しながら、日本からの使者はそうした事象や事情を知らず、通訳たる 百済通詞文官
を引き連れて隋の西京に、降り立っていたのだ。中国の王朝の隋も、魏晋南北朝時代の
混乱をやっと鎮め、西晋滅亡後、分裂していた中央部中国を およそ300年ぶりに再統一
した国で盤石ではなかった。しかし、第２代の煬帝の時代、運河の治水と、夷狄の壁の
万里の長城に着手して、やっと治めていたが、この大工事の強硬策が祟り、人心を失い
失政とされ滅亡していく。、その後は、唐が中国を支配するようになる。都は大興城（
現在の中華人民共和国西安市）に置き、開祖楊堅は後漢代の有名な官僚の楊震の子孫に
あたるといわれ、文帝と名乗った