24/02/24 14:37:36.29 KdtDnnJR0.net
>>17
これも『ポジショントーク』、
立場にかなり偏りのある人たちのインタビュー記事であることを前提に読まないといけない。
若手主体の現場が存在することや、
アニメの経験の薄いスタッフを起用したり、海外の外注に丸投げしたりすることなど、
それぞれの事案は実際に起きていることだし、
その原因が人材不足にあるという件については事実なので、
この記事で書かれている『事実』についは間違いは無い。
ただし、それに対する視点というか、感じ方についてはかなり悪意があって、
そこにこのインタビューを回答している「NAFCA」のポジションが影響しているというわけ。
この『NAFCA』、設立メンバーの顔ぶれを見たらわかると思うんだが、
全員ジジババの大ベテラン勢なわけよ。
この人達の理想とする業界像は、若手はベテランの手先となって長期間修行に励んでもらい、
古典的なやり方や上下関係に組み込まれるべき、という、
非常に保守的・懐古的なやり方を推進したい人達なのよ。
このスレでも検定の内容が発表された時にも話題にしたが、
現状どんどん廃れつつある『紙動画』を検定で必須にするなど、
時代に逆行しようとしている団体なんだよね。
そんなベテラン勢からしてみると、
経験の薄い若手がチャンスを掴んでいたり、
アニメ業界で(ベテラン勢の思う)正当な修行を積んでないアウトローが起用されたりしていることは
苦々しく思ってるわけ。
なので、そんな若手を見つけると「あいつら素人だから」とこき下ろすんだよね。
NAFCAのインタビューは最後に
「50、60代のアニメーターや演出のベテランをうまく活用して……」と結んでいるわけだけど、
それこそがNAFCAという団体の一番言いたいこと、本質を表していると思う。
思い返せば設立時の記者会見などでも、
若手の労働問題などについてのサポートは「相談に乗ることはできるが……」みたいな歯切れの悪い対応だったでしょ。
ベテランのための組織だから、ハナから若手のために何かする団体ではないし、
むしろベテランに従わない若手の排斥が目的の圧力団体だからだと考えるとしっくりくるスタンスだと思う。
当時は、まるで若手の労働問題を支援する団体かのように報じられていたけど、
完全に誤解だったわけだね。
業界関係者にインタビューといっても、このように回答者の立場次第で見え方がぜんぜん変わってくるので、
本当に気を付けた方がいいよ。