24/02/21 19:28:40.41 uEBp1Vw+0.net
いこ
3:名も無き被検体774号+
24/02/21 19:31:03.11 uEBp1Vw+0.net
MAPPAが作品を抱えすぎているとか言われてますが、アニメーションPが違いますが、制作会社を人格化してMAPPAさんは作品数抱えすぎと言われます。
これについてどうお思いますか?
4:名も無き被検体774号+
24/02/21 19:32:35.88 uEBp1Vw+0.net
もうひとつ質問します。
もしも野党が当選した場合 アニメの演出に規制が掛かったりしますか?
5:名も無き被検体774号+
24/02/21 19:35:05.89 SavtqIum0.net
したらば避難所(なんかあった) URLリンク(jbbs.shitaraba.net)
6:名も無き被検体774号+
24/02/21 20:12:24.99 cfhS+PJr0.net
即死回避
7:名も無き被検体774号+
24/02/21 21:09:53.37 D/C2RSqZ0.net
最近気付いたんですが某大手制作の某スタジオはスタッフをほぼ抱えてないようで
下請けの制作会社に総グロスするケースが何作品か続いてます
1監督目線だとそのような制作環境で監督はやりにくかったりしますか?
8:1
24/02/22 00:37:44.16 0pfBDkmg0.net
前スレへのレスです。
>>993
現状お目こぼしされてるのはアニメーターだけだね。
ちなみに現状出てる原画集なども、一応プロデューサーに話を通した上でやってるものと、
完全に勝手にやってるものもある。
背景など他の分野の人は、そもそもコミケに出る文化自体が薄い気がするけど、
美術スタジオから「同人誌で成果物出しても良いか」って問い合わせが来てたことはあったらしいので
全く無いわけではないのかも。
>>996
>1コマで一連の動作をするのと複数コマにするのは監督的にはどう違うと思いますか
これだけど、
どう違うというか、それぞれ最適なコマ打ちにするだけというか…
そもそも1コマか複数コマかを分けて考えることに意味が無くて、
内容に応じて、同じカット内、同じ画面内でさえいろいろ混在しているものなんだよね。
たとえばイラストで、線の強弱があって
輪郭は勢いある太い線で引き、目の周りなどは繊細な細い線で描く…みたいなテクニックがある
それと同じで、コマ打ちも動きの速さや大きさ、性質などに合わせて
最適と思うものをその時々でチョイスしていくので
『違いますか』と聞かれたら当然違うというお答えになるが、
そもそもその区別を意識することもなく、当然の操作として使い分けているという感じ。
そしてイラストの線の強弱と同様、
最終的には好みの話になるってのもその通りだね。
9:1
24/02/22 00:47:58.15 0pfBDkmg0.net
>>3
制作会社を人格化してと言うけれど
ラインごとに場所もスタッフも違うのに、
ついてるブランドが一緒だからといって作品抱えすぎと言うご批判は当たらない気がする
その上で、まあ比較的急いで作っている印象はあるなというのは仰るとおりだけど
こんなもんっちゃあこんなもんな気もする
どっちかというと重い作品が多いせいで現場が溺れかかってる印象のラインが強いことと、
スタッフの不満爆発してる班はそこのPの問題とかのほうが大きいのでは?という印象。
法人としてのMAPPAはただの経理処理をするだけの箱でしかないので。
>>4
野党つったっていっぱいあるからな。
国や政党から直接圧力がかかることは日本では意外とそんなに無いと思うんだが、
それでも表現規制的な政権が生まれた場合は
むしろそれを当選させた国民意識のほうが問題になる
国民が望むので、当局が規制するよりも、
もっと厳しいラインでBPOなどの民間によって、自主的に表現が禁止になるわけだね
そっちのほうが問題だな
>>7
そういう現場って要するに
『総グロス先のスタジオが実質的な元請け』で、
『某大手制作』のところは、制作としてクレジットされていても、
立場的には製作側なんだよね。
なので監督やキャラデザなどのスタッフも、総グロスのほうのスタジオが元請けという意識だし
なんならそのグロス先のスタジオのほうがスタッフを選任しているケースも多いので
実際に作品を監督する上では、それほど違いは無い。
もちろん話を通さなきゃいけない上が増えるぶん身重にはなるけどね。
10:名も無き被検体774号+
24/02/22 01:21:04.11 CMXtj0Qn0.net
>>9
なるほど
総グロスの時に「実質的な元請け」という言葉は自分も何気なく使ってたんですが
プロ目線で見てもズレてないようでホッとしましたw
11:名も無き被検体774号+
24/02/22 10:57:32.97 5+YU1AtY0.net
URLリンク(twitter.com)
こちらのツイートにある、コンテ200万、完全拘束月150万
という単価は実現性の無い金額であり
実現性がないからこそ「強く言わせてもらうよ!」的なニュアンスのツイートになっているのだと、思うのですが
実現性があるか否かはともかく
現場の声、現職の監督の考えとして、それくらい貰うのは妥当だろ
と思いますか?
(deleted an unsolicited ad)
12:1 ◆hEpdoZ.tHU
24/02/22 13:18:46.66 0pfBDkmg0.net
>>10
弱小制作会社に元請けを依頼したい場合、
そうやって名義だけ大手元請けにすることで
原作側や視聴者側を騙すことが出来るってことだね。
間に挟まってる大手元請けとしては
ほとんど何もせずピンハネした上前で儲かるので、
トムスとかは現場のライン数を減らしてどんどんこのOEM方式に切り替えようとしてる
>>11
そりゃ貰えるんだったらいっぱい貰いたいが、
御大のコンテ200万拘束150万ってのは
『5000兆円欲しい』と同じレベルの妄言、もしくはイキリの類いだと思うぜ
たとえば相手が宮崎駿や新海誠レベルなら、実際そのくらいの値段を払う価値もあるだろうが
渡部御大を含め、一般的なそこらのアニメ監督レベルであれば、
高く見積もってもせいぜいコンテ50万・拘束50万くらいが上限で十分。
実際はそれよりもちょっと安い30~40万円くらいで依頼されているのが相場だと思うが
それで妥当なところだと思う。
割に合わないと思うなら引き受けなければ良い仕事なので
その値段で発注・受注が回っているということは、双方妥当だと思う値段が一般的にそこということ。
この手の発言は新井淳さんとかもよくなさっているが
値段をつり上げれば需要が減るという根本的な部分を考えてなさ過ぎだと思う
仕事量やその難易度、特殊性に対して妥当なお値段で受けるべきであって
必要以上にコストが上がれば、業界全体を衰退させる
アニメの仕事はハードワークであり作業量は膨大ではあるものの
インフラなど社会にとって必須な産業ではないし、
危険手当や緊急手当などが出る職業でもない。あくまで余暇に楽しむサービス提供産業でしかない。
そこは弁えておいたほうが良いと思うわ。
13:名も無き被検体774号+
24/02/22 15:30:28.51 CMXtj0Qn0.net
>>12
なるほど
今季のシンエイがスタジオアドと共同で制作したり
その前はシナジー(これは子会社だけど)と組んでたのもそういう事ですかね
14:名も無き被検体774号+
24/02/22 22:12:57.11 EYfgBAZJ0.net
監督はSNSでの批判的な感想を含む投稿をどのように捉えていますか?
昨今、SNSでは不特定多数の人が見る場であるため、批判的な感想は控えるべきという風潮が強まっているように感じます
15:1
24/02/23 01:40:00.69 VaSysZkF0.net
>>14
仰る風潮は確かにあって、
批判と誹謗中傷を判断するのが難しいのは実際にあると思うし、
作品を楽しんでる人に冷や水を浴びせるようなことをするな、という意見も一理あると思う。
とは言う物の、批判を含む『悪口』を言うという行為自体は
人間の本能に埋め込まれてる衝動だと思うので
完全に絶滅することはあるまい
その批判の質、ただの誹謗中傷なのか、きちっとした批評なのかというのは大事だと思うが
ユーザー層的に、SNSで足掻いてもしょうがない部分がある
まともな感想を書ける人はもうとっくにSNSではなくnoteなどで書いてるイメージもあって
あくまでSNSは便所の落書きに過ぎないからなぁ
16:名も無き被検体774号+
24/02/23 11:21:30.10 AEsnzq700.net
>>12
単価拘束に関して、質問したものです。
やはり、あのツイートは、大げさな物言いなんですね。
自分も読んでいて、単価200/完全拘束150はさすがにちょっと…と思っていました
ドル高になる前の、ピクサーのアニメーターの平均年収が1000万前後と聞いていたから、今のレートだと1ドル150円換算で1500万
それに対し、ツイートの単価で完全拘束×12カ月だと考えると、単純計算で年収が1800万円、これは現実的じゃないよな?
と疑心の目を向けていました。
回答いただいて、すっきりしました。
ありがとうございます。
また、同じ方のツイートで気になった事があるので、こちらもうかがいたいです。
実際に現場によっては、演出家が機能してない。
もしくは、不要になりつつあると感じるといとの事ですが、実際はどうなのでしょうか。
ツイートのツリーの中で
「実際、演出不在の現場を体験していますが制作デスク、作画監督でなんとかしました。
知人で制作進行が演出を兼任した例もあります。」
という、文がありましたが、その後のやり取りの流れとしては
「演出の在り方が変わりつつあるし、正直何でも屋が必要」
という着地になっていました。
踏まえて伺いたいのですが。
実際の現場では、演出に代わる何でも屋が誕生しつつあるのでしょうか。
また、演出家がなくなるとまで言わずとも、その役目は変わりつつあるのでしょうか。
URLリンク(twitter.com)
(deleted an unsolicited ad)
17:名も無き被検体774号+
24/02/23 18:15:04.54 /oGOrADF0.net
アニメ業界、監督もスタッフも全員が素人だらけで回す制作現場が続出の背景
URLリンク(biz-journal.jp)
この記事読んで「全員素人」は少し大袈裟なのでは?と知ったかぶりのアニヲタ的に思ったんですが
とはいえ作監を二原メインの若手に任せたり海外動仕に投げられてるケースも結構見るので
多少は実態を反映してる気もします
監督の実感としてはどうでしょうか?
18:1
24/02/24 13:58:19.08 KdtDnnJR0.net
>>16
そもそも単価などの話題で具体的な金額の話が出る場合って
『誰が見ても異常なほど安くておかしい!』という抗議か、
『俺はこのくらい貰ってますけど?』というイキリ・自慢、
あとは今回の渡部御大みたいな『5000兆円貰ってたら遊んで暮らせるのになぁ~』みたいな妄想の話が多くて
極端に安いか高いかの金額が出てくるものなのよ。
むしろ、現実的な金額とか、実際に貰ってる金額については
いろいろな意味でセンシティブな話題になるし、
お客さん(一般視聴者)に見えないところで交渉しなきゃいけない話になるので、
公のSNSで具体的に公開する人はほぼ居ないと思う。
俺自身もこのスレでは、実際の金額に近いところを赤裸々に語ってるつもりではあるんだが
実名アカウントのSNSでは当然言えない。
なので、金額に関しての話は、
SNSやネットの情報は『玉石混交』ですらなく、『魑魅魍魎』といった感じなので
本当のところを知りたければ、業界の知り合いにコッソリ裏で聞くしかないね。
さて、演出家が機能しないという話に関して。
ツリー内でも「演出の在り方が変わりつつあるし、正直何でも屋が必要」
という結論に着地したとまとめるなら、
そもそも、演出って、もとから「何でも屋」だと思うんだよね。
演出家の所掌範囲は広くて、関連する技術・セクション全ての知識を持ってないといけないし、
そうでないと拙い部分や綻びそうな部分を的確に発見してサポートすることも出来ない。
演出家が「何も出来ない屋」だったら、ろくなアニメは完成しないだろうし、
誰もそんな人の指示には従ってくれないだろう。
渡部御大の仰る「理想の演出家」は、ただ後方からイメージを言うだけであとは現場が頑張ってくれるという立場のことで、
そのために具体的・技術的な指示を入れることを「制作の助手になっている」と卑下しているわけだよ。
でも俺に言わせれば、いやいや、それが出来てこそが演出家でしょう、と思う。
御大、だいぶお年を召されて、特に奥さん共々体調崩されてた時期があってから
それ以降のお仕事が、いくらなんでも粗雑過ぎるんだよね。
それに対して現場側からは苦情が殺到するようになってしまっているという状況がある。
ご年齢の問題なのか、健康・体調上集中力が続かないのか、
経済的に困っていて粗製濫造するしかない状況なのかはわからないけれども…。
とにかく、殺到する苦情に対して、
御大としては、自分の雑な指示や仕事ぶりを正当化したいので、
「細かい指示や制作サポートは演出家の仕事じゃねぇ!」と反論している……
まあ要するにポジショントークってやつなんだよね、これ。
19:1
24/02/24 14:08:45.28 KdtDnnJR0.net
>>16
今回の御大の発言がちょうど良いサンプルになると思うんだが
実際は
「本人の仕事ぶりが雑で、周りから苦情を言われている」という状況でも、
SNS上の書き込みでは、むしろ自分が正義の側で、
悪化する業界の状況を憂いているかのような書きぶりが出来てしまうということなんですよ。
かように、
SNS上で声を大にして「近頃の業界はこういうところが弛んでてイカン!」
みたいなことを言うてる奴らほど、
実際の現場ではそいつ本人がトラブルメーカーだったり、現場のお荷物と化してたりするケースがよくあるんだわ。
たとえば、
「若手の作画マンの教育をもっとしっかりすべき!!」とTwitterで豪語してる某氏
実態は、ド新人の女の子に飲み会でヨイショされたいがために
俺が弟子にするとスタジオに引き込んだものの、
数ヶ月も経たずにヨイショが足らないと放置して見捨てていってスタジオ内で問題になったりした
その後も元気に、新人教育がどうのと
Twitterでは持論を開陳なされてはフォロワーにチヤホヤされているが
実際の顛末を見てた関係者からは失笑を買っている。
もちろん全員が全員そうだとは言わないけれども、
業界を憂いてるやつらの書き込みは、いちど眉に唾を付けて読んだ方がいいよ
20:1
24/02/24 14:37:36.29 KdtDnnJR0.net
>>17
これも『ポジショントーク』、
立場にかなり偏りのある人たちのインタビュー記事であることを前提に読まないといけない。
若手主体の現場が存在することや、
アニメの経験の薄いスタッフを起用したり、海外の外注に丸投げしたりすることなど、
それぞれの事案は実際に起きていることだし、
その原因が人材不足にあるという件については事実なので、
この記事で書かれている『事実』についは間違いは無い。
ただし、それに対する視点というか、感じ方についてはかなり悪意があって、
そこにこのインタビューを回答している「NAFCA」のポジションが影響しているというわけ。
この『NAFCA』、設立メンバーの顔ぶれを見たらわかると思うんだが、
全員ジジババの大ベテラン勢なわけよ。
この人達の理想とする業界像は、若手はベテランの手先となって長期間修行に励んでもらい、
古典的なやり方や上下関係に組み込まれるべき、という、
非常に保守的・懐古的なやり方を推進したい人達なのよ。
このスレでも検定の内容が発表された時にも話題にしたが、
現状どんどん廃れつつある『紙動画』を検定で必須にするなど、
時代に逆行しようとしている団体なんだよね。
そんなベテラン勢からしてみると、
経験の薄い若手がチャンスを掴んでいたり、
アニメ業界で(ベテラン勢の思う)正当な修行を積んでないアウトローが起用されたりしていることは
苦々しく思ってるわけ。
なので、そんな若手を見つけると「あいつら素人だから」とこき下ろすんだよね。
NAFCAのインタビューは最後に
「50、60代のアニメーターや演出のベテランをうまく活用して……」と結んでいるわけだけど、
それこそがNAFCAという団体の一番言いたいこと、本質を表していると思う。
思い返せば設立時の記者会見などでも、
若手の労働問題などについてのサポートは「相談に乗ることはできるが……」みたいな歯切れの悪い対応だったでしょ。
ベテランのための組織だから、ハナから若手のために何かする団体ではないし、
むしろベテランに従わない若手の排斥が目的の圧力団体だからだと考えるとしっくりくるスタンスだと思う。
当時は、まるで若手の労働問題を支援する団体かのように報じられていたけど、
完全に誤解だったわけだね。
業界関係者にインタビューといっても、このように回答者の立場次第で見え方がぜんぜん変わってくるので、
本当に気を付けた方がいいよ。
21:1 ◆hEpdoZ.tHU
24/02/24 17:28:31.23 KdtDnnJR0.net
ついでだから言っとくけど
「現場が素人だらけで、ちゃんとした教育を受けてないスタッフが多い」と言って問題視していることは
裏を返せば、「若手がチャンスを得やすくなり、新人が薄給の修行期間を延々耐えなければならなかった状況が改善した」とも言えるわけ。
これってアニメの制作本数の増加とかの業界内の要因だけではなく、
世の中全体が若者不足になって、業界問わず若手の取り合いになっていることや、
SNSで同世代同士が情報交換しやすくなっていること、
転職サービスなども充実して転職が容易になっていることもあるし、
クリエイター職に関しては、skebやfanbox、youtubeやクラウドワークス等々
様々な形で作品や活動をマネタイズしたり、個人で収益を得る方法も生まれている中で、
世の中全体の流れとして、「極貧生活に耐え、年単位で丁稚奉公しろ」というのは時代に合わなくなっていると思う。
なので、経験の浅いスタッフであっても
才能を認められて抜擢されるケースは今後さらに増えていく。
それを『素人集団』と冷笑して不安を煽り、
デジタル化に逆行して紙の(枯れた)技術の習得を促すというのは、ちょっと俺はどうかと思うんだよね。
実際俺の身の回りでキャラデザ・総作監になっている知り合いにも、
何人もTwitterから飛び込んできて上り詰めていった人達が居るので。
その人らも最初は『素人集団』の一味だったわけだからさ。
で、まあそうは思っても
実際の業界人としては、NAFCAのメンバーに名を連ねてるような重鎮達に
面と向かって反論するのは難しいという現実があるんだよ。
Janicaの時も言われてた問題だけど、どうしてもこういう組合活動・政治活動に精を出す連中ってのは
もとから発言力のある重鎮ばっかりなんだよね。
なので、世間には業界の問題や改善策について、間違った認識のまま伝えてしまったりすることがある。
今回の>>17の記事も、
NAFCAという一団体の見方が、そのまままとめブログなどで拡散されている現状があるし、
それを現場の若手が「一方的な見方ですよ」と反論することも出来ない状況が非常に歯がゆい。
せめてこのスレを見ている人達には、多角的な情報から判断して欲しいので書かせて貰うが…。
22:名も無き被検体774号+
24/02/24 19:59:10.39 4KKtcPir0.net
>>21
経験の浅いスタッフであっても
才能を認められて抜擢されるケースは今後さらに増えていく。
それを『素人集団』と冷笑して不安を煽るのはどうかと思う。
インディー発の人間が、活躍できる場所ができているのは素晴らしい事ですね。
少し気になったのが、talkスレで出ていた話題の中に「自主製作アニメの人間が演出をする場合もあるが、本当に人手がない底辺現場に限られるよ」
という、下りがあったと記憶しています。
自主製作の人が活躍する事と、Twitterから飛び込みで活躍する事は、ほぼ同義の様に思うのですが
これに関しては、アニメーターいわゆる作画を軸にした場合に限り、奨励するよというスタンスでしょうか?
>>18のレスで、演出家は元来「何でも屋」であり、あらゆるセクションの知識を持っておくべき
具体的な指示を出せなければならないという、趣旨の話が出てきましたが
演出というセクションに関しては、やはり素人同然と揶揄される方や、Twitter発の方が介入するべき部分では無いのでしょうか?
監督さんはTwitterやインディーの方が、入る事に関しては、比較的好意的に受け止めれいるように見えるのですが、
演出家とアニメータによって、どういった違いがあるのか、伺いたいです。
23:名も無き被検体774号+
24/02/24 20:42:29.07 IIF5/uKN0.net
>>20
そもそもこの手の記事は媒体や筆者のアニメ業界への無理解が多いのでそこをまず警戒しながら読んでましたが
インタビューに回答してる側のポジショントークも気にしろというのは見落としてがちな視点だと思いました(個人的にはNAFCAの検定の件は少し疑問は持ってましたが)
検定を主張してるNAFCAほどではないにしろJAniCAもベテランを若手アニメーター教育に活用しろという考えだと思いますが
1監督からするとそこの時点で疑問があるんですかね?
24:名も無き被検体774号+
24/02/24 20:51:14.32 IIF5/uKN0.net
>>21
>>17で二原メインの若手云々と書きましたが
経験の浅いスタッフを素人集団と冷笑する事の危惧と言われて
実は作監任せたくなるくらいの才能という可能性もあるのかなと反省しました
25:名も無き被検体774号+
24/02/25 04:13:53.58 qNBn+Yq80.net
どうしても外野からはTwitterで見る意見が目に入りがちなだけに、監督がより多面的な見方を提供してくれてありがたい
メチャクチャな現場が色々あったり業界全体がアレなのは事実だけども、だからと言って今を憂いて「昔は良かった」論をやるのは残念ながら老害でしかなく…
動画経験してる人が「動画で下積みしてないから原画が動画のこと考えずに書いてきてウチらが皺寄せ被るから困る」と愚痴ってるのも見かけるが、それで優れた才能が下積みに耐えられず筆を折ったりしたら本末転倒
いろんなセクションがありほぼフリーランスで村社会な分、良くも悪くも現在の業界認識が十人十色な印象がある
26:1
24/02/25 13:41:00.37 XkBQkICT0.net
>>22
演出はアニメーターと違って
作画、仕上げ、美術、撮影、制作とそれぞれのセクションの役割や仕事の流れ、
素材構成のルールなどを最低限把握していないといけない。
何故かというと、商業アニメの場合、
ひとつの画面を作るために、いろんなセクションに仕事を割り振って
二人羽織、三人羽織して、全員の合計値で狙った状態にする必要があるので
やりたいことがあっても、それを誰にどこまでを頼んで実現するのか、
仕事の振り分けをするのが演出家の仕事になってくる。
そういうコーディネーター、コンサルタントとしての役割を果たさないといけない都合、
知識面で「素人同然」だと困るわけだね。
talkスレで言った「自主製作アニメの人間が演出をする場合もある」件だけど
商業アニメの縦割りセクションのそれぞれの役割と、指示の出し方などを把握してないといけないので、
自主制作や個人制作ではアニメを作れるとしても、商業アニメの演出家が出来るかはまた別の話になってくる。
なのでこれも実際にある話なんだけど、
個人作家の方が商業の現場でMVなどを作ることになった場合、
個人作家の方がクリエイティブ面のディレクターではあるんだが
その下で商業チームとの橋渡しをするために、あえて商業の演出家を挟んだりすることもある。
で、アニメーターに関してもそうなんだが
実際に知識ゼロの素人さんが現場に来てしまうと、
いろいろ他のスタッフに迷惑を掛けてたいへんなことになるというのはアニメーターでも同じで、
それ自体が褒められた話じゃないのは俺も同意見ではあるのよ。
だからといって、所定の研修を修めないといけないとか、業界で何年修行しないといけないとか、
そういう閉鎖的な方向で業界改善ってのは、
現実的にこれからの社会では難しいと思っているのよね。
むしろ若い・インディー出身の人も含め、在野の才能をどれだけハードル低く活用できるかが
今後重要になってくると思うし、
その上で一定の割合で迷惑を掛けてくる素人さんが紛れ込んでくるのは
ある程度業界が許容しなきゃ行けないリスクや手間なんだと思って諦めるべきだというのが俺のスタンス。
27:名も無き被検体774号+
24/02/25 16:43:55.59 enmtMJ4O0.net
昨今のアニメ業界の総作監や作監を大量に投入する人海戦術が
一部のベテラン達が不満を溜め込む大きな原因なんじゃないか
という気が個人的にはしてます、人海戦術してるから素人も紛れ込みやすいというか
検定を設けるのもそれによって人海戦術的な制作手法に歯止めを掛けたいのかなと
1監督はどう思われますか?
28:名も無き被検体774号+
24/02/25 21:46:42.77 th6ZQMzZ0.net
NAFCAの提言が1監督が昨日懸念してたような内容に感じました…
29:名も無き被検体774号+
24/02/27 16:16:42.88 NMaw+IcN0.net
曖昧で変な質問かもしれませんが
アニメ監督やってたら、主人公以外の脇役キャラで
意外な人気の出るキャラとか、直感的に気付いたりするもんですか?
30:1
24/02/27 16:53:43.54 os8oompP0.net
>>23
「ベテランを若手アニメーター教育に活用しろという考え」自体は問題無いというか、
むしろ当然の考え方ではあるので、それ自体に疑問があるわけじゃないよ。
誤解されないようあらためて言っておくと、
NAFCAの提言や活動内容自体が間違いだとか、問題があるというわけではないのよ
彼らの立場からしてみれば非常に理屈の通った話をしていると思うしね。
ただ、アニメ業界のなかでも立場はいろいろあって、
技量もコネもあるベテランと、本当に弱い立場の新人たちでは、
それぞれ理想のアニメ業界の形が違う部分がある。
どちらも業界外からみれば「アニメ業界の問題」と思ってしまって区別がつかない部分だと思うんだが、
業界問題は語る人のポジション次第で変わる部分があるよということだけ伝えておきたい感じだね。
>>24
そう、その可能性もある。
若かろうが、業界経験の浅い人が作ろうが、
クオリティの高いアニメが出来上がればいいだけの話で、本来誰が作ったって一緒なのよ。
>>25
もちろん、実際に「素人が紛れ込んで落書き上げてきて、演出や作監がシワ寄せを被る」被害は多数出てるところではある。
しかしその対策として、『規格から外れた人材の排斥』が進むのも俺は良くないと思ってるので、
そこは慎重に考えた方がいいだろうな。
31:1
24/02/27 17:00:37.21 os8oompP0.net
>>27
人海戦術に歯止めを掛けるために検定を実施って方法論、ちょっと考えてみて欲しいんだが
たとえば私立学校が自校の偏差値を上げるために
入試の合格点を高く設定する、みたいな状態だと思うんだが
そうすると、そもそも入学する人が大幅に減って、学校の経営自体が成り立たなくなるでしょ
アニメーターも同じで、現実にそぐわないハードルを課したところで
アニメ自体が放送できなくなれば、新人はおろかその作品に入っていたベテランだって給料がゼロになる
いまの言説は、そのリスクについて考えてなさ過ぎるのが気になってるのよ
今はアニメバブルとも言われるくらい、本数も多いし海外セールスも好調なせいで
自分の仕事が無くなって会社が潰れまくるなんて誰も想像せず
給料上げろだのスタッフのハードル上げろだのと好き放題言ってるが
長期的に見ればアニメの制作コストが高騰して
結果的にアニメ関連の会社の経営が立ちゆかなくなる未来に繋がるのではと強く危惧している
それを考えるのは現場でなく経営側だという理屈なのかもしれないが
労働組合が強すぎたせいで潰れかかった大企業や業界って、外を見れば枚挙に暇がないでしょ
32:名も無き被検体774号+
24/02/27 17:31:58.75 D5GZinJ40.net
>>30
なるほど、アニメ業界の人々が考えてる理想の姿がそれぞれ違うというのは
あまり深く考えてなかったです
>>31
ベテランアニメーターの少なくない方々が本数を減らせというツイートしてますが
収入減のリスクを受け入れてるかどうかは怪しいかな?というか
本数を減らして尚且つ単価や拘束は現状維持かもしくは上げろという人が多い気がします
NAFCAの提言に制作本数の規制が入ってるのも気になりました
33:名も無き被検体774号+
24/02/27 23:43:19.59 w48n7PR30.net
NAFCAの本数制限が実現する可能性ってありますか?
34:名も無き被検体774号+
24/02/28 12:59:25.29 Ad0EezRYM.net
監督まで登り詰めると年齢的にも新しく何かを取り入れにくくなってくるかと思いますが、作品作りごとに新たな挑戦的な演出や今までやってこなかった技法や手法の組み合わせを試してみたりはしますか?
ある程度仕事に慣れるとなあなあになってくる面はありますが、そこで満足して自前の技術を使い回すだけだと成長も頭打ちになりがちで、アニメ監督だと下手な試みでやらかすと原作モノは原作者に迷惑かかるので試しにくい環境でしょうか?
35:1
24/02/28 14:03:42.59 LvBnTbbR0.net
>>28
このスレで話題にしたのとほぼ同時にこのパブコメが出てきたのは偶然とはいえ面白いよね
仰るとおり、内容を見ると、かなり偏った、ベテラン保守層の立場から書かれた提言といった印象で、
「新人育成に力を入れよ」という大枠の主張自体は正しいと思うのだが、
具体的な提言の部分では問題の多い主張が並んでる。
たとえば育成モデルとして「塾等教育機関の開設補助」という項目があって、
これは東映アカデミー、あるいはササユリ動画研修所みたいなものを想定しているのかなとは思うのだが……
本当の問題は、『なぜ専門学校がこの役割を担えていないのか』のはずなのよ
アニメ学科のある専門学校はすでに全国に山ほどあるのに、
それを無視して新しく私設の学校を作るから補助金を出せというのは理にかなってないと思う。
事実何度も指摘している通り、現状の専門学校(代アニなどの各種学校含む)は教育機関としての役割をほとんど果たせて居らず
より業界に近いところであらためてアニメーター教育する塾が必要なのはその通りなのだが、
だからといって民間が勝手に私設塾を乱立させるのは、結果的にむしろ教育の質を悪化させかねない
それ以前に、なぜ専門学校がこれほど役に立ってないかの分析も必要だろう。
上記の問題は俺だけが言ってるわけではなく、
NAFCA自身がこのパブコメ内でも4-1段で「専門学校のレベルが低く現場での再教育が必要」と書いている通り。
しかし、専門学校が何故レベルが低いのかの指摘や反省は提言内に無い。
そこの追求なしに、専門学校はレベルが低いのに、「民間の私設作画塾であれば現場レベルの教育が出来る」と言い切るのは難しいと思う。
かように、問題の本質から目を背けながら、
その一方で「行政によるIP配分」だの「行政による本数制限」だのといった、
自ら業界の手足を国に縛らせるような提言をするというのは、かなりの危険思想だし、浅慮だなぁと思う。
36:1
24/02/28 14:32:58.78 LvBnTbbR0.net
>>32,33
もう既に話題になっている『本数制限』に関してだけど
実現の可能性は低いと思うし、ただの自殺行為なのでやるべきでもない、というのが俺の考え。
単純に考えて欲しいんだが、
アニメの本数を規制するということは、
つまり国によって許可されなければアニメの制作を禁じるということでしょ。
アニメ化したら絶対にヒットするって思ってる原作があっても、
『国の基準に満たないのでアニメ制作を禁じます』と言われたらアニメを作ることすら許されなくなるし
頑張って今アニメを作ってるスタジオも、
『おたくは国の選定から外れたので失職してください』って言われれば明日から路頭に迷うことになる。
いったい誰がどんな基準で「作って良いアニメと悪いアニメ」を決めるつもりなのかわからないが、
アニメ制作を許可するやつらに賄賂を送らないとアニメ制作させてもらえない世の中にしたいってことなのだろうか。
『技術力が低下しているので本数制限しろ』という主張って、
裏を返せば、本数制限して業界で働く人数を絞ることで、
自動的に技術力の低い連中が生き残れなくなって失職・廃業するので、
業界全体の平均レベルは上がりますね、という考え方でしょ
そんな『弱い奴を殺して、上手い奴だけでレベル維持しましょう』みたいな自分勝手で乱暴な考え方、本当にゾッとするし
それを主張してるNAFCAの奴らは「俺たちは切られない側だから安心~♪」って思ってるんだろうなってのが透けて見えるから腹が立つよね。
本数制限を要求したり、若手や新規の参入にハードルを設けるを言うのならば、
逆にNAFCAの人達も、
『デジタル作画の検定を合格しなければアニメの仕事しちゃいけません。明日から失職してください』とか、
『あなたの絵柄は古くてクールジャパン政策に合わないから、もうアニメーターやっちゃ駄目です』とかって国に言われたら
はい喜んでとそれを受けて仕事を放棄する覚悟が必要だと思う
そのつもりも無いのにこんな暴力的な主張をするというのは腹落ちしかねるよね。
俺自身の考え方としては、
契約や報酬体系の透明化など、より業界がクリーンになる方向の規制や働きかけはあっても良いと思うが、
人材登用も含めた制作活動そのものに規制という形の枠を嵌めるのは百害あって一利なしと思う。
37:1
24/02/28 14:51:05.66 LvBnTbbR0.net
>>29
直感的に気付く…と聞かれるとそういう感じは無いかなぁ
このキャラ、脇役だけど魅力的だよねって思いながら作ることはあるけど
人気が出るかどうかなんて、放送されてみないとわかんないね。
>>34
そもそも上り詰めるとって言うけど
最初に言った通り、俺、業界的にはまだ若手なほうなのよ
自分で言うのもあれだけど、若いタイミングで抜擢監督にしてもらって、以降運良く続いてるって感じなので。
なので、技法についても正直まだまだ模索中で、1作品ごとに新しい発見がある。
技法について言うと
やらかして迷惑かかるほど攻めたことは、
やろうとするとプロデューサー陣からストップがかかるから、
監督の暴走はある程度そこで制御が効く部分もある
実際に俺も、かなり攻めた表現をやろうとして、プロデューサー陣から止められた経験は何度かあるが
最終的にはそれでよかったと納得してる
38:名も無き被検体774号+
24/02/28 18:00:19.78 sR7D4lId0.net
NAFCAパブコメに関して、監督に聞くのはお門違いな事実確認も含まるので分かる範囲でお願いします。
1. 導入部分にある「世界のアニメ市場で日本アニメが占める割合は6割と言われており」って本当ですか?
文のつながりからして直前のアニメ産業レポート2023がソースなようにも、そうでないようにも読めるのでぐぐってみたのですが、
2004年前後の経済産業省や内閣府あたりの調査が大元でそれがずっと引用され続けているような印象でした。
2. 製作委員会不参加でもスタジオがIPの3割を持つようにすべきの部分
「製作委員会と制作会社の関係では、制作されたアニメは職務著作にあたらないと考えられる」
あたりの主張が制作費を払って成果物と権利は全部買い取ってる現状と合ってないですよね。
製作委員会は任意団体なので労務出資の形はとれるけどそれとも違うみたいですし。
あとは少し上でも出てたOEM方式で大手スタジオが間に入って実制作は下請けが増えるだけという単純な懸念もありそうです。
3. 本数制限について
前提として今のアニメ制作業界って公金はほとんど入ってないという認識でいいんですよね。
市場原理を素朴にあてはめると需要過多だと単価が上がるし(これは徐々に起こりつつある?)、
質の悪いスタジオは競争に負けていくと思うのですが、それがうまくいかない原因は何でしょうか?
4. クールジャパン関連の意見募集に応じてという体裁をとっていますが、
業界内への、あるいは関心あるアニメファンへの影響力って大きそうですか?
39:名も無き被検体774号+
24/02/28 18:50:44.92 nzX++H0l0.net
アニメの持っていた、アングラ感について伺いたいです。
ここ最近のアニメは、嬉しい事に以前より多くの方に、受け入れられるようになり
金曜ロードショーで一話目を上映した、フリーレンや、鬼滅の刃の大ヒット
をはじめとして、オタクに向けたコンテンツという枠を、出て世界中の方が楽しむコンテンツになっている様に思います。
アニメって10年程度前まで、閉じたコンテンツの印象が強かったのですが
最近ではそういった印象を全く受けませんし、エロゲー原作のフェイトですら、アニメファン以外の方が知っている状況です。
(個人的なエピソードで申し訳ないですが60代前半の両親が、作品名とキャラのビジュを認知していました)
そこで伺いたいのですが、以前のアニメにあったアングラ感は、何故無くなってしまったのでしょうか。
アニメはオタクのものだ!
と声を上げたいわけではないのですが、いつどの様な事がきっかけで、一般層に浸透する様になったのか
業界内での定説や、監督さんの持論等を伺いたいです。
40:名も無き被検体774号+
24/02/28 19:18:50.38 zqP9H9rQ0.net
>>37
ここでいうプロデューサー陣ってラインP?メーカーP?両方でしょうか?
そういうのってコンテを見て判断してるんですかね?
41:名も無き被検体774号+
24/02/28 20:46:27.18 D8EwmBAoH.net
もしもNAFTAの提言が採用された場合
ジジババ臭いアニメが垂れ流されるということで正しいということでしょうか?
42:名も無き被検体774号+
24/02/28 21:55:30.37 X9fkIvKc0.net
>>35
既存の専門学校が役立たず(と言い切るのも少し違うと思うけど)としても
新しい学校を作れば上手く行くというのは浅慮だなと自分も思います
>>36
個人的に思ったのは基本的に自由主義経済で動いてる中で制作本数に国の側で規制を設けるというのは
よっぽどの理由がない限り成立しないのではないかと思うし、現状はそうではないので国も動かないのではないかと。
43:1 ◆hEpdoZ.tHU
24/02/29 02:38:22.28 u6NL0llF0GARLIC.net
>>38
>日本アニメが占める割合
のソースはちょっと俺も判らないな。
>職務著作にあたらない
俺もあなたと同様、違うんじゃないかなぁと思う。
『著作権は本来手を動かした者に生まれる権利』
という理屈を尊重するとして、
それこそ実際に手を動かしているアニメーターや監督などクリエイター個人単位の権利の拡充があり得るとしても、
制作会社はあくまでそれを仲介している立場に過ぎず、無条件で権利拡充というのは理屈が通らない気がする。
また、委員会と制作会社の関係性というのは、
金銭的リスクを負うのは委員会だけであり、制作会社はリスクを負わなくて良いという持ちつ持たれつの関係がベースにあるわけで。
仮に制作会社が権利を強く主張するのであれば、相応のリスクも負ってくれ、という話に当然なるだろう
「出資は出来ない、リスクも負わない、だけど儲け話だけは乗っからせてくれ」―というのはいくらなんでも筋が通らない気がする。
この段(4-2 行政主導によるアニメIPの配分制度/本数制限の導入)で書かれてる主張、
隅々までトンデモで酷い…。 誰が書いたんだろうか…。
本数制限についてだけど
文化庁、文科省それぞれが教育目的の映画などに助成を行ってる例はあるけど、
まあ普通のエンタメ作品には公金は一切入ってないという認識で良いと思うよ。
で、仰るとおり、「需要過多だと単価が上がる」現象は既に起きていて、
10年前と比べても制作費は倍近く値上がりしている
そして、「質の悪いスタジオは自然淘汰される」のもまたその通りで、
うまくいってないわけではなく、普通に自然淘汰が進んでいるとみて良いと思う。
新しいスタジオがポコポコ出来るように見える裏で、
ひっそりと「最近聞かないな」というスタジオが事業を畳んでたりするのよ。
アニメ会社が潰れるときって、よっぽど負債があったとか、放送中の作品があったとかで派手にクラッシュすれば話題になるけど
まあ普通は中小企業がひっそり精算して畳むだけなので、潰れてることすら誰も気付かないだけだと思われる。
今はまさにその新陳代謝が進んでいる状況のまっただ中であり、
国による規制によって業界の状況を固定しようというNAFCAの主張はその点でも実態と合わないと俺は思う。
業界内やファンへの影響力だけど、
これはちょっとわからないな。
業界内としては、NAFCAの話題が直接業界内で持ち上がることはまず無くて、一部の活動家がやってること、という認識だと思うので、
今回のパブコメもたいした影響はない気がする。
一方、ファンに対しても、特段話題になってる様子は無いように見えるが…。
ただこれを根拠に、誰か政治家が動き出したりしてしまうとかなり面倒なことになるかもしれないね。
なので変なこと言ってる部分への反論は取りまとめておかないとマズいかもしれない。
44:1
24/03/01 02:50:17.57 Ha1npm3F0.net
>>39
俺自身は世代的にちょうどその転換点に青春を過ごしたので、小学生時代からオタク友達居たし、
それほどアングラな迫害されてる文化って感じは無かったんだよなー。
一般人もだいたい漫画は好きなわけだし、その延長上の表現としては実写化とかよりもアニメ化って形のほうがすごく自然だと思うので、
そもそも一時的にオタク文化がアングラ・マニアックなサブカル扱いされていた時代のほうが俺からすると不思議なくらいだな。
あとは、
・実写映画業界がテレビドラマ業界に破壊されて勝手に競争力を失った
・そのテレビドラマ業界はタレント事務所と癒着が激しくて、魅力的なコンテンツを作るという本分を見失って自滅した
・ゲーム業界は、世界トレンドについていけず、マルチプラットフォーム化やそれに伴うゲームエンジン共通化の流れに乗り遅れ自滅した
等々、アニメのライバルになりそうな近隣の界隈が
どんどん自爆していったり、海外に殺されたりして勝手に退場していった結果
海外にライバルのいなかったアニメだけが生き残ってるというのもありそう。
もっと広い視点でのオタクカルチャーの隆盛みたいなのは、申し訳ないんだが俺個人としては理由はぜんぜん判らないので
風俗研究者や社会文化学者の皆様に分析をお譲りするわ。
45:1
24/03/01 02:59:49.45 Ha1npm3F0.net
>>40
ここではラインPとメーカーP両方を指したかったのであえて「プロデューサー陣」って言葉を使った
コンテも当然彼らが見るよ
>>41
というよりは、
『アニメの制作を許可する人』の気分と好み次第ということになるね。
国が許可したアニメしか作れないなら、
いまの中国みたいに、国や政権与党を批判する内容は当然不許可になるようになるし、
攻めた表現や、好みが分かれる内容なども公序良俗に反するので不許可になるので
「ジジババ臭い」で済めば良いが、もっと酷いことになると思うぜ。
46:1 ◆hEpdoZ.tHU
24/03/01 03:14:04.28 Ha1npm3F0.net
>>42
>新しい学校を作れば上手く行くというのは浅慮
今のNAFCAはまず検定を専門学校に導入して貰おうとしているので
今回のパブコメで、一応最低限の批判はしているが、
そこれ以上踏み込んでは専門学校の闇を批判する気が無いんだろうね。
立場はわかるが不誠実だよなぁ。
>基本的に自由主義経済~よっぽどの理由がない限り成立しないのではないか
これはもうまさにその通りだと思う。
そもそも国や公的機関が何かを規制する、ということ自体、本来はタブーであって
規制しなければ安全性の問題が出るとか、資源が枯渇するとか、そういうのっぴきならない事情があって初めて規制するコンセンサスが得られるものなんよ。
それを
『作画が悪くなるから…』みたいなどーーーでもいい理由で、
『表現の自由』という、先人達が血を流しながら獲得してきた権利を国に規制させるって、ほんとどうかしてると思う。
ちょっと考えただけでも頭おかしい主張なのに、
何がヤバイって、このトンデモぶりを本人達は気付いて無さそうなんだよなぁ…。
このパブコメの笑いどころとして
『業界が自主的にやろうとしたら独占禁止法に抵触するので』って自分で気付いてるくせに
独占禁止法が何を守るための法律なのか1ミリも理解できてないところだよね
「アカン、独占禁止法に抵触してしまう…せや!(ピコーン) 国がやれば問題ないやん!」
ってなんのギャグだよっていう。
47:名も無き被検体774号+
24/03/01 03:51:43.34 v6ISolmG0.net
国が介入する余地があるとしたら制作本数制限ではなく
アニメーターの人数が増えるように育成の為の補助金を要求する方が
筋が通ってる気が個人的にはするのですが、
税金投入批判以外にも何らかの問題点があると1監督は思われますか?
48:名も無き被検体774号+
24/03/01 11:13:11.88 PL6RarL/M.net
ヲタク迫害世代は20後半〜30代後半に多そうなイメージ
自分が学生の頃は電車男のドラマが放送されていた中、内容は面白いのはさておき一般層にキモヲタのイメージが浸透した雰囲気があったかもしれない
質問ですが、基本的に仕事依頼は顔馴染み繋がりでくることが多いかと思いますが、ヒットまではいかずとも過去作を見て感銘を受けた等で全く知らないプロデューサーから監督や演出の依頼が来ることはありますか?
49:名も無き被検体774号+
24/03/01 19:14:40.25 +Y7vHeqR0.net
>>43
ありがとうございます。
>この段(4-2 行政主導によるアニメIPの配分制度/本数制限の導入)で書かれてる主張、
>隅々までトンデモで酷い…。 誰が書いたんだろうか…。
やっぱりそういう印象になりますよねぇ。
クリエイターにも色んなポジションがあり社員もフリーもいてスタジオも元請下請あるのに
ごっちゃにして「製作委員会からスタジオにIPの3割を取り戻せ!」みたいな主張になってる気が。
戦略としてあえてそう言ってるならまだしもそのへんの実務のわかってる専門家がちゃんと入ってるのか疑わしくなります。
>新しいスタジオがポコポコ出来るように見える裏で、
>ひっそりと「最近聞かないな」というスタジオが事業を畳んでたりするのよ。
これは言われてみれば確かにでした。
>ただこれを根拠に、誰か政治家が動き出したりしてしまうとかなり面倒なことになるかもしれないね。
そういう方向に進むのはちょっとですねぇ。
50:名も無き被検体774号+
24/03/01 19:23:01.03 LbGymsD50.net
>>37
やはりプロでも人気の出るキャラって、なかなか分からないもんなんですね…
ちなみに、最近ジト目とか緑髪の女性キャラが増えてきてる気がしますが
最近のトレンドなんですかね?
それと、アニメのアングラ感の件に関してちょっと割り込ませて頂きたいのだが
やはりアニメに対して風当たりきつかったのは、80年代あたりの例の凶悪事件の影響が大きいと思う
あの頃は、アニメ見てるってだけで中高生あたりは犯罪者予備軍扱いされて
謂れの無い差別や弾劾や迫害を受けて、もはや隠れキリシタン状態だったわ…w
転機は90年代に入って、バブル崩壊と少子化でテレビの通常番組が弱体化・陳腐化するなかで
アニメは深夜枠への民族大移動で、コンパクト化・ハイクオリティ化、そして委員会方式の採用でなんとか耐え忍んだ
そして、ご存知劇場版エヴァやジブリ作品の安定的ヒットで相対的に社会的地位と認知度を高めていったと
ガンダムシリーズもアナザーやオリジナル等で猛烈に後押しして、2000年代のSEEDシリーズに繋げていったのもあったかな
なによりテレビ業界内部に、アニメ観て育ってきた世代が相応のポスト押えたってのが決め手だと思うわ
以上、名もない個人の単なるチラシの裏的な考察でスレ汚し誠に申し訳ないです……
51:名も無き被検体774号+
24/03/02 10:33:34.28 SATtpRRI0.net
最近のアニメは贅沢リテイクが多い(単純なリテイクではなくカットのクォリティを上げるのが目的のリテイク)というツイートを見ました。
その通りかなと思う反面、昨今の制作費上昇を考えるとクォリティー上昇目的のリテイクが多少はあってもいいような気もします。
監督はリテイクについてどのような考えをお持ちでしょうか?
52:1 ◆hEpdoZ.tHU
24/03/02 16:23:44.32 KUsImAU10.net
>>47
仰るとおり。
ただまあ誤解しちゃいけないのは
NAFCAの提言でも、本数制限よりも前段に、「人材育成支援に公金を」という項目が来ているほか、
『(参考)具体的な人材育成施策の提案』という、具体的な提案の部分では、
ほとんど人材育成に対して支援金が欲しいという主張でほぼ占められているので、
NAFCA自身もそうだと思ってると思う。
問題点としてはこのスレ上でも書いた通りだが
既に『専門学校』という存在があって、アニメーション学科のある学校だけでも
日本全国に豊富にあるのに、
どうしてそこでは人材育成の役割を担えていないのか、今後も担えないのかについて
一切の研究や反省がないことだと思う。
専門学校は設置・認可時に国が体制やカリキュラムを審査しているはずで、
人材育成の役割を担うとすればまずは専門学校だというのが当然の考えではないだろうか?
ただ、俺自身も何度も繰り返しているとおり
現状のアニメ系の専門学校はほとんど教育機関としては機能しておらず、
学生から学費を巻き上げるだけの社会悪と成り果てていると思っている。
NAFCAもそれに気付いているからこそ、
「専門学校では質の低い教育しか出来ないので、業界に近いところで検定や人材育成を実施すべき」と
言い出してるわけだが……
国が審査・許可した専門学校ですらまともな教育が出来てないのに、
適当に業界人や制作会社が設置した私設塾や私設検定なら、
専門学校よりも高度な教育が出来るというのはちょっと見積もりが甘すぎるし、
むしろ専門学校のような設置基準がない分、
経営悪化などで学生が残存しているのに塾を畳んだり、学費だけ取ってるのに適切な指導が受けられない等、
無法地帯化する恐れも大きいと思う。
また、業界に近いところでやる副作用として、
たとえばその育成塾が設置されているスタジオの偽装請負の温床になったり、
そこに公金を投入することで、特定のスタジオだけを利する結果になったりする恐れもある。
公金の投入ということであれば、公平/公正に行う必要があるはずだし、
下手なことをすればさらなる教育体制の崩壊や、巻き込まれて不幸な目に遭う学生や新人を生み出しかねないので、
そこはもっとしっかり考えるべきだと思う。
53:1 ◆hEpdoZ.tHU
24/03/02 16:34:50.96 KUsImAU10.net
>>48
>過去作を見て~依頼が来ることはありますか
セールストークというか、社交辞令の一種として、
「○○見ましたよ~! あれがすごいよかったので是非こんどうちでも…!」という
おべんちゃらを言われることはちょいちょいあるよ。
ただまあどこまで本心からそう思ってくれてるのかは、わかんないっすよ。
本人の前では「めっちゃよかった!感動した!」って言ってても
本人の居ない飲み会とかでは「いや~あの人のコンテ微妙だから~」とか言われてたりすることもあるからね。
真に受けないほうがいい…。
>>49
IPをノーリスクで取り戻せるわけないと思うんだよね、そもそも
アニメって作るのにすげー金かかるので、誰かがその金額分のリスクを取らなきゃいけない
現状は製作委員会がそのリスクを全部被りますよ、という仕組みだから
その代わり儲かったときの儲けは製作委員会に入りますよという構造なわけで
IPをスタジオが欲しいというならば、
じゃあ代わりに売れなくて爆死したときに罰金払えるんですかって話に当然なると思う
「罰金払うのは嫌だけど、儲かったときだけ美味しい思いをさせろ」という主張は
いくらなんでも虫が良すぎて実現可能性が低いと思うわ
54:1 ◆hEpdoZ.tHU
24/03/02 18:23:25.04 KUsImAU10.net
>>50
緑髪キャラなんて今も昔も不人気の代名詞みたいなもんだと思ってたが、増えてるかな。ちょっと実感にない。
業界内部にアニメ見て育った層が増えてるのは間違いないね。
今金持ってるお偉いさんはエヴァ世代だし、ハルヒ世代がプロデューサーやってるから、
そこが精力的にアニメ作ってるのは実際あると思う。
>>51
そのツイートは俺も見た。スカイクロラのリテイク率がどうのというやつでしょ。
俺も正直、ある程度リテイクが増えるのはしょうがないことだと考えていて、
昔は映像をレンダリングしてビデオに書き出したり、フィルムで撮影して現像したりする手間がかかっていたので、
一発で決めきらないといけなかったし、やり直すとなったら大変すぎるので、修正自体を諦めていたんだと思う
今はもっと軽率に一度映像にしてしまって、そこからどうクオリティアップするか考えるというやり方が
技術進歩に伴ってやりやすくなっていて、
実写業界やゲーム業界などではアニメなんかよりももっと酷いスクラップ&ビルドをやるのが当たり前なので
『一発で決めてあとは諦めましょう』という考えは時代遅れだし、手抜きと思われてもしょうがない
そこは時代の変化だと思って受け止めてやっていくしかないと思う。
55:名も無き被検体774号+
24/03/02 19:57:31.45 GayMbpwF0.net
サブスクの利益配分について伺いたいです。
クリエイティブな面に関する、質問ではなく利益構造に関する質問なので
ふさわしくない質問であれば、流していただいて結構です。
アマプラやネトフリ等で配信される作品は、一回見られると〇〇円といった、利益配分or買い切りという話を聞きますが
実際のところ、1再生当たりの相場はどの程度なのでしょうか。
56:名も無き被検体774号+
24/03/02 20:20:19.96 nM7Y2HgJ0.net
>>55
横からですが、以前に同様の質問があった時には
再生数で変動する契約もあることより詳しくは分からないと回答されていました。
スレリンク(news4viptasu板:147番)
URLリンク(archive.li) (talkに避難してた時のURLが貼れないのでアーカイブで)
57:名も無き被検体774号+
24/03/02 21:02:49.23 GayMbpwF0.net
>>56
55で質問をしたものです。
すでに似たような、やり取りがあったのですね。
見逃していたようです。
読ませていただきましたが、何よりも興味を持たれて再生を回してもらう事が大切なんですね。
方向性は違うかもしれませんが、yooutubeに似ているなと、思ってしました。
教えていただき感謝です。
58:名も無き被検体774号+
24/03/02 23:07:32.59 SATtpRRI0.net
719 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2024/02/04(日) 00:47:02.83 ID:uRaRzEQK [42/54]
果たし状は こう!
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猫猫ちゃん繋ぎ
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タンク繋ぎ
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URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
59:名も無き被検体774号+
24/03/02 23:07:56.39 SATtpRRI0.net
すいません誤爆です