23/07/03 08:15:24.18 ZpR5vllf0.net
>>452
>2000年代より令和の今の方が、自主制作からの監督抜擢が盛んに行われるべきでは?
鋭い視点だね。
とりあえず、そのタイプの監督で一番新しいのはloundrawじゃないかな。
いまでもPV系、MV系とかにはたっくさん自主制作上がりのアニメ作家が居るイメージなので、
自主制作あがりの監督が全く居なくなってるってことは無いと思う。
ただね、俺が思うに
個人制作で作品を作れる人が、いわゆる”商業アニメ業界”にすり寄る必要が無いってほうが感覚に近い
業界のしきたりやシステムに則って、数百人を引き連れて旗を振り振り進まなきゃいけない商業の世界って
個人でショートフィルムが作りたいだけの人からしてみればただ制限が大きいだけなんだよね
どうしても大規模長尺作品を嗜好するのでなければ、個人~数名のチームで短編を作ってるほうが
遙かにやりたいことに近い感覚だと思う
そういう小規模映像制作チームとかっていくつもあって
たとえば魚雷映蔵さんとかHurray!さんとかが思い浮かぶんだけど
技術としては商業アニメに近いことをやりつつも、少人数でハイクオリティな短尺モノに特化することで
商業なんだけど、”商業アニメ業界”とは一線を引いた活動をしてるでしょ
たつき監督もまさにそうで、けもフレがテレビアニメ扱いされてるから勘違いされてるけど、
個人チームで少人数で作りたいものを作っているスタイルなので、
商業アニメ業界作品はそもそも作ってないのよ
ってかそれで言うと、従前から言っても
まさに例に挙げてもらってる新海誠や吉浦康裕あたりは確かに長尺モノ嗜好で、商業アニメに食い込もうといろいろしてはいただろうけど
同時期にもたくさんアートアニメ系、ショートアニメ系の作家さんはたくさん居たと思うよ
あくまでその二人が嗜好として長尺モノがやりたかった珍しい例って感じ。
普通、商業アニメがやりたい人は自主制作から入らず、最初っから俺みたいに商業アニメ業界に入るんすよ。
そのほうがハードル低いから。
むしろ今は時代が進んで、アニメの需要に対して作家の供給が追いついてない雰囲気すらあるので
商業育ちのクリエイターや制作会社が、個人作家のパイだったMVとかに浸食しつつある状況を感じてたりもする。