23/06/18 00:06:10.60 ue7RHs4U0.net
>>356
反論ばかりで申し訳なくなってくるんだが、大事な話だと思うんで聞いて欲しい
このスレ初めてから一貫して、俺は制作本数のコントロールには強く反対のスタンスを取ってる
そもそも、この話って、製作本数が半分になれば1本当たりの予算が倍になる…みたいな
制作本数を絞れば残った作品に予算が集中するというのが大前提として語られてるわけだが
なぜ、制作本数=商品の販売数が減っても、売り上げが下がらないと思ってるのかを逆に聞きたい
製作本数が半分になれば、売り上げも半分になって、ただ業界が衰退するっていうだけの、
誰も得しない結果になる可能性もあるわけじゃん。
アニメに出資する側って、アニメというギャンブルでうまく当てて儲けを出したいからお金を出してるわけよ
そのギャンブルのクジの数が作品数だと思ってくれ
クジの数自体を絞ってしまうと、そもそもクジを引く=出資すること自体が出来なくて、
出資自体を諦めるプレイヤーが続出する可能性が高い。
そもそも制作費を確保する=製品の製造コストが上がるってことなので
採算ラインの上昇に伴って、アニメというビジネスが成功する可能性が下がるわけよ
製品の仕入れ価格なんて安けりゃ安い方がいいんだから
下手に国内のクリエイターやスタジオがカルテル結んで制作費を高止まりさせれば
中国や韓国をはじめ、安くで制作できる海外製アニメにあっという間に駆逐されるだろうね
製造業が平成の間、円高で皆殺しに合ったのはみんな知ってるでしょ
逆に言えば、海外アニメがほとんど3Dに置き換わったいまもなお、
日本の手描きアニメが何故生き残れているかというと、それはもう「安いから」だと思うのよ
この価格競争力という最大のメリットを、自らドブに捨てることはないと思うんだよね。
なので俺の結論としては
>十分な制作費の確保、クリエイタ数に応じた制作本数のコントロール
これとは真逆の発想が必要だと思う。
つまり1本当たりの予算は現状維持で十分、製作本数はできるだけ多いほうが良い。
その上で、より少人数で低コスト高効率で制作するノウハウを高めることで
クリエイターの待遇不足や人数不足を補う方向に進化すべきだと思う。
近視眼的な賃金改善なんかよりも、業界やアニメ文化の将来を見据えるならこっちだと思う。