23/04/24 09:04:20.52 UaShTU2x0.net
>>28
>作品を受けるかどうかを決めるのは
まず製作Pが企画書を書いて予算の目処を付けつつ
実制作を依頼するアニPを探す
相談されたアニPは、
製作Pが言ってる予算と期間でスタッフを集められそうであれば晴れて受託を決めるという流れ
>会社を決めるのもP次第
というよりは、アニPってイコール制作会社そのものだと考えた方が実態に近い
>新シーズン時にアニP変更
座組が大きく変わってないのにアニPが変更になるのは
十中八九、”前任者が受けられない理由がある”ってことだね
たとえば、前任者が別の案件を担当していて手が離せない場合、部下だった人をアニPに昇格させたりする
2期ものって、すでにスタッフがある程度決まってたり、作品の方向性も見えていて
新規立ち上げよりも難易度が下がるので、アシスタントを昇格させるにはちょうど良い案件になる
あと、前任者が転職して他社に移ってしまった場合なんかは当然別の人をアニPとしてアテンドする必要がある
>タイトルの中での力関係
これちょっと誤解ありそうだな
指揮系統としては「アニP→制作デスク→制作進行」という序列があって
降ろされるということは基本的には無い
てかアニPが制作会社、制作チームの代表なので
それよりも上がいないので、下ろすってそもそも誰が?って話になる。
ただし旧AIC系の会社とかでよく見るけど、新人アニPを支えるために、
ベテランのアニPが制作デスクとして、敢えて下について支える、といった分担をとるケースなんかはある。
あと、何度も言うようにアニPには上がいないので、
当然、上が勝手に仕事を割り当ててくれるなんて甘い話はなく
案件を自分で取り続けないと、当然ながらプロデューサーではいられなくなってしまうわけ。
アニP、デスク、進行たちは「制作会社の社員」であり「制作部」という部署内の役職なので
こういう上下関係、指揮系統があるんだが
監督やアニメーターなどのクリエイターは、この制作部の「取引先」という立場なので
制作部の人達と上下関係があるわけではない
お金の出所というか、あらゆる支出を承認しているのは確かにアニPなので、そういう意味ではアニPが上にいるとも言えるが
逆にクリエイティブな作品制作に対する判断については監督が全権を掌握しているので、
たとえプロデューサーであっても監督の判断を仰がなければならない立場でもある
喧嘩になった場合はお金を持ってるアニPのほうが強いっちゃ強いんだけど
それでクリエイターに見放されてしまえばその後仕事できなくなるし、メーカー側からも信用を失うからね。
この奇妙な力関係のバランスが、作品制作のコストとクオリティのバランスに置き換わると思ってくれ。
>アニPの本編参加具合
制作の面白いところでもあり難儀なところでもあるんだが
あくまでプロデュースがお仕事なので、放送されてる映像に対しては指一本触れてない場合が多い
しかし、参加するあらゆるスタッフに、
最初に「こういう作品を作りたいので参加してください」と声を掛けてまわった人でもあるし
作品を作るために支出された何億円という予算をひとつひとつ承認した人でもある
あえて言うなら、
プレイヤーがパーティーのデッキを組んで、戦闘自体はオート操作って感じのゲームをイメージをしてくれ
スタッフのデッキを組むのがアニPって感じ