23/05/31 02:07:40.64 WVRq7uMj0.net
>>248
なるほど、ありがとうございます。
250:1
23/05/31 09:00:02.25 kjVpTMHY0.net
>>249
おしゃれなOP作ろうとすると、デザインとか撮影とかも大変になったりするケースがあるんだけど
アニメ撮れるモーショングラフィックス会社(10gaugeとか)にまるごとグロスで振っちゃえれば
そのへん先方が勝手に手配してやってくれるので、そういう意味でも楽だったりするんだよね
251:名も無き被検体774号+
23/05/31 20:52:49.31 RN27DR3l0.net
OPEDの曲ってどんな曲にして欲しいとか誰々に歌って欲しいとかってどの程度タッチできるものなの?
曲できて聞いてイメージ固めてからOPEDって作り始めるものだと思うけど、聞いてもさっぱり聞き取れない曲もあるししっかり伝わると曲もある、でもOPEDみてると筋は通ってるような力作であっても空回ってないよなとか不思議な感想あるんだよ
毎週OPED見てて本編に負けてないと気分良く観れるからどんどんいいもの作って欲しいって思うけど、アニソンの曲って基本聴くことに力入れてるだろうしOPEDがおまけのつもりで曲作ってねとか思うこともあるんだよ
曲作る以上売るつもりで作ってるだろうけど基本的にどんな力関係なのかな?
252:名も無き被検体774号+
23/05/31 22:23:27.56 BnCATbKz0.net
>>251
横から失礼しますー
2スレ目であった、似たような質問の回答はこんな感じ↓
508 1 ◆hEpdoZ.tHU 2023/02/12(日) 02:18:29.12 ID:oTnewzdd0
作品によってぜんぜん違ってて
比較的自由に出来る(希望を言える)作品だと、
「監督はどんなアーティストがいいとかどんな曲が良いとか好みありますか?」って聞かれる感じ
ただ、多くの場合は委員会に主題歌タイアップ前提の音楽会社みたいなところが参加してて
もうその会社のプロデューサーが「主題歌は○○というアーティストです」みたいに言ってきて拒否権無いことがある
その場合も、「どんな曲がいいですか or どんな曲だとマズいとかありますか」みたいには聞かれて
一応その方向性に沿って選曲してもらえはする
曲の作り方もいろいろあるみたいで
先に歌詞のついてないインストだけの状態で3曲くらい候補が出てきて
その中から「これで」って選ぶと、そこから曲に歌詞をつけて歌って貰う、みたいな経験があるけど
ちょっと実際に音楽業界でどういうシステムで曲を作ってるのかは正直おれもわかんない
いつも音楽プロデューサーのほうから「こんな感じでどうでしょう」とか「なにか希望ありますか」とか聞かれたときに答えてればなんかいつの間にか出来上がってる感じだなー…
253:名も無き被検体774号+
23/05/31 22:55:43.58 RN27DR3l0.net
>>252
あざーす
254:1
23/05/31 23:09:36.47 kjVpTMHY0.net
>>251
252で書いた通りなんだけど、せっかくなので補足すると
そもそも歌手(アーティスト)の選定の段からの前提として
その歌手の事務所の気持ちになって考えてみるとわかりやすいんだが
日本でリリースされる新曲の数>アニメ番組の数 である以上、
OPEDのタイアップ枠って、歌手側のプロデュースサイドにとって価値のある枠ということになる
事務所として売り出したいアーティストとかがいる場合、
その新曲をただシングルとして発売するよりも、アニメのOPEDに採用させて発売するほうが、
大幅に露出や認知度が上がるし、アニメが跳ねればその分売り上げも伸びるよね
なので、音楽事務所側は毎クールなにかしらアニメに出資して、見返りにOPED枠の割り当てを買うわけですよ
なのでアニメ側としては、音楽事務所側って、「OPED枠を買ってくれてるお客様」…という側面もある
お金を払って頂いてる以上、気に入らないから変えてくれ…みたいなことは基本言えない。
そんな事情なので、アニメ側としては、基本的にOPED曲については、
「○○というアーティストに決まりました」「こんな曲になりました」と言われて
「はいわかりました」と答える以外にない感じで、振ってきたモノに対して受け入れるってのが基本なんだわ。
ただそうは言っても、アニメの内容ととうまく噛み合った曲のほうが結果的に評判が良くなるのは言うまでも無いので
音楽アーティスト側が、現実的に出来る範囲でアニメ側に寄り添って作ろうとしてくれるケースも多い感覚があるね
俺自身の経験としても、「アニメ?知らんけど」 みたいな謎タイアップはいまはほとんどなくて
必ず何かしらの形で音楽側から作風や世界観についてのヒアリングがあった
ただどこまで寄り添ってくれるかや、進め方については、音楽プロデューサーがどう切り盛りするか次第って感じだったかな。
255:名も無き被検体774号+
23/05/31 23:59:08.43 RN27DR3l0.net
>>254
出資者だったのか…
OPEDないアニメってかなり無いよなって思ってたらそりゃそうだな、大切すぎる
256:名も無き被検体774号+
23/06/01 00:18:07.09 VqycORHV0.net
安藤良さんってどんなクリエーターですか?
257:1
23/06/01 00:57:18.77 uznLoeKY0.net
>>255
あえて極端な言い方すると
一番確実に売れる”CM枠”がOPEDなのかもしれんね
>>256
さぁ…どんな人かまでは存じてない
この種の質問何度も頂いてるけど、ただ人名だけポンと言われてもちょっと答えづらいことが多いなー
出来たらなんでその人に興味持ったかも合わせて教えてよ
258:名も無き被検体774号+
23/06/01 02:58:06.58 ue9S3W/+0.net
アニメの海賊版被害ってどれくらいダメージ与えてるのでしょうか? 近年は、良質で安価な配信プラットホームも出てきたので、あまり聞かない印象なのですけど
259:名も無き被検体774号+
23/06/01 03:39:04.37 J4tJLDslp.net
00年代初めくらいのGONZOサンライズAIC辺りの尖ったオリジナルアニメが好きなんですけど(原作付きでもバンバン改変してた記憶)、今のトレンドが原作あり・知名度高い・大衆向けで真逆なのが寂しい
純粋な中身勝負でオリジナルアニメ量産のターンってもう来ないんですかね?
260:名も無き被検体774号+
23/06/01 03:44:27.21 ue9S3W/+0.net
主から見て、中村亮介氏ってどんな方でしょうか? 『ねらわれた学園』や『灰と幻想のグリムガル』を見ると、
・画面密度はあまり高くなく、情報量のコントロールが巧い(DIYのようなイメージ)
・感情表現がアニメ特有でオーバー
(トムジェリのようなイメージ)
・等身大の少年少女
(時に間違えるのも子供である)
・世界観を表現する、背景や芝居は特にこだわる
のような印象を受けました。
あと、この方の監督作好きなので、新作来て欲しいなと思ってます (近年のクレジット見るに、マッパ辺りで黙々とやってるのかなと妄想したり。自分で音響監督迄やる人で、こだわり強そうだし合ってそう)
261:名も無き被検体774号+
23/06/01 22:34:05.95 VqycORHV0.net
>>257
すみません、水星の魔女の副監督が僕の好きなアニメの回の絵コンテ演出を務めた人だったので。
タイアップ曲についてのレスがありましたが、SawanoHiroyuki[nZk]:って最高ですね?
262:1
23/06/02 00:45:58.22 gPzVXBIg0.net
>>258
うーん、具体的な数字までは俺もわからないなぁ…
仰るとおり公式の配信プラットフォームが整備されてきたことなんかもあって、
公式で配信を見るスタイルが広がって、以前ほど滅茶苦茶な状況じゃなくなったよね。
こんなこと言っちゃあれだけど
昔はテレビ放送したっきり、あとは何ヶ月も先にレンタルビデオ店に入るのを祈りましょうって感じだったから
見たいアニメはP2Pで落としてきて見るのが一番便利で楽だった時代もあるんよな
つまり純粋に利便性で海賊版に公式が負けてたんよ
そういう状況は脱してきて、
違法アップロードサイトと化してたyoutubeやニコニコ動画、クランチロールなんかも
どんどん公式側が巻き込む形で整備されてきたので、だいぶ良い時代になってきたとは思う
それでも海外とかではかなりの量の海賊版は出回ってると思うけど、具体的にいくら被害が出てるかまでは集計不能なんじゃないかなあ。
中国やロシアとかの海賊版サイトの実態とかまでは誰にも把握できてない部分がありそう。
調べたら推計とかでてくるんかな
263:1
23/06/02 01:04:22.56 gPzVXBIg0.net
>>259
ネトフリとかに期待してたのはそこだよね
やっぱりオリジナル作品って大博打なので
ずっと博打を張り続けたAICやGONZOがどうなったかその後を見ると判るでしょ
もう少し手堅くいかないとダメだなという雰囲気は確かにある
とはいえ、じゃあ一切オリジナル作品が出なくなったかというとそんなことはなくて
今でも少ないながらも気骨の入ったオリジナル作品てちゃんと定期的に出てるとは思う
言ったらたとえばサンライズの、ガンダムシリーズとかラブライブシリーズとかのやり方って
オリジナルをやるっていう目標と、シリーズの人気を引用して大コケしないようにするリスクヘッジとを両立させてるやり方だと思う
だからこそ上げてもらった3社の中で唯一会社が堅調なんだよね
それよか問題は、作風の流行廃りのほうかもしれんね
今はあんまり暗い雰囲気のセカイ系とかが受けないとかの影響のほうが大きいかも
平成中期くらいまでのOVAとかって濃厚な大人のエンタメって感じの作風多かったよね
あのへんの時代の作品が好きな人にとっては今の流行ってちょっと物足りない感覚があるだろうなとは思う
俺もセルからデジタルに切り替わったくらいのタイミングの作品群とかすげー好きなんで、またああいう作品が流行らないかなーとは思っては居る
まあ俺自身は、
今後作品数が極端に減ることがなければ、いずれまた骨太な作品が出てくるチャンスはあると楽観的に考えてるよ
>>260
あいうら、ねらわれた学園、グリムガルは見たんだけど
ほんと画面作りというか、演出の鬼って感じですげー人だなとは思った
なんか天才型、芸術型ってイメージ
ただいつもやりたいこと優先で、話がすっと頭に入ってこないんよな…w
これ一般受けするのか…?って毎回疑問符だらけになりながら見ることになる。
まあ凄い才能をお持ちなのは間違いないので、いつも組んでる細居さん共々いろいろ作り続けて欲しいとは思う
264:名も無き被検体774号+
23/06/02 11:30:15.87 tqbYGCLo0.net
>>262
中国はbilibiliのお陰でかなりましになったって話も聞くけど実際どうなんでしょうね
ロシアは全然情報入ってこないのもあるけど今でもかなり酷そうなイメージ
265:名も無き被検体774号+
23/06/02 13:17:24.79 UbF/oyv00.net
海賊版が普及したおかげで世界的にアニメブームが起こっているわけで
闇雲に海賊版を一斉摘発するのではなくその人気を有料版に転嫁させないと意味がないわけで
転嫁させるプラットフォームが無いうちは海賊版はむしろ潰すべきではないんだよね
そのタイミングやバランスは簡単ではないと思うが
文化庁が進めてる海賊版対策はその辺ちゃんとやってくれてんのかなと不安になる
266:名も無き被検体774号+
23/06/02 23:33:12.91 m2aaNHu40.net
田中宏紀の仕事の仕方について
267:名も無き被検体774号+
23/06/02 23:49:08.06 PtCkBZOhp.net
>>263
回答ありがとうございます!
会社がどうというより僕もあの感じの作風が最近見なくて寂しいなという感想です
最近だとワンダーエッグ、ちょっと前だとフリップフラッパーズとか一応はありますがまたちょっと違う気もするんですよね…
他に攻めた感じのオリアニだと、オッドタクシーみたいなアニメ畑じゃないところから企画を引っ張ってきたのは面白いなって思いました
268:1
23/06/03 02:41:04.65 PyB6f5iW0.net
>>261
澤野さん気付いたら劇伴の大家になってたよね。
一昔前の菅野よう子ポジションて感じ。
>>264
そのビリビリも当局と上手くやれてなくて雲行き怪しいしね…
あの国は政府方針次第だから…
>>265
これを言っちゃおしまいなんだけど
どうせ文化庁がガチったところで海賊版を撲滅するような力は無いでしょ
やってますっていう建前くらいは出してても良いと思うんで、その役割だけでも担ってくれてれば…。
知的財産て、民間側が本気出さないと政治も行政も動いちゃくれないジャンルの財産だと思う。
>>266
仕事の仕方がなんだって? 何が聞きたい?
269:名も無き被検体774号+
23/06/03 06:12:53.75 57Q4UiMr0.net
今期の「神無き世界のカミサマ活動」が色々はっちゃけてて面白いんですが
現場は疲弊してるようで 再放送を挟んだあとの最新話に
「第一・五原画」というクレジットがありました
第二原画の意味を考えればだいたい推測はできるんですが
「第三原画」になるよりそっちの方が的確なんでしょうか
また今後「第三原画」のクレジットが出てくる可能性はあるでしょうか
表に出ていないだけでもう現場にはあるのかもしれませんが
270:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/03 21:15:56.92 PyB6f5iW0.net
>>267
せやなー
作風って、アニメ業界だけじゃなくて時代ごとの世間の雰囲気とかもあるから
さんざっぱら言われてることではあるけど、90年代末期とかの”世紀末感”みたいな雰囲気の中からじゃないと
エヴァとかlainとかエイリアン9みたいな鬱々とした雰囲気の作品って出て来づらい部分はあると思うんだよね
たとえば、今大スベリしてるマジデスとかって
これがもし世紀末とか00年代初頭とかに出てたら、今よりはもうちょっとウケたのでは?とかも思うんよ。
キャラや絵柄みたいな体裁はポップだけど、描きたい雰囲気ってどっちかというと世紀末感なのかなーとか思ったんだよね。
>>269
第3原画…って言葉は、まああんまり出てくることはないんじゃないかな。
言葉の成り立ちから考えると…
最初は原画に第1も第2も無かったんだけど、
原画を「ラフ」と「完成させた状態」に切り分けて、それぞれ第1と第2に呼び分けるケースが出てきた
その結果、「第二原画」=「原画としての完成系(次工程である動画へ進める状態)」という意味が定着したのよ
なので、第二原画の次の工程は「動画」工程になる、という共通認識が業界人の中にある。
いま「0.5原」「1.5原」と言われるものが出てきてるのは
原画の完成系である「第二原画」に至るまでの工程の中で、
本来1工程でやっていた作業を、さまざまな事情から細分化したいというケースから生まれてきてるものなんだよね
なので、第二原画までの間が細かく刻まれることはあるけど、第3とか第4原画が出てくることはまずないと思うよ。
これ別に今発明された工程ではなくて
こういうクレジットすると、現場が混乱してて良い作り方が出来てない証拠になっちゃうので、
恥ずかしいから普通はこんなクレジットはしないもんなんだよ
(『原画』クレジットの中に入れてしまうケースが多いと思う)
studioぱれっとさんは老舗じゃないからあんまりそういう感覚が薄くてバカ正直に書いちゃっただけって感じじゃないかなぁ…。
育ちの悪さが出ちゃうから、俺の作品だったらこんなクレジットさせたくないな…w
271:名も無き被検体774号+
23/06/03 23:25:06.73 I1vzrQA70.net
>>263
芸術肌は分かるかもです。個人的にグリムガルは、原作付なのもあり上手く纏まってたかなと感じました
272:名も無き被検体774号+
23/06/03 23:27:12.09 I1vzrQA70.net
>>270
横レス失礼。
確かに、鬱屈した空気を纏ってたり、私小説的な作品は減ったような気がします。それも相まって、まぼろし工場はPVから”感情とセカイが共鳴”してる雰囲気があり、とてもワクワクしてます(青春,葛藤,成長とか大好物)。
あと、近年のTVアニメだと「バビロン,ID,サニーボーイ」が比較的尖ってた印象です
273:名も無き被検体774号+
23/06/04 08:30:02.88 oU+NufFm0.net
五十嵐海さんがコンテ演出も担当することが増えてきました
今後監督やることもありそうですかね?
274:名も無き被検体774号+
23/06/04 17:12:04.34 n0W4x2Qg0.net
エイティシックスで知ったんすけど、
石井俊匡さんってどんな人でしょうか?
275:1
23/06/05 14:40:40.15 P302Ozau0.net
>>271
まああと、あいうらやねら学は、やりたいことに対して尺が圧倒的に不足してた感もあったからね
ひょっとするとテレビシリーズとかでちゃんと長い尺を与えて貰ってやるほうが向いてる監督なのかもね。
>>272
岡田麿里でいうと、『さよ朝』が普通に傑作だったと思うんだよね。
若いアニメファンにはちょっとテーマが大人すぎたのかもしれないけど…
なので俺もまぼろし工場楽しみにしてる
青春テーマのオリジナル作品は数は減りつつも一定の支持を得てると思うんだが
最近なかなか当たらないのはハードボイルド系なんだよな
00年代前半くらいまではいろいろあったんだけど
これもまったくゼロってわけではなく、今だとマージナルサービスとか、まあ近いことを今風に解釈してやってる作品はあるんだけど
なかなか上手くいかない感じ
>>273
あるかもね
MV系にいくか本編演出系にいくかは本人次第だけど。
>>274
A-1生え抜きの演出さんて印象
詳しくは存じ上げない
276:名も無き被検体774号+
23/06/06 00:37:47.47 fpED9J+l0.net
普段アニメをどのくらい見てるんでしょうか?
3話切りとかそういうのはよくしますか?
277:1
23/06/06 01:34:18.21 MDMjxU//0.net
>>276
実際業界入り前と比べちゃうと見てる数はだいぶ減っちゃったねー…
最近はPVとか評判とか見てピンと来たやつを見るって感じになってる。
見たほうがぜったいに良いんだけどね。
3話切りとかって、どこかで見切り付けるみたいなのはあんまない…というよりむしろ1話から見ることのほうが少ないわw
なんとなくdアニメストア眺めて、適当にそのときの最新話とか、知り合いのやった話数とか見て
刺さったらそこから遡って3話あたりから見直したりとかそんな感じ
1話ってなんか説明や導入が多いから、そのアニメ本来の味がしてくるのって中盤からじゃない?
278:名も無き被検体774号+
23/06/06 01:35:52.02 mXXvrY2j0.net
>>275
ハードボイルドだと、カウボーイビバップが思い浮かびますが、BLACK LAGOONも該当しますかね?
近年だと、ノーガンズライフ、ルパン6期の押井守コンテ回がハードボイルドな雰囲気を感じました(マージナルはキャラに魅力感じないんだよな···)
279:名も無き被検体774号+
23/06/06 01:37:48.28 mXXvrY2j0.net
部屋に居ても新鮮なネタは転がってないから、クリエイタは外出するべしという考えがあると聞きます。
主はこの考えをどう思いますか?
280:名も無き被検体774号+
23/06/06 02:04:43.77 7W2CfQoAp.net
ハードボイルドではないですがああいうガンアクションはリコリコみたいな作風じゃないとなかなか見てくれないのかなーなんて思ったりしてます
ところで今は配信全盛でSNSが発達して口コミの力も大きいと思いますが、>>1的には「知名度が低い・とっつきにくい作品でもちゃんと満遍なく見てくれる人が増えた」と「もともと知名度がある作品にばかり過剰に視聴者が集まっている」と二分するならどちらの方が実感することが多いでしょうか?
281:1
23/06/06 02:32:50.52 MDMjxU//0.net
>>278
ブラクラよかったよねー
あれも結構前になっちゃったよなぁ
>>279
面白いアウトプットのためにはその何倍ものインプットが必要なのは間違いないと思う
ただ、アウトプットする(何かを創作する)のが苦しいのと同様に
刺激を伴う新しいもののインプットって、これもまたある程度苦しみを伴う行為なんだよね
その結果、知ってる快楽…
例えばだけど、競馬とかソシャゲとかパチンコとかみたいな、厳しくフォーマット化された娯楽を求めるようになる
そうすると、脳内麻薬は分泌されるけど、新しい種類の刺激ではなく、知ってる種類の刺激だけで快楽を得ることになる
一般人であればそれでも別に不都合は無いと思うんだが
クリエイターをやりたいなら、それに抗ってインプットの質を高めないといけないと思う
部屋を出ろってのはそういうこと全部を喩えて言ってる言葉であって
物理的に外出しろという話では無いかなと思いますよ。
たとえばどっかで読んだけど
庵野秀明はエヴァの企画書を書く前、年単位で家に閉じこもってひたすらいろんな本読みあさってた…みたいな話があるらしいし
それはまあ尾ひれがついた話かもしれんけど
家に居たとして良質なインプットが可能ならそれはそれでアリだと思う
ただ、家に居るとどうしてもぼーっとしてしまったり
ルーチンワークで代わり映えの無い生活を送ってしまうのが普通なので
そういう人は強制的に場所の力で何かインプットできる経験を探すために、予定を入れていこうよって話はわかる
282:名も無き被検体774号+
23/06/06 13:20:23.46 F3m9B4D900606.net
好きな子がめがねを忘れたの新しいPV出たんですけどどう思いますか?
個人的には違和感が凄いあります
283:名も無き被検体774号+
23/06/06 21:47:39.09 KCWvLat4d0606.net
監督という事で質問です。
2コマ打ち3コマ打ちというのを聞いたのですが
どういう意味なのでしょうか?
サルでもわかる感じでお願いします!
284:名も無き被検体774号+
23/06/06 22:43:02.65 ukDDXwxr0.net
原作をよりよくするための変更だったり、このシーンは外せないよなみたいな、暗黙の了解で作画に力が入ったりってのはあると思うんですけど、作品自体の部分ではなくて
「視聴者ファン人気に忖度したアニオリ調整」を委員会プロデューサー側から要望されることってありますか?
あと、担当作品の円盤が貰えるのってどのポジションまでですか?さすがに全スタッフはきついですよね
285:名も無き被検体774号+
23/06/06 22:52:42.92 mXXvrY2j0.net
>>283
横レス失礼。
1スレ目の979に類似の回答があるので参考になるかもしれません。
286:名も無き被検体774号+
23/06/07 02:05:25.97 AD3dbflhp.net
このスレを読んで制作会社のみでクオリティを判断するのはナンセンスということは理解したのですが、作画に関しては内容によらず会社ごとにクオリティが一定しているように感じます(作画がいい会社の作品は一様に作画が良い、微妙な会社はずっと微妙)
これは何故なんでしょうか?
287:1
23/06/07 02:32:42.64 HtMTJ4yC0.net
>>282
好きメガ、
PV1の時点ですごい挑戦してるなと思って>>155で触れたんだけど
今回のPV2はその異質さを判りやすくしたって感じのカット選びになってたね
めちゃめちゃ”攻めて”るのは間違いない。
ただ違和感があるというのは良いことかもしれない
違和感がない=想像通りってことでしょ
あの原作から、素人や凡才がみな想像するふわふわ青春ラブコメのテンプレみたいな
クソつまんねぇありふれた画面を作るという安牌で手堅い選択肢もあったと思う
俺がもし監督したらそう作っちゃうと思う。
それが客がに望んでいる注文であることは間違いないわけだし。
そんなことはおそらくわかりきった上で、Gohandsの連中はあえて賭けに出たわけよ。
そしておそらく勝算はある。きちんと時間を掛けて計算された画面になってるとPVを見て感じた。
言語化は難しいけど、
”近いところ”に好きな人が居て、それが”クリア”に見えるという”質感”そのものの表現のために、
3Dアセットのともすれば安っぽい背景の上に、主人公とヒロインがいて、これ以上無いほどに近くにクリアに居る…
その表現のためにこういう画面が必要なんだよなって判るよ。
こういう「○○さん系」のラブコメのなかでも、この画面である理由がいちばん説明の付く原作だと思う。
これはかなりの挑戦だと思う。
これがもし上手くいけば、現代ラブコメの画面作りにおける文法をぶっ壊して、
次世代のラブコメのスタンダードにすらなり得るポテンシャルはあると思う。
なので来期の注目作として>>148でも挙げさせてもらってる。
本編始まってみないとわからないけど、PVの時点でここまで演出コンセプトが定まってると感じる作品は珍しい。
俺はかなり期待してる。
288:1
23/06/07 02:37:12.41 HtMTJ4yC0.net
>>280
正直俺がアニメを見始めた20年前の時点で2chでアニメ語る連中がたくさん居たし、
その時点で「2chが無ければ知らなかった作品」もあれば、「人気になっている話題作にばかり人が集まる」傾向もあったから
時代の流れで何かトレンドが変化した…という前提が間違ってる気がしていて
ネット時代以降のオタクの消費活動傾向って言うほど変わってないのでは?と思ってる
人気作に人が集中するのはこれ当然のことで、あらゆるエンタメで同じ現象が起きると思うので。
ただアニメ全体としては、やはりネットで感想を共有するという活動自体がコンテンツの楽しみ方の一端を担ってるのは間違いないので
ネット社会との相性は良いんじゃないだろうか。
289:1
23/06/07 02:43:13.16 HtMTJ4yC0.net
>>283
285が言ってる通り
スレリンク(news4viptasu板:979番)
ここで詳しく答えてるけど、「サルでもわかる」かどうか微妙なところだな
大前提わかりやすく答えるけど
フレームレートって言葉があって
これは1秒間に何枚の絵が画面に映るか…という数値のことを表してる
これが多いほど絵の枚数が多くて、動きが滑らかに見える
アニメの場合、フレームレートの上限が24枚と決まっているんだが
その中で
2枚続けて同じ絵を表示して、1秒間に12枚の絵を使う「2コマ打ち」や、
3枚続けて同じ絵を使って、1秒間に8枚だけ絵を使う「3コマ打ち」というテクニックがある
逆に、上限の24枚めいっぱい絵を使えば「フルコマ打ち」って言ったりするね。
このように上限「24」の範囲内であれば、映像の内容に合わせて自由に使う絵の表示枚数を切り替えることが出来るので
アニメーターは日々この「コマ打ち」テクニックを駆使して、コストパフォーマンスとクオリティのバランスを取りながら映像を作ってるのよ
290:1
23/06/07 03:02:38.52 HtMTJ4yC0.net
>>284
>「視聴者ファン人気に忖度したアニオリ調整」を委員会プロデューサー側から要望されることってありますか
必ず原作から改変しろ!みたいに強く言われることはまあ無いけど、全く無いというと嘘になるかな
というのも委員会プロデューサー側としては、当然「商品として」の作品のプロデュースがお仕事なので
やっぱキャラ人気とかで「売れる」要素があるなら、そこを推して欲しいってのは当然言ってきますよ
とはいえ、それを飲むことで「作品として」台無しになってしまうのであれば当然脚本家や監督が拒否るし
そこを押してまでプロデューサーが好き放題するってことまではならないかな
これってどっちかというと役割分担として必要なことで
「作品として」理想を目指すのは監督や脚本家の仕事
そこに「商品として、ビジネスとして」はこうしてほしいという別軸からの意見を入れて、
全体のバランスを取っていくのがプロデューサーの仕事なので。
>円盤が貰えるの
作品にもよるんだよなー
ぶっちゃけサンプルの円盤て全体で20~30枚くらいとかだったりするんで
貰えるとして、監督とかのメインスタッフが最優先で、
あとは各話数の責任職(演出家、作画監督、制作進行)あたり、余裕があれば色指定さん、動画検査さんとかにも渡すかな…くらい
責任職じゃない、一般の原画マンとかにまでにはぜんぜん数が足りなくて配れない。
ケチな作品だちマジで監督とキャラデザしか貰ってないみたいなこともあるし。
まあどうせ見ることもないので棚に飾るだけなんだけどさ…。
>>286
制作Pが同じ場合(ライン、チームが同じ場合)は、同じ連中が作ってるので似るケースが多いかな。
当然、同じ人間が作れば同じ感じになるからね
なので会社単位ではなくP単位で見ましょうって話だね。
大手だと、トムスとかA-1とかって、けっこうラインごとに使ってる人間もクオリティラインもバラバラじゃない?
逆に同じ会社のラベルがついてても、Pが違えば(ラインが違えば)、作ってる連中が違うので当然似ない。
あくまで会社名じゃなくてPで判断すべしって感じ。
291:名も無き被検体774号+
23/06/07 03:16:22.63 OriE8Uh+0.net
>>287
横レス失礼。
好きメガPV3の20秒まで。キャラの動きがヌルヌルすぎて作風と合ってるのか疑問に感じました。主はどのように感じますか? (他のシーンだと、見た事あるような2Dの動きなのに、20秒の場面をヌルヌルにする意図が分からなかった)
292:名も無き被検体774号+
23/06/07 12:52:47.27 Ru1gsSFid.net
>>289
2枚続けて同じ絵を1秒に12枚使うってどういうこと?
293:1
23/06/07 12:56:45.02 HtMTJ4yC0.net
>>291
あーごめ287はPV2だけじゃなくてPV3まで見た上でのレスですね
その上でPV3の冒頭部分、確かに普通のアニメではまあ見ないようなカットだよね
動きそのものというより、ポイントはカメラの近さだと思う
普通のアニメではあり得ないほどのワイドレンズでキャラに寄ってるので、
アニメを普段見慣れてる人ほど新鮮に感じるんじゃないだろうか
なので”違和感を感じる”という状態で正しいと思う
本編から切り抜かれてるPVだけを見て演出意図を語ることは出来ないが
俺としては正直PV1、PV2の時点で大概攻めた内容だなと思ってたので
むしろあのカットの存在のおかげで、PV3の20秒目以降が「見たことあるような」印象に見えるのなら作り手の意図通りなんじゃない
もともと賛否わかれる作り方だとは思うので
僚作の「デキる猫は今日も憂鬱」共々、評価がどう転ぶか判らない部分はあるが
期待が高まりますね
294:名も無き被検体774号+
23/06/08 01:38:08.70 q5OfRZy70.net
>>293
同社制作のデキ猫PV2も見て来ました。主はこちらのPVはどう思われましたか?
私は、以下の4点が気になりました。
・好きメガのような寄りのカメラ
・POV視点での移動
・君の名は以降で見られるタイムラプス
・主人公及び猫のコミカルな動き
何れにせよ日常系ではあまり見ない雰囲気の意欲的なフィルムでワクワクしました(懸念点は、PV1,2で同じ画が使い回されているので見せ場コレだけなのかなと不安)
295:名も無き被検体774号+
23/06/08 22:43:52.87 DF9YRYei0.net
PVの話に関連して
色んなシーンが流れたあとに突如BGM消えて決めセリフ流れて直後爆音主題歌ドーンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwみたいな文法
これ正直見飽きて辟易してるんだけどどう思う?
PVあんま見ないから分からないけど印象としてはここ数年でアニメに輸入されて急増してる気もする
296:名も無き被検体774号+
23/06/08 23:52:09.80 fK+ld7j+0.net
>>290
やっぱり、あることにはあるんですねー
本編とは別の(基本現場関わらなそうな)グッズ展開はそこいらへん結構露骨ですよねw
売りに来てんなーっていうw
アニメの解釈で怒ってるファン「解釈違い」って騒いでる人とかもいたりするけど、原作と違う印象だった場合、
より多くの人に正しく意図を届けるための変更で(全員が意図通り受け取るとは限らないけど)
「アニメの印象が『作品としての解』」だと思って受け取っていい感じですかね…?
自分はそういうスタンスだったんですけど、
アニメは別物!っていう人もいるじゃないですか。
制作陣的にはどうですか?
それぞれの作品事情もあるから、全ての作品に当てはまるかと言えば、そうじゃないとは思うんですけど、どれくらいの割合で受け取ったらいいのかな…と。
297:1
23/06/09 15:32:33.31 TzNq6Aob0.net
>>294
俺も全く同意見で、狙いが明瞭で優れた画面作りだと思う
好きメガと同タイミングで放送ということで重要なクールになりそうだ
カメラがグリグリ動く見せ場カットが大事なんじゃなくて、あの雰囲気を最後まで貫けるかのほうが大事だと思う。
>>295
PVや予告編がテンプレ化してるっていう意見はまあわかるっちゃわかるけど
あれはあれで『様式美』的な、「お約束」的なものだからねー…
俺の印象だと別にここ数年に限った話ではないと思うよ。もう大分前から予告PVってこんな感じだと思う
逆にもっと面白い・おしゃれなPVの作り方思いついてるなら、今すぐPV系の会社入ってエディターやったほうがいいよ
みんなテンプレに勝てないからテンプレに阿ってるだけだと思うので…w
298:名も無き被検体774号+
23/06/09 17:14:00.84 95JYxsZH0.net
今季で売れそうだと思うアニメはどれ
299:名も無き被検体774号+
23/06/09 17:56:46.82 fFOuwsx90.net
>>297
テンプレが面白くない・おしゃれじゃないってよりは単にまたこれかよって萎えちゃうんだよな
あと映像とかお話がダイナミックに盛り上がる作品ならまだしも、落ち着いた作風だったり時間をゆっくり使って表現するアニメ作品だとなおさら短時間で過剰に盛り上げる演出は合ってない気がして、テンプレに呑まれてる印象を受けてしまう
300:名も無き被検体774号+
23/06/09 18:21:07.42 fFOuwsx90.net
>>299の続き
アニメって映画と違って何ヶ月も付き合っていくもんだし、作為的な盛り上げでキャッチしようとするよりもキャラクターの人となりとかお話の魅力により目が行くほうが良いんじゃないかと思うんだがそうでもないかな
CMで受動的に見る事が多い映画PVとは違って、アニメPVは能動的に見に行ってると思うし
301:名も無き被検体774号+
23/06/10 09:21:32.59 XmIKl3aj0.net
半年ほど前から陰ながら見させていただいてます。いつも本当にありがとうございます…!
恐縮ながら、監督にいくつか質問があります(超長文ですみません…)。
1. 最近クレジットされる総作画監督や作画監督の数がかなり多い作品をよく目にしますが(最近だとスパイ教室とか)、どんな状況でそうなってしまうんでしょうか?
作監が多くてかつパース諸々慢性的に破綻してるような作品もありますが(特に手塚プロ…)、スパイ教室の例だと作監がめっちゃ多い割にはしっかりリッチなフィルムになっていたり、同じ作監の多い作品間でも差があるように感じます。
このスレでの監督のレスやほかでの情報などから、素人目には
1. フリーランスアニメーターが争奪戦で、かつスケジュールがギリギリにつき原画フェーズで上手いアニメーターさんを多く呼べなかった
2. 一旦そこまで上手くないアニメーターさんにとりあえず原画を作らせて一度形にする
3. 作監であれば上手い人に入ってもらいやすい上にアテンドする人数も原画よりかは少なくできるので、動きは出来ているが絵が微妙な原画を作監フェーズで人海戦術で大量修正
4. 結果的に視聴者に見せられるフィルムが出来上がる
という感じかなと予想してます。
…その一方で以前「ガスバーナーでボーボー🔥」状態だと仰っていた水星の魔女では、クレジットを見る限り原画が尋常じゃないほどに多くて驚きました。
原画マンが多ければ多くなるほど(人によってどうしても癖が出る)絵柄の統一のために作監が大量に必要になると認識してます。
一方、水星の魔女の作監数は(超カロリー高そうなロボ作画もあることを鑑みると)かなり少なく抑えられていて、スケジュールが極めてカツカツらしいことを鑑みると不思議です。
水星の魔女はガンダムのネームバリューと潤沢な予算があるでしょうし、作監フェーズで大量修正ではなく、
作監修正せずともそのまま使える上がりを出せるような上手い業界各所のアニメーターさんを大量に札束とネームバリューで殴って拘束契約してるのかなと勝手に想像しているのですが、実際このあたりがどうなっているのか教えていただきたいです。
302:名も無き被検体774号+
23/06/10 09:28:27.14 XmIKl3aj0.net
2. テレビアニメの放送枠と、放送局と製作委員会の力関係についてです。
私はアニメを毎日テレビでリアタイ視聴していますが、世間一般には昨今はもっぱら配信視聴が主流です。
その一方で、リアルタイムで視聴され Twitter などの SNS で実況や感想戦が盛り上がることによる話題醸成効果や、
「テレビで放送した」という箔がついて海外配信が売れやすくなることから、依然テレビでのアニメ放送も継続して行われていると認識してます(アニメ産業レポートのサマリーに書いてあった)。
東洋経済の記事でもテレビ局がアニメの制作ビジネスに続々参加している旨が書かれていましたが、
これも自社が持つ「テレビチャンネル」という強力なチャネルで放送・宣伝できることによるビジネスへのシナジーを見込んでのものなのでしょうか。
放送枠について、”製”作会社によっても方針の違いを感じます。
例えばアニプレックスはキンヨル〜ドヨルあたりの MX + BS11 の枠を長期にわたってコンスタントにキープし続けているようですし、アニプレックス作品は MX と BS11 同時で放送されることが多い印象です。
一方アニメイズム枠など大手民放の枠は局側が製作委員会に入っててテレビ側を主導してるケースもあるようですが(まちカドまぞくなど)、一方で単に枠を買っているだけっぽい作品もあります。
あとは今季の江戸前エルフがそうですが、大手民放で放送される分放送エリアを広く取れるものの放送時間帯が遅くなってしまったりと、宣伝の面ではデメリットになりうるとも感じます。
また、昨今では地上波もそうですが、BS局の中でのアニメ枠争奪戦が激しくなっているように見えます。
数年前までは BS11 がアニメの BS 放送をほぼ独占してた印象ですが、数年前からは BS 日テレが BS11 が放送してた分の枠の 1/3 〜 1/2 くらいを持っていったり、最近だと BS 朝日が再放送から始めたアニメ枠で新作を続々放映するようになったりしています。
あとは今季だと僕ヤバのテレ朝系での初回放送の30分前に前の話数を BS 朝日でノンスポンサー再放送したりなどの連携も取れていて驚きました。
さらに不思議な現象も起きていて、例えば今季の「私の百合はお仕事です!」では BS フジが先行なものの同じ週に BS 日テレでも放送したり、ポプテピピック第2クールは MX と BS11 の同時放送だったにも関わらず BS 日テレでもノンスポンサーで放送されたりと、
BS という同じ全国放送の宣伝チャネルにも関わらず、日付をずらして同じ週に複数の放送局で放送するケースが増えてきています。
あと特に2期やるとかでもなくアニメ公式側からのタイアップを見込んでのものではなさそうな、番組購入っぽいノンスポンサー再放送を BS 日テレが積極的に行っていたり、
放送枠競争の激化で BS11 とそのほか放送局の放送時間帯がダブる現象が発生していたりと、かなりカオスな印象です。
303:名も無き被検体774号+
23/06/10 09:39:31.55 XmIKl3aj0.net
…コンテキストの説明がかなり長くなってしまいましたが、以下を質問させていただきます。
公開情報もいろいろ調べたのですが、なかなか表に情報が出てこなくて、放送局と製作委員会の力関係がはっきり掴めておらず…
・テレビアニメの放送枠 (時間帯/放送チャンネル/地上波をどこまで網羅するか) は、どのような方針や判断を経て選定されているのでしょうか?
・テレビ放映はマーケ上は宣伝費みたいなものだと思います。枠を買う場合放映料は大手民放より MX などの方が安いらしいですが、どの枠を買うかはその作品がどれだけ売れそうかの期待度や予算によって変わるんですか?
・放映料は(どこまで地上波展開するかにもよるでしょうけど)1クールアニメ全体でどれくらいかかるんですか?
・放送局が製作委員会に出資しているケースでは、その局での放映料が割引orチャラになったり、逆に出資しているからと高くなったりするんですか?
・放映料とは別に CM のスポンサー料も取られるんですか?
・今季だと江戸前エルフなど、初回放送なのに製作会社や原作の円盤 CM が少ないか皆無で CM 枠がスポット CM で埋まっているようなケースもありますが、この場合「放送枠だけ確保して CM は放送しないことで放送用予算をケチっている」ってことなんですか…?
・主に BS で行われている過去の著名アニメのノンスポンサー再放送では、通常とは逆に BS 局側が製作委員会側から放送権を買っているのだと推測しています。しかし単に番組購入で放送するだけでは赤字になりそうです。スポット CM もチューリッヒか老人向けサプリばかりで視聴層にあってるとは思えませんし、何の目的でやっていると思いますか?
・複数の BS 局での放送は製作委員会的には余計な出費が増えるだけのはずですが、これは先行放送する方の局だけにお金を払っていて、遅れ放送する方は逆に放送権を買ってもらっているとかなんでしょうか?それとも製作委員会に参加してるのでそのおまけだとか、あるいは製作委員会側の意図的な施策…?
・放送枠を確保する際、「作品の宣伝/周知」が最大の目的なことを鑑みると、別チャンネル同士でアニメが被る放送枠を確保するのはマイナス要因のはずです。こうした枠被りは意図的(他作品と被ること覚悟で良い時間帯を確保するとか)なんですか?それともお互い放送枠被ってることを知らずに事故ってるとか…
・放送局が製作委員会に参加するケースがよくみられますが、深夜アニメである以上視聴率目的ではないはずで、放送局側がどのような役回りで、何を期待してアニメに投資しているのか気になります (特に MX・BS11 は単に枠を売ってるだけに見えるだけに…) 。
・テレビ放映の狙いの多くは「アニメをリアルタイムで Twitter で話題に(あわよくばトレンド入り)させて、普段積極的にアニメを見ない層に自作品の存在を認知させるため」だという認識です。私は毎日 Twitter でアニメをリアタイ実況していますが、アニメのハッシュタグを付けたオタクの実況ツイートが、製作委員会・制作陣にどのような存在として映っているのか気になります。やはりガッツリエゴサされたり反応に一喜一憂してたりするものなんですか?
・放送されるアニメをリアタイ実況し、その話数のキャプチャや場面切り抜き動画/GIFをつけてツイートしている実況民についてです(私もその一人ですが…)。厳密には著作権侵害なものの(出典が示されてたとしても引用というには厳しいような…)実態はほぼ完全に黙認されている印象ですし、実際に実況民のキャプチャ付きツイートそのものやそこからネットに大量供給されたアニメの場面写が話題作りの一端を担っているとも思うのですが、こうしたキャプチャ付き実況ツイートやその供給元である実況民の存在について、製作委員会側・制作陣が内心どう感じているのか気になります。
おそらくこういう話は製作委員会の範囲で監督が知ってる情報はそこまで多くないとは思いますが、知っている範囲で教えていただければと…
304:1
23/06/10 14:46:47.45 Hv4snrh20.net
>>296
>より多くの人に正しく意図を届けるための変更で
>「アニメの印象が『作品としての解』」だと思って受け取っていい感じですかね…?
いやー、これははっきり違うと言わせてもらおうかな
『アニメと原作は作品として別物』がやっぱり大前提にあると思ってもらったほうがいい。
いくつか理由はあるんだけど、たとえば…
・アニメのほうが意思決定に関わるスタッフの数が遙かに多い
→作者一人(と、あとはせいぜい担当編集者)の意思が強く反映される小説や漫画といった原作と、
プロデューサー陣、監督、脚本チームと何人もの合議制で話を決めていくアニメとでは
作品の奥深いところの解釈が変わってくることが多々ある
・アニメと原作とではメディアとしての特性の違いがある
→アニメの尺や、映像というメディアの特性から、原作とは表現できることが違う場合もある
原作では出来なかったことが表現できるようになることもあるし、また逆に尺の関係で描ききれずオミットする要素もある
・アニメと原作とではビジネスの特性に違いがある
→比較的単純にコンテンツの質で勝負できる原作と違って(これもちょっと乱暴な言い方だが)、
アニメの場合は関連商品やタイアップ音楽、イベント企画や海外番販など複合的な商売になるので
関係各所にも満足いただくための調整が必要になる
あとは重要なポイントだが
原作者とアニメの監督は、どこまでいっても別人なので
別の人が作る以上、どれだけ意思をすり合わせたところで、目指す先は自ずと変わってくるのよ
更にいうと、仮にスラムダンクみたいに原作者が監督したとしても
原作を書いた瞬間の原作者と、アニメを作ってるときの原作者は、やっぱり別人なんだよね
時間が経てば考え方も多少なり変わってくるし
原作が先にある場合のアニメ化って、『後出しじゃんけん』になる、つまり原作の行く末を見届けた上で
「やっぱりこうしておけばもっと良かったな」とか、「原作だとこうしたけどやっぱり変えたいな」とかが、何かしらかならず発生する
つまり作品を取り巻いているあらゆる条件が、原作と異なってる中でアニメってのは作られている
その中で、アニメとしてベストを尽くして作るわけなので、
自ずと目標地点も原作と違うところになってくる場合が多々ある。
さすがに作品に通底するメインテーマみたいな部分は、お互い大事にしましょうということで一致させていく場合が多いけど
細かなキャラ解釈とかは全然別物になることのほうが多いと思う。
そこは「アニメとしてベストな見せ方がこう」というものをアニメで作ってるだけなので
原作では違った楽しみ方が出来るし、あくまで別物ですよという前提で考えて貰うほうが良いと思うな。
305:1
23/06/10 15:04:56.83 Hv4snrh20.net
>>298
今季? 来期じゃなくて?
今季だと推しの子と水星あたりじゃない? あとは地獄楽が意外と売れてそう。
いやでもアニメ監督としての意見というよりはネットで話題になってるなぁってだけの感想です。
>>299-300
そもそもキャラとか話の魅力を最大限伝えるための最小限度の秒数が『1話をまるまる見せる』なのよ
(だから最近は1話をyoutubeとかで無料配信したりしてるよね)
本編を短く切り刻んでるPVはどうしても最初っから作品としての魅力を毀損するので
それを補うために、テンプレ構成に乗せて
「他の面白い作品と似てるんですよ」という記号的表現に則ることで
他作品の魅力を間接的に引用してきてるんだわな
それが「っぽい」感じのPVの本質なんですよ
わかりやすく言うと、視聴者はかつて見たことある面白い作品のPVと「似てる」と感じるから、
じゃあこれも面白いんだなって勘違いする、という効果を狙ってる
なのでPVっていろんな作品で似てて当然で、あえてそう作ってるってわけ。
1分とか3分とかで魅力を伝えるにはそういう姑息な手法を使うのが一番効果的なんだと思う。
結果的に似たようなものばっかりになって辟易するっていう意見、これ大いにわかるんだけど、
作品ごとに知恵を絞って工夫したPVを作っても、よほど頑張って作らないと
『テンプレ構成を使うPV』は要するに魅力を作品の外側から引用するズルをしてるわけなので
それと比べてどうしても火力に欠ける、視聴者の反応の良くないPVになってしまう。
まああとこれは業界の問題だけど
PV作ってる人達ってそれ専門の外注業者なので
どうしても作品理解が浅い状態で作るってのはあるかもね。そこは改善の余地ありだとは思うが
限りある宣伝費の中で外注さんを使ってる以上、作品内容を深く理解して拘って作ってくれと言ってもこれが限界なんだよなー。
PVの編集業者ごとに腕の良し悪しはあるんだけど、
視聴者からしたら、本編が悪いのか、PVの編集業者が悪いのかの区別は付かないので
結果的にPV屋さんへのフィードバックってあんまり無い業界なんだよね。
テンプレ構成にハメることしか出来ない腕の悪い人でも仕事が続いちゃうってのはある。
俺も監督作でカスみたいなPV作られて悲しんだ経験あるよ…。なんでこんなシーン選ぶねんってなったことある。
306:名も無き被検体774号+
23/06/10 17:26:03.44 m5VMm3YV0.net
たまに、この素晴らしい作品に何でこんなセンスの無いPVが、、と思うことはあったけど、監督のチェック範囲外で勝手に出来上がってくる代物だったのですね
307:1
23/06/10 17:52:05.50 Hv4snrh20.net
>>301
>作監の多さ
これね、本当にいろんな要素があって一概には言えないんだよね
実を言うと、一昔前(10年以上前)から作画とかに興味あって見てる人ほど先入観があって誤解があると思う
実は10年くらい前あたりから、アニメの作り方(制作の回し方)に変化が生まれてきていて…
・従来型の少人数作監で制作する方針
or
・近年主流になりつつある、最初から多人数でぶん回す方針
どちらをチョイスするか、現場ごとに違って来てるというのが現状なのよ
これはクオリティ面、スケジュール面、制作マネジメント面、そして業界トレンドの面いろいろな事情が組み合わさって、
最終的には半ば無意識的に選択されているので、「○○という理由があって作監が多いんだよ」みたいな、総論的な言い方はし難いというのが前提になる。
つまり何が言いたいかというと
人数が多いからといって、スケジュールが無くてばら撒いている…とは限らないということだね。
たとえば、まとめて200カットやってくれるけどすげー雑な人に頼むより
50カットしかやってくれないけど腕の良い人4人に頼む…という選択肢を敢えて取る場合も増えてきたという感じ。
ただ、管理先の人数が増えると、制作進行の負荷も大幅に高まるので、
近年の作品は制作進行が2人以上連名でクレジットされたり、
デスクと進行以外に進行チーフや進行補といったヘルプがクレジットされてたりもするでしょ。
クリエイターをすぐ増やすってのは難しいので、管理コストをかけることで間接的にクリエイターの品質を向上させるという戦略だと思って貰えれば。
逆に言うと、一人のクリエイターに全幅の信頼を寄せて、その人に寄りかかった作り方をする…というのが難しくなってきてるのは事実だね。
現代では総作監も4~5人居たりするでしょ。
一昔前までは、1話はAさん、2話はBさん、3話はCさん…という風に振り分けてたのが、
いま全ての話数にAさん、Bさん、Cさんをまとめて投入して、毎週わんこそば状態で次の話数へと進んでいく方針をとってる現場が増えちゃった。
それは制作側がアニメーターを信用できなくなってしまってるということなんだが、
制作側がスケジュールに責任を取ろうと思うとそういう方法を採らざるをえない事情もあって…。難しいね。
水星の魔女に関してはご案内の通り、純粋にスケジュールが短いのは事実。
まあ話数によってはすごく少人数でいけちゃってる話数はあるけど、全体を見れば作監が少ないとはあんまり思わないけど…
まあそれはさておき、お察しの通り上手い人を大量に拘束して進めてるのは確かだね。
スケジュールが短いってことは、修正する時間が取れない、つまり一発で決めなきゃいけないってことなので、
あの現場、実はすごい投入する人を選んでるよ。
原画マンも演出も、たぶん埋めるだけならもっと楽にやれると思うんだけど、
ちゃんと使える人だけを選択して投入してる。すげー贅沢な作り方してると思う。
水星って、サンライズ…というか、BNF、BNPグループ全体にとって目玉タイトルであり、
かつ一番スケジュールが崩壊してるのが明らかな状況なので、
全社・全スタジオに対して水星を終わらせるために協力するよう大号令がかかってる状態なのよ。
なので、本来他作品のために拘束したスタッフを、隙あらば人身御供として水星班に差し出す…というと言い過ぎかもだが、
まあそれに近い「ご協力」が求められてるって聞いてるね。
テロップ厨の人が見たら「この原画さんは○スタから…この演出さんは○スタから供出された人だな」ってテロップ見て楽しめると思うw
ある意味そうやって、各スタジオからお墨付きのあるちゃんとした人だけを使ってるので、
短期間でもそれを感じさせないフィルムに出来てるんだと思うわ。
308:名も無き被検体774号+
23/06/10 19:28:54.99 PxKJ3eOl0.net
水星の魔女ただ見てるだけだと普通にクオリティ維持しててスケジュール厳しいなんて噂程度にしか信じられないだけにこうやって現場に近い人の話見ると凄い無茶な進行でやってるんだと驚くなぁ
309:名も無き被検体774号+
23/06/10 22:08:59.99 shUHP1Yx0.net
夏アニメで有名アニメーターが集まっていそうなアニメはありますか?
天国大魔境みたいな
310:名も無き被検体774号+
23/06/10 22:46:14.46 kxOdUOqi0.net
>>309
横レス失礼。
このスレの130で類似質問に返答しているので参考になれば
311:名も無き被検体774号+
23/06/10 23:09:39.33 KJBhyfcDa.net
最近は明らかにここのスレ民だろうツイートもTLによく流れてくるよ
ヤマやDIYとかアニメーター見本市ツイには諸悪の元凶と例の新井さんが大喜びで食いついてた
312:名も無き被検体774号+
23/06/11 01:44:12.15 lXYITajb0.net
>>305
あーPV外注なんだ、それは確かにテンプレ祭りになりそうだね
作品のこと良く分かってる制作陣が作るのが最善な気がするけどやっぱ売るための技術は全然別物なのかな
良ければその辺の業界構造とか完成までの流れも教えてほしい
313:名も無き被検体774号+
23/06/11 08:18:59.06 k6Hi1UQa0.net
>>308
素人目で見てもデスクや進行が何人も居て、そのデスクや進行の所属先が
全部違うスタジオみたいな事になってるからな、1期中盤くらいから
本当サンライズとBNP全スタジオの総力戦ってのは分かるよ
314:名も無き被検体774号+
23/06/11 16:43:39.41 bIixIFyq0.net
>>304
>『アニメと原作は作品として別物』がやっぱり大前提にあると思ってもらったほうがいい。
これは良いね!めっちゃ勉強になる!
当たり前だけど、アニメは原作の範囲は超えないから、原作は観ない派だけどね
あれれ、時として原作を超えるアニメもあるのかな???
315:名も無き被検体774号+
23/06/11 17:47:06.68 IiHGVszhM.net
「超える」の定義が謎すぎる。
原作(小説?漫画?ゲーム?)とアニメとで表現できることは違うし、
それぞれに長所があるってことは散々このスレで語られてたでしょ
316:名も無き被検体774号+
23/06/11 19:09:30.14 ThnMBWZY0.net
>>314
(>>304の質問したものだけど、表現として原作より良かったかも、好きかもって思うアニメがたまにあるから、そこんとこどうなんだろうと思って質問してみた)
>なるほど、あくまで「漫画の解釈の正解」と言うより、
「漫画での題材を『アニメでのベスト』で『その時点の考え』が反映されたもの」だ
から、原作漫画として書いたものとは「別物」ってことか。言われるまでその意識が薄かったです。
「漫画で書かれた解釈」を分かりやすく伝えている
ではなくて
「アニメという形でその時ベストな解釈/表現」で作り直されている
っていう方が正しいんですかね。
当然アニメの方が後だから、(失敗したかもって所を)より多くの人に響きやすい表現を選ぶこともできるから「アニメの方がいい」って場合があって
逆に
アニメの場合はどうしてもクールの尺の問題があるから「シーンの構成、カット」だったり
(漫画だと読者各自イメージするような)テンポ感、トーンだったりが気に食わなくて『漫画の方が~』ってなることがある。
アニメ化で
「○○が良くなったー悪くなった~」とかではなくて『2つ作品があってどっちが好きか?』って話なんだな……
ありがとうございます
(文章おかしくなってしまったかもしれないけど、めちゃくちゃ納得しました)
317:1
23/06/11 19:50:59.93 emxWeWTM0.net
>>302-303
申し訳ないが、自分はあくまでクリエイター側であってプロデューサーではないので、
具体的にお金がどう動いてるかまでは答えられないな。すまん。
ただ俺の知る限りという話で言うと
テレビ局が主体となってアニメを作るパターンってたしかにけっこうあって、
アニメを企画している部署ってのは、テレビ局内においても、「コンテンツ事業部」とか、「アニメ・映画事業部」みたいな名前のついてる部署がやるのよ
(子会社化して完全に本体と切り離されてる場合もある)
ここは番組編成のための部署というわけじゃなくて、
あくまで作ったコンテンツ全体で利益を上げようという部署で、テレビ本放送の編成の意思とかとはある程度独立して動いていて、
外部のビデオメーカーや配給会社みたいなところと同じで、あくまでアニメコンテンツ全体で商売しようという部署
なのでテレビ局が委員会幹事をやってるパターンの場合でも、
通常の外部の委員会と同じで、放送自体でテレビ局が利益を得ようとしてるわけではなく、
関連商品や放映権が売れてナンボなんだよね。
放映権買ってくれるなら、別に他局に卸したってぜんぜん構わないわけよ。
BSや配信なんかが、ライバルグループの放送局から放映されるケースけっこうあるのはそういう事情だと思う。
これより詳しい話となると、それこそ数土さんとかに聞いてもらわないと、ちょっと俺では答えづらいなー。
SNSでの実況については意外とみんなエゴサしてるよ。
キャプチャや、数秒単位の切り抜きくらいは、単純なキャプを実況として貼るだけなら弊害が無いので引用の範囲として黙認されてる感じだね。
別にこっちとしては全く実害ないから、静止画でのキャプチャや、1カット単位のgifについてはやめてほしいと思ってる関係者はほぼ居ないと思う。
ただ1分を超えるような、シーン単位での切り抜きとかってなってくると、それはちょっとやめてくれって感じになるんじゃないだろうか。
318:名も無き被検体774号+
23/06/12 00:01:42.24 I4u+5G070.net
止まっている人間の瞳を微動させることがありますが、あれって生きている感じを表現する為なんですか?
319:1
23/06/12 13:31:20.00 +QRk6OUo0.net
>>306,312
アニPの取り回し次第だけど、
監督のほうでチェック入れたりすることが出来る場合も一応あるけどね。
ただ宣伝素材は監督の所掌範囲じゃないって扱いで、全くチェックなく謎のPVやらプロモ素材やらが世に出ることもままある。
PVをどういう内容にするかとかは委員会の意思と宣伝Pの裁量、あとはPV業者の腕によるところが大きいので
監督のほうからはたとえば「これだけはネタバレになるから止めてくれ」みたいなピンポイントでの修正を依頼することくらいはできても
全般的に作りこみを監修するっていうのは現実的には厳しいんじゃないかな
そこまでやらせてくれって言ったこともないからわからんけど
PVですって上がってきた時点でもう作りこまれちゃってるものだから、よほどの大問題でなければ文句言えない感じ。
あと、PV作ってるタイミングって本編作業が佳境に差し掛かってるタイミングなので、
本隊のほうが宣伝のことまで面倒みてられないってのも正直ある
だからこそ宣伝Pが必要な素材を全部リストアップして、
「これとこれの素材だけ用意してくれればあとはこっちで全部やりますよ」みたいに段取りを整えてくれるのよ
こっちは映像のプロではあるが宣伝戦略に関しては素人なので、そういうプロに頼らざるを得ないんだよね。
>>309
天国大魔境クラスの作品は俺は聞いてないなぁ
320:1
23/06/12 13:51:29.97 +QRk6OUo0.net
>>308,313
もう少し時間があればもっと良く出来たんじゃないかとふと思っちゃうけどね
作画的には十分だけど、演出やストーリーを練り込む時間が果たして足りてるのかどうかわからない
あと半年監督に時間を与えてたらもっと傑作になってたのではとも思う。まあないものねだりしてもしょうがないんだけど。
>>316
そうそう。言いたかったことはそんな感じ。
そもそもアニメにしろ漫画にしろ工業製品じゃないので、狙った定格通りの面白さが出せるというものではなくて
仮に、同じ人が同じ作品を作ろうとしたとしても、
作るたびに微妙に違うものが出来上がっちゃうものなんよ
出来ることは、その時々で作り手が発揮できる100パーセントの力で作品に向き合うことだけなんだよね
そういう意味でも原作とアニメはやっぱり別物だと思って楽しんでほしいな
>>318
瞳ブレってやつね
シチュエーション次第で演出意図もいろいろ考えられるんだけど、
よくあるパターンとしては、「心の中の動きを表現する」ための演出だね。
つまり、そのキャラが心の中で何か考えてたり、何かを感じ取ったりしていて、胸の中がグルグルしている状態を
微妙な視線の揺れに託して表現しているってわけ。
表情や台詞には出さないけど、心の中で何かが動いている…それが視線に現れてる。
ポジティブ・ネガティブな感情どちらでも使える表現だね。
なので、今後アニメを見て瞳が微動してたら、いまこのキャラ心の中で何かが動いてるんだな…
もしくは何か強い情動を感じてるんだな…って解釈して見てみると良いよ
ちなみに単純に『生きてる感じ』の表現としては、
そもそも目にハイライト(白く光ってる部分)が入ってること自体が『生きている』という表現になってるんだよね。
なので死んだキャラや心が崩壊してしまったキャラなんかだと目のハイライトを消したりする。
(これがいわゆるレイプ目とか死んだ魚のような目って言われるやつ)
上記はあくまで『よく使われるシチュエーションでは』って話なので、演出意図次第で違うパターンの場合もあるかもだけど。
321:1
23/06/12 13:56:22.11 +QRk6OUo0.net
>>318
余談だけど
瞳微動だけだと、ポジティブ・ネガティブ両方で使えるんだけど
類似する表現で、瞳だけではなく眉毛まで微動させている場合は
基本的にネガティブな情動の表現になる。
連続で微動させる場合と比べて、
間欠的に「ピクピク、…ピクピク」みたいに動かすと、「怒り」のニュアンスが上がる。
また瞳微動の場合も、
「瞳Hiブレ」と呼ばれる、瞳そのものは止めのまま、
目に映りこんでいるハイライトだけが微動する表現もあって、
この場合は情動とかってよりは、より動きが小さい「思案」「情感」の表現になるかな。
瞳ブレひとつとってもいろいろバリエーションがあって面白いよ。
322:名も無き被検体774号+
23/06/12 21:28:21.66 MrNVdjj80.net
中山ドラゴンをどう思う?
323:名も無き被検体774号+
23/06/12 21:59:28.21 DeswegISp.net
演出は分かりやすいものから芸コマなものまで多様だと思いますが、どれくらい視聴者に伝わるように意識してやってるんでしょうか?
ボーッと流し見してる人でも演出が凝っていれば刷り込み的に良い作品だと印象付けられるものなんでしょうか?
324:名も無き被検体774号+
23/06/12 22:21:06.20 I4u+5G070.net
>>322
横レス失礼。
中山氏の話題は2スレ目bナ結構でたので試Q考になるかもbオれません
325:末シも無き被検体774号+
23/06/12 23:29:51.04 Q0eiBjQO0.net
瞳と言えば竹内哲也さんが開発(?)したハイライトが回転する奴がめちゃすこだわ
326:名も無き被検体774号+
23/06/12 23:37:22.79 0EJQa4300.net
AIでアニメ作る時代がもうすぐ来たら監督業は捗りそうだな
327:1
23/06/13 03:31:46.95 oeYae6mI0.net
>>322
力のあるクリエイターだと思うよ。
直接ご一緒したことはないけど業界内でニアミスはしてて、実力ある人だな~とは思ってる。
>>323
あくまで俺個人の考え方だけど…
演出というか、アニメ作りって、
足し算で「演出技巧を10個繰り出せば10ポイント」って感じのものじゃなくて
むしろ技術的に失敗している部分があるとそこが減点されていく…みたいな要素のほうが多いんだよね
なので客に伝わるとか伝わらないとか関係無く、
なんなら、「客のほとんどが気にしないであろうポイント」まで拘って作ることこそが
細部まで血肉の通った演出に仕上げる唯一の方法なのよ
そういう意味で、視聴者への伝わりやすさってのはあんまり気にしてない。
一人でも気付く人がいるならやる意味のある演出だと思ってるし、
逆に一人にでも気付かれちゃうなら、それはもう手を抜いてはいけないことって判断になる。
>>325
わかる~
ただ繰り出しどころが難しいんよ
記号化が強い表現なので、絵柄とか作風にもよって、たとえばリアル系作品とかだと「やり過ぎ」になっちゃうから。
328:1
23/06/13 03:51:29.34 oeYae6mI0.net
>>326
いま話題になってるstable diffusionとかchatGPTみたいなタイプの
膨大なデータセットを薄めて再利用するタイプのAIは、
正直あんまりクリエイティブ業界のあり方までは変えないかなというのが俺のここまでの印象だけどね…
やっぱりあくまで道具の一種に過ぎないので。
たとえば初音ミクが出ても歌手が居なくなったりしてないでしょ。そういうイメージかな。
小説や絵画、アニメみたいな、
人間が作れてるものと同じことをAIにやらせてるうちは、AIは単なる道具に過ぎないんだけど…
「空間生成」みたいな、もともと人間にはかなり(物量的にも技術的にも)難しいことをやらせるってなると話は変わってくる。
いまそっち方面の研究も着々と進んでて
プロンプトから空間を生成するとか、静止画像から立体をモデリングするとか、そういう技術が実用化寸前まで来てるでしょ
まだ未来の話ではあるけど
昨今話題のApple vision proみたいなVR・MR機器のためのコンテンツとかで
既存の映像とかのフォーマットとは全く違う新しいエンタメが生み出されたとき
それはもうAIの力なしでは作れないものになってる気がするね。
329:名も無き被検体774号+
23/06/13 03:58:06.66 0ZYvY8/y0.net
瞳ブレの返答有難う御座います。
春番の『私の百合はお仕事です!』で見る機会が多かったので質問しました。また、返答と照らし合わせると「動揺」等の気持ちの揺れで利用されているように感じました。
監督や演出など役割によって違うと思いますが、アニメの仕事でどんな時に達成感や感動を感じますか?
330:1
23/06/13 07:13:43.02 oeYae6mI0.net
>>329
ピンポイントで「この瞬間」に達成感!って感じにはあんまならない
完パケした瞬間とか、放送されてるタイミングとかは確かにひとつ区切りになるので、達成感や感動が無いかというと嘘になるけど
そこまでの長い作業期間でいろいろ手を尽くした結果なので、納得や安堵のほうが大きいからなー。
達成感というよりはむしろ「やってよかった」と思う瞬間になっちゃうけど
同じプロデューサーや制作さんから、また仕事の依頼が来たときは、
自分の仕事の答え合わせが出来た気持ちになるのでやっぱり嬉しいね。
出来たモノだけではなく、仕事の進め方みたいなプロセスも含めて自分を見てくれてた人からの評価だからね。
331:1
23/06/13 07:17:33.84 oeYae6mI0.net
>>329
ちなみにお客さんの反応とかでは感動しないのかというと、それはもちろんありがたく読んでるし嬉しいんだけど
アニメって一人で作ってるわけじゃ無くて、
原作や、アニメーター等々、参加スタッフの力があって、共同で作ってるものなので
視聴者から高評価をいただけたときは、まず関係者への感謝の気持ちのほうが大きいんだよね。
みんなの力あってこそ作れたものなので、そこで俺が喜んだり達成感感じるのもおこがましい気がしてしまってさw
それと比べて、プロデューサーや制作さんから次の仕事の依頼が来るってのは、
あくまで俺個人の仕事に対する評価なのは間違いないので
だからこそ一番素直に嬉しく思えるんだよね。
332:名も無き被検体774号+
23/06/13 15:34:16.02 j3ByKVCl0.net
原作が漫画か小説かでやりやすさの違いってありますか?
333:1
23/06/13 18:29:40.49 oeYae6mI0.net
>>332
このスレの116や150で言った通り
ビジュアル面で参考に出来る資料が純粋に多いので、まあ漫画のほうが楽に作れるっちゃ作れるよね
ただ逆に言うと漫画に「引っ張られる」のが悪い影響になることもあるので、一概に良し悪しは言いにくいけど。
まあどっちでもいいかな
334:名も無き被検体774号+
23/06/13 22:37:49.80 912b8lpHM.net
三浦貴博氏ってもしかして、ufotableから移籍されたのですか?
最近Cloverの作品ばかり参加されている印象です。
335:名も無き被検体774号+
23/06/14 01:37:14.73 JhHs+fdS0.net
すごく謙虚なのが伝わってきました。確かに多人数が関わる仕事だと、個人より皆の力というのは納得ですね。
KVやPVの時点で表情や作画が怪しいと「事前の一枚絵や、数分の映像でさえこれという事は···」と見る前から残念に感じてしまいます。こういう場合って、やはり本編もお察しのケースが多いのでしょうか?
336:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/14 10:55:19.85 TD96lPe/0.net
>>334
知らん
>>335
お察しって…
それはもうあなたの見てる通り好きに「察っ」すればいいんじゃないの
ただまあこっちの立場として一言言うと
PVについてはちょい上でも書いたとおり、外注業者が作ってるものなので、
なんでこんな感じになっちゃったんだ? もっと作画良いとこや見せ場があっただろってなるような
不本意なPV出されちゃった経験が俺にもあるからな。
逆に宣伝側も、本編の素材を全部貰ってるわけじゃなかったりもするし
現場の温度感を知ってるわけじゃないから、お互い様の部分もあるだろうし。
KVについては、KVの時点で作画が怪しいってのはまずあり得んと思うから何をいいたいのかよくわからん。
キャラデザインが好みじゃ無いってだけなら、それは普通「作画怪しい」とは言わないのよ
ただこれも見た人の感想として「デザインが好みじゃ無い」とか、「制作側のセンスとズレがある」ことは判断できるかもしれんから
それで見る見ない判断するのはお好きにどうぞって感じじゃないか
337:名も無き被検体774号+
23/06/14 19:31:02.94 bZt8HizZ0.net
アニメ制作業界の伝統や風習でこれおかしいでしょって思っている事はありますか?
338:名も無き被検体774号+
23/06/14 19:40:13.56 Z48FPf420.net
水星とかが露骨にSNSバズを狙ってるワードとか使ってる気がするんですが、実際そういうのを意識して作る傾向とか出てきてますか?
339:名も無き被検体774号+
23/06/15 00:01:32.40 RJXjwgXZ0.net
声優の給料について
新人とベテランじゃ違うらしいけどいくらくらい違うのか?
サザエさんやコナンなどに出てるレジェンド声優も高いギャラだったりするのか?
高いギャラの声優は素晴らしい演技するのか?
340:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/15 16:33:51.80 OYnfwDv30.net
>>337
会社単位でヤベー所の噂を聞くことはチラホラあるんだけど
業界全体としては比較的クリーンで公平な環境なんじゃないかと思うよ
ただ普通のお仕事と雰囲気が違うんじゃないかと思ってる部分で、これはこの業界の良さでもあると思ってるんだが
「会社員」みたいな意識で、会社に守って貰えると思って業界に来ると痛い目を見るかも
アニメーターや監督だけじゃなく、制作進行ですらそうなんだけど
個人プレイヤーがお互いのスキルとコネで勝負する上で、その瞬間だけ寄り集まってるのが制作会社って感じで
隙あらばお互いを踏み台にして高みを目指そうとしてる連中しか居ないのよ
なので必要なのは情報収集と自己防衛
情弱だとカモにされて搾取されたりするケースもあるが、この業界においては自己責任だからね。
あとは才能無いやつ、描けないやつには人権無い業界なので
SNSとかで定期的に「若手アニメーター支援」みたいな話が持ち上がるけど、
ああいうのは「描けるやつ」「才能あるやつ」を支援しましょうっていうのが暗に前提になってるんよ
描けないやつは業界人から「え?なんでまだいるの」みたいな扱いを受ける。
それに耐えて「描ける側」に回るまで頑張れる根性のあるやつか、最初から描ける一部の天才のための業界だね。
昔からそういう実力に対してドライな業界で、
今居るベテランもみんなそういう扱いのなかサバイバルしてきた人達ばかりだからね。
ある種SNSで横の繋がり作って情報収集とかってのは、周囲を圧倒するほどの才能が無くてもサバイバルするための基本技の一つ
ただ業界人の和に入れて貰うためにもそもそも最低限の才能が必要というジレンマもあるw
俺はこれをしょうがないというか、当たり前のことだと思ってて
仮に人権無くても頑張れるくらい頭のネジ飛んでるやつじゃないと来ちゃだめな業界だと思っているので
別におかしな風習だとは思ってはいないんだけど
ただ世間一般の労働の価値観とは違う部分だなーとは思うよ。
こういう業界の怖さって中の人はみんな多かれ少なかれ感じてると思うんだけど
みんな実名SNSとかでは表に出さないんだよね。
でもこれ本当にそうなんだけど、実力有るアニメーターや演出家ほど
同じスタジオ内でも「人間認定」してるクリエイターと「それ以外の雑魚」認定してるクリエイターを明確に区別してて
人間認定してる相手にしか挨拶返さないとかザラにあるよ
でも当たり前だよね、悔しかったら人間認定されるくらい上手くならないといけない。
これをおかしいと思うならこんな業界来ちゃいけない。
341:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/15 16:46:13.28 OYnfwDv30.net
>>337
まああと強いて「おかしい」と言うなら
制作進行という仕事自体が「おかしい」とは思う
入って1年目の素人にいきなり1000万円単位の権限渡して
何十工程もの進捗管理と、それを発注する数十の下請け先を探してきて選定するところからぜんぶ任せるって
かなり乱暴だし危険なことやらせてるよなと思うわ
当然、新人だと上手にやれないことも多々あるわけで
コネもノウハウもないなかでなんとか下請け先を探してきても、
他工程から「なんでこんなレベルの低いところに頼んだんだ」って苦情がくるし
スケジュール管理もどうしたって予想外の連続で遅れていくので
そうなるとあらゆる管理先から問い合わせと称した苦情やクレームが殺到することになる
それをくぐり抜けたヤツだけが業界で生きていっていい人権を手にするシステムになってる
ちょっとこれは可哀想だなと思う部分もある
他の工程、たとえばアニメーターとかのセクションでは
なんだかんだ新人は簡単な下働きから入って、先輩の指導監督のもとでちょっとずつ担当範囲を引き上げていく会社が多いんだが(例外あり)
制作進行についてはそういう仕事の切り分けが難しいこともあって、いきなり最前線に突っ込まれる会社が今でも多い気がするね。
とはいえ、仮に慎重に研修を重ねたところで
最終的にはどこかで苦情とクレームの十字砲火を食らう仕事なので、耐性がなければそこで辞めちゃうんよ
なので早めに見極めといた方が本人のためにも良いっていう現実もある…。
342:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/15 16:59:59.00 OYnfwDv30.net
>>338
SNSが出る前から、流行に乗っかろうみたいな作り方する人いたとは思う
ただやり方が下手だとスベっちゃうので、上手く乗っかれてる水星とかはセンスがいいよね
>>339
テレビアニメ本編のアフレコのギャラは
日俳連っていう組合が定めてる「ランク制」に基づいて支払われてるので
新人のジュニアランクだと1話あたり15000円
ベテランの最高ランクでも1話あたり45000円で固定。
(ただし二次使用料金込みの包括契約など個々の契約条件次第で、実際に払われる金額はこれより増えるケースあり)
ただしごく一部のレジェンド声優は「ノーランク」といって言い値でギャラを決めることができるようになるほか
日俳連に所属していない俳優などは都度条件を相談するので、
いずれもランク制度より大幅に高額なギャラでの出演となることはある
それはキャスティングする側が、それだけの価値を見いだしてるということになるね
「声優 ランク制」とかでググったら詳しく出てくるよ
343:名も無き被検体774号+
23/06/15 17:43:58.74 Z6eJWsS00.net
アニメ業界への異業種からの転職って
元の業種とか、どんなのありますか?
344:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/15 17:51:26.09 OYnfwDv30.net
>>343
いろいろ居るよ
ぱっと思いつく知り合いだけでも不動産営業とか自衛隊とか電機製品工場勤務とかから業界来てる人いるし
看護師の資格持ちとか保育士からアニメに来た人も知ってる
エンタメ業界に近いところで言えば、ミュージシャン崩れとかデザイン業界から来る人もいるし、実写業界から来る人も居る
マジで来る者拒まずの業界なので、どんな経歴でも入るだけなら簡単
難しいのは生き残るほう
345:名も無き被検体774号+
23/06/15 18:27:27.95 Z6eJWsS00.net
>>344
即レス感謝です
んでアニメ業界に転職後はどんな役職がある訳で?
さすがに監督や脚本家とか演出家になるのは
は難しいのかな…
転職組の有名アニメ関係者ってあんま思いつかんです
声優は結構いるんだけどねw
それと、来月でいよいよ1カット目から一年経過しますな
ほんとスレの継続運営にかんしゃです
346:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/15 19:00:18.46 OYnfwDv30.net
>>345
逆に言うと、アニメ業界において前職の経験はほぼ意味ないので
業界外からの転職なら、何歳からだろうが
高卒18歳のド新人と肩を並べて動画マンや制作進行からやってもらうだけの話よ
そこでもちろん生き残れれば、ちゃんと監督や演出になれるよ
高卒と東大卒と中途のオッサンが同じ給料で肩を並べて仕事してるのがアニメ業界の良い所。
(ただし業界に適応できなければどんなに経歴が良くても人権を得られない)
347:名も無き被検体774号+
23/06/15 20:45:50.59 Z6eJWsS00.net
>>346
前々から思ってたけど、アニメ業界って参入や働き方とか
日本の業界の中でも何気に合理的で公平ですよね
ところで、水星は度々このスレで話題になるけど
BSで最近Vガンダムを、セレクション放映してたの観て
アニメ監督としては、あの作品どう評価するのか意見を聞きたいです
もう30年も前の作品だけど、個人的には今でも色褪せない完成度の高さをやはり感じる
特に最終回の、監督作詞の挿入歌が流れて戦いの終わったヒロインと宿敵のやり取りの演出や
その解釈は視聴者にお任せ、ってことなんですよね…?
348:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/16 03:46:28.54 tLINUi770.net
>>347
>アニメ業界って参入や働き方とか日本の業界の中でも何気に合理的で公平ですよね
これはほんとそう思う。
これが欧米型実力社会と言われるものそのものだと思うよ。
ただ欠点も欧米型実力社会と同じで、末端労働者の権利が全くと言っていいほど保証されてない。
実力が不適と判断されれば容赦なく首を切られるんだよね。
なので、本来であれば労働組合とかがしっかり組織されてきっちり会社側や業界側と交渉できないといけないんだが
日本人はそういうのが下手クソなので今のところまったく出来てない。
(Janicaはそれを目指したけど事実上失敗して、健康保険の受け入れ事務窓口としての機能しか果たしてないw)
亜細亜堂に労組が出来たとかの話題もあるが、
最終的には業界全体にこの流れが広がらないと意味ないと思う。
Vガンダムについては俺も好き。
面白いよね
逆シャアまでとVガンダム以降で富野作品の雰囲気変わった気がするんだよな
いまちょうどFebriが「山本裕介に聞いた 『機動戦士Vガンダム』30年目の真実」っていう連載をネットに出してるんでぜひ。面白い。
349:名も無き被検体774号+
23/06/16 19:57:18.85 C1viYyit0.net
新井さんが言っていたように時間労働制になったらどうなりますか?
350:名も無き被検体774号+
23/06/16 21:57:00.91 Ve+TyLTs0.net
>>348
ただ新卒採用時に要求される能力水準に関しては
もっと明確に公表しておいた方がいいと
このスレ読んでたら思います…
351:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/17 00:41:09.53 QDDQNpZg0.net
>>349
個人的には、創作活動って時給換算できるもんじゃないと思うので
新井さんの言う最低賃金論法もいろいろ乱暴すぎるなと思う
裾野の部分の待遇を引き上げましょうというのはもちろんお題目としてはぜんぜん良いと思うんだけど
それを何らかの規制とかの形で実現してしまうと、むしろ結果として採算ラインに「のる」人と「のらない」人を
今以上に残酷に選別せざるを得ない地獄のような業界になってしまうと思う…。
その結果、たとえばたくさん時間をかけることでクオリティを高めるタイプのクリエイターとかが仕事にならなくなっちゃったりもするだろうし、
なぁなぁで「安い」からこそ、本来採算ラインに「のらない」レベルの駆け出しにもチャンスが多数あるのがいまのアニメ業界なので
ただなんども言うように
俺自身は飯を「食えてしまってる」側なので
食えなくて困ってる側の言い分をわかってあげられてないから
そこは難しいところだね
>>350
能力水準つっても、
何度も言うように余所での経験や実力ってアニメ業界ではほとんど当てにならないので
入ってみないとわかんないからなぁ
それは企業にとっても同じで、入れてみないとわかんないんだよね…
なので募集要項にもなんとも書きづらいのよ
352:名も無き被検体774号+
23/06/17 05:41:19.02 qUC2ZNPH0.net
声優みたいに5年目まではジュニア枠にして
その間は原画単価4000円にするとかどうですかね
353:名も無き被検体774号+
23/06/17 12:40:31.27 QoEuW3kh0.net
アフレコ関係に関しての質問
絵の演技の関係もあるから、監督は基本立ち会うとのことだったけど
「ここはこんな感じで~」みたいな作品に対するピンポイントなディレクション(収録中?)以外で、声優さんと作品についてどれくらい話すんですか?
作品観、キャラ観とかを腰据えて、あえて時間を設けて……みたいな。
オリジナルならあるだろうなと思うんですけど、原作付きの場合ってどうなんですか?
354:名も無き被検体774号+
23/06/17 13:25:11.96 Noaave+l0.net
>>351
普通に入社試験でいい気もするけど
やはり外野には分かり辛い事情もあるんですかね…
もう一つ質問なんですが、アニメ業界のwiki記事の正確性ってどんなもんです?
人物とか用語とか、間違ってはいないけどなんか的外れとか
355:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/17 17:12:10.54 QDDQNpZg0.net
>>352
ある種の最低賃金保障という意味では面白いアイデアだとは思うが、現実的に難しい理由がぱっと二つほど思い浮かぶ。
まず一つは、作品によってあまりにも仕事の難易度やカロリーが違うということ
たとえばドラえもん見たいな子供向けアニメと、うたプリみたいな女性向けアイドルアニメだと
同じ1枚の絵でも、引かなきゃいけない線の数が5倍とか10倍とか違ってくる
なので同じ基準で単価設定すること自体が難しい。
声優の場合は、もちろん作品やキャラによって多少の差はあるだろうが、
いうても「セリフを読む」「演技する」みたいな仕事自体の難易度やかかる労力はどんな作品でも変わらないし
共通基準で「30分アニメのアフレコなら○円」っていう設定にも、ある程度納得感があるわけ。
あと、もともと声優のギャラって全体の予算からすれば微々たるものなので
制作側としても、多少多めに払ってもほとんど影響がない。
なので「セリフ一言」であってもきちんと1回分の報酬を払うということも可能。
ただ一方で、作画とかに関して言えば、
簡単な内容の作品にもハイカロリー前提の単価を払わなきゃいけなくなってしまうと、
爆発的に必要な予算が増加して、子供向けアニメなんてもう二度と作れなくなってしまう。
これは制作会社側も受け入れられないでしょう。
とはいえ、作品の難易度によって単価は適宜調整…なんて話になったら、現状と何も変わらない。
という現実的な金銭面での問題が一つ。
あとは、5年目までは~みたいな年次によってランクを設定することの問題点もある。
たとえばいま動画工房とかでバリバリキャラデザ総作監やってる平山寛菜って
たしか2年目で総作監、3年目でキャラデザに昇格してるでしょ
他にも勝又聖人とか油布京子とかも5年以内に人気作品のキャラデザに昇格してるし、
こういう他人を蹴飛ばして追い越せるような天才型の人達は、年功序列のランク制に当てはめられるのを本人達が拒否するだろうね。
なのでそのランク制が、優秀な人たちは拒否して、
一人で飯を食う実力の無い有象無象だけがしがみついてる状態になってしまえば、有名無実化するのは明らかだし
逆に優秀な天才タイプに寄り添った制度設計をしてしまえば、結局飯の食えてない弱者にとっては何の意味も無い制度になってしまう…。
圧倒的な弱肉強食、実力主義社会のアニメ業界において、
みんなを一律で救う報酬システムってのは設計不能じゃないかと思うんだよな。
356:名も無き被検体774号+
23/06/17 17:59:01.50 VwkPTwz50.net
書いている内容を見ていると、十分な制作費の確保、クリエイタ数に応じた制作本数のコントロールで、適切な報酬が支払われる流れを作る方が現実的だと感じました。また、動画の報酬を底上げする事が、結果的に下積み期間を支えて、救済に繋がると思ったのですが如何でしょうか?
357:名も無き被検体774号+
23/06/17 18:56:52.07 NHhva3yBa.net
SNSやクレジットをみてると特に若手の優秀なアニメーター達は結束力が強く作品への相互勧誘とか独自のコミュニティを形成してる感もあります
変な報酬システムとかにしてこの若手集団に拒否されたら少なからず影響でそうですが主からはこの若手ネットワークはどうみえてますか?
最近だと話題の平山さんを筆頭にチェンソーキャラデザの杉山さん他がCloverWorksに集まり推しの子リアタイして梅原Pにお前達仲が良いなと言われてるのが印象的でした
358:名も無き被検体774号+
23/06/17 18:57:24.19 N+vjEYQv0.net
アニメで食える人の席って限られていて決まってる感じ?
359:名も無き被検体774号+
23/06/17 19:51:39.22 yszB5/y90.net
丁度、油布京子さんの名前が出てきたからというわけでもないですが、プリキュアのキャラデザは毎年コンペで決まると聞きます
水星の魔女のキャラ原案もコンペで決まったとのことですが、こういったクリエイター同士が競い合ってポジションをつかみ取る様な戦いは他の役職などでもあったりするのでしょうか
360:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/17 23:06:35.13 QDDQNpZg0.net
>>353
監督によってはアフレコスタート前に直接声優さんと話す人も居るっちゃ居るけど、
俺自身はあんまりそれに意味を感じないのでやってない。
通常の工程通り、まずは一回、声優さんが家で作ってきた演技や解釈を聞かせて貰って、
イメージと違ったりした部分だけ、音響監督を通じて指摘して変えて貰う…
というやり方で基本的には事足りる。
ただ確かにオリジナル作品は、原作モノと違ってキャラ解釈の情報が少ないから
あらかじめ申し送りをしたり、場合によっては稽古日を設けたりするという話も聞いたことはある。
>>354
いやまあそれでいうと入社試験はちゃんとやってるのよ
各社とも「こいつは続かなそうだな」ってぱっと見で判断できる子は先に落としてるよ
ただ画力とかセンス、あるいはアニメ業界への適正って数値化できるものじゃないし
これまでの学歴や経歴もなんの参考にもならないから
客観的に公表できる基準が作れない
実際会って話をしてみて、
それからそいつの絵を見て、それで「こいつならいけそうだな」って判断するしかないのよ…
wikiってのは
Wikipediaのアニメ関係項目のこと?
それとも作画wikiや演出wiki、アニメ@wikiみたいな私設wikiのこと?
いずれもそれなりに業界マニアが書いてるから有益な情報がたくさんあるけど
当然、書いてる人の個人的な考えが混ざってたり、最新の情報じゃなかったりすることは多々ある
361:名も無き被検体774号+
23/06/17 23:30:55.91 qUC2ZNPH0.net
>>355
>簡単な内容の作品にもハイカロリー前提の単価を払わなきゃいけなくなってしまうと、
>爆発的に必要な予算が増加して、子供向けアニメなんてもう二度と作れなくなってしまう。
ああ・・・確かに作画のカロリーに比例した単価じゃないと駄目か
362:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/18 00:06:10.60 ue7RHs4U0.net
>>356
反論ばかりで申し訳なくなってくるんだが、大事な話だと思うんで聞いて欲しい
このスレ初めてから一貫して、俺は制作本数のコントロールには強く反対のスタンスを取ってる
そもそも、この話って、製作本数が半分になれば1本当たりの予算が倍になる…みたいな
制作本数を絞れば残った作品に予算が集中するというのが大前提として語られてるわけだが
なぜ、制作本数=商品の販売数が減っても、売り上げが下がらないと思ってるのかを逆に聞きたい
製作本数が半分になれば、売り上げも半分になって、ただ業界が衰退するっていうだけの、
誰も得しない結果になる可能性もあるわけじゃん。
アニメに出資する側って、アニメというギャンブルでうまく当てて儲けを出したいからお金を出してるわけよ
そのギャンブルのクジの数が作品数だと思ってくれ
クジの数自体を絞ってしまうと、そもそもクジを引く=出資すること自体が出来なくて、
出資自体を諦めるプレイヤーが続出する可能性が高い。
そもそも制作費を確保する=製品の製造コストが上がるってことなので
採算ラインの上昇に伴って、アニメというビジネスが成功する可能性が下がるわけよ
製品の仕入れ価格なんて安けりゃ安い方がいいんだから
下手に国内のクリエイターやスタジオがカルテル結んで制作費を高止まりさせれば
中国や韓国をはじめ、安くで制作できる海外製アニメにあっという間に駆逐されるだろうね
製造業が平成の間、円高で皆殺しに合ったのはみんな知ってるでしょ
逆に言えば、海外アニメがほとんど3Dに置き換わったいまもなお、
日本の手描きアニメが何故生き残れているかというと、それはもう「安いから」だと思うのよ
この価格競争力という最大のメリットを、自らドブに捨てることはないと思うんだよね。
なので俺の結論としては
>十分な制作費の確保、クリエイタ数に応じた制作本数のコントロール
これとは真逆の発想が必要だと思う。
つまり1本当たりの予算は現状維持で十分、製作本数はできるだけ多いほうが良い。
その上で、より少人数で低コスト高効率で制作するノウハウを高めることで
クリエイターの待遇不足や人数不足を補う方向に進化すべきだと思う。
近視眼的な賃金改善なんかよりも、業界やアニメ文化の将来を見据えるならこっちだと思う。
363:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/18 00:20:16.92 ue7RHs4U0.net
>>356
動画工程の報酬不足はこれまでもネットでさんざん叫ばれてるわけだが
俺も現状の動画単価は仕事内容から鑑みれば安すぎるとは思う。
ただ、じゃあなんでこんなに安いのかというと
これも何度かこのスレで語ってきたことだが、完全にこれは中国の無錫との価格競争になっているからなのよ。
ほとんどのアニメは、文化庁からの補助金とか無しで
きちんと民営の営利プロジェクトとして自立している。
数多の伝統芸能が国の補助金なしには業界存続すら危うくなる中、これは誇るべきことだと思う。
ただし、それと引き換えに、コストを削減できる部分では削減しなくてはならない。
(でなければ儲けを出すことが出来なくなり、事業として存続できなくなる)
その結果、我々日本人は、海を越えた中国人のバイトの人と価格競争に陥ってるってわけ。
今の動画の単価設定の理由はそこにある。
俺自身の考えとしては、正直、この戦いに勝ち目はないと思っていて
AIによる全自動化とかが実現するまでは、動画工程はこれから先も中国人に任せるほかないと思ってる。
なので単価を引き上げるのもムリだという結論。
現状通り、新人には別途補助金という形で資金補助をする形が経営判断としてはベストだと思う。
364:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/18 00:31:33.21 ue7RHs4U0.net
>>357
上でも書いたけど、
上手い人って自動的に人権が付与されて、上手い人同士で交流する権利が得られる雰囲気があるのよ
その結果どんどん上手い人同士の繋がりが増えていくスパイラルになる
ちなみに俺はぜんぜん横の繋がり無い陰キャ側の人間なんだけど
やっぱ並以下の実力だと人権がないので、業界内でも交流するの肩身が狭いんよな…
>>358
それが決まってないのがアニメ業界のいいところ。
いまは作品が多いし、新しい会社がどんどん出てきてるでしょ
つまり固定化した老害による既得権益みたいなものの影響が少なくて、どんどん若手が実力次第で上に登れる状況。
ただしチャンスが無数に有る反動として、蹴落とされた側への同情や救済措置が無いって感じ。
>>359
キャラデは多くの作品で一応コンペという形を取るのが一般的だね。
ただコンペといっても大々的に募集をかけるわけじゃなくて、
プロデューサーが候補者3人くらいに声を掛けてそれぞれ何枚か描いて貰って
それを委員会側が見て判断するという、クローズドなものだよ。
なので「競い合う」というよりは、プロデューサーから「コンペ用にイラスト描いて」「はーい、通ればいいなぁ」くらいの温度感。
コンペになるのは何故かキャラデだけだね。
他の役職はプロデューサーによる決め打ち指名がほとんど。
ただ近年の集英社作品なんかで発生するのが
制作スタジオどころか、製作委員会をコンペで選ぶ(この場合ショートムービーを作らせたりする)場合があって、
これは相当熾烈な争いになる。
365:名も無き被検体774号+
23/06/18 00:37:33.35 YVMFi0Tn0.net
>>362
確かに、作品数の減少をギャンブルのクジで例えるとわかり易いですね。私の考えが浅かったです。
追って質問です。
結論で語られた『少人数・低コストによる高効率での作品制作』はどの様にすれば実現すると考えますか?
・スケジュールを効率化して拘束費を抑える
・少人数化は、現状の作監いっぱい現象みたいなのをスリム化 (これは、上でデメリットだけでは無いと言ってたし違う気がする)
とかになってくるんですかね?
366:名も無き被検体774号+
23/06/18 16:28:31.39 WcteJqmH0.net
作画を描いてる人は作画中ラジオなどのBGMを流し、脚本など書いてる人は静かな環境を好む、という想像なのですが気を散らせたり集中する時は集中したりなどのアニメ業界あるあるはありますか?
367:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/06/18 19:39:50.99 ue7RHs4U0.net
>>365
>『少人数・低コストによる高効率での作品制作』はどの様にすれば実現すると考えますか
いやーそんな方法があるならみんなやってるだろうからな…
個人的な考えだが
アニメ制作って、
ビジネスとしての会社側の低コスト主義と、アートとして無限にコストを掛けたいクリエイター側との
立場の違う両者の綱引き結果だと思うので
仮にコスト削減を目指すなら、必然的にある程度クオリティ面での妥協も強いられると思う。
たとえば極端な例としては、「動画マン」を国内で育成する必要性の有無を考えた方が良い
つまり「動画」工程は、中国人バイトにコストで勝てる可能性が無いので、
もう中国の人に任せてしまって、
日本のスタジオでは競争力のある原画工程以降だけに特化して人材育成したほうが良いのではという考え方なんかがアリなんじゃないかと思う。
あとは、「作監がいっぱい現象」なんかも、
少しでもクオリティを高めたいからそうなってる部分が大きいので
作画クオリティを妥協して少人数の作監に任せてしまう…とかね。
たとえば…
いま総作監制ってほとんど全ての現場で取られてる方式だけど
すげー単純な計算だけど、作監とは別に総作監の給料も払ってるわけだから、コスト2倍かかってるわけ
だけど絵が2倍良くなってるかというとそんなことはなくて、
下手すりゃ無駄に作監と総作監に同じ絵を描かせてるだけになってると思うんだよね
そりゃ当然総作監を入れることで少しだけ作画は綺麗になるかもしれないが
払ってる資金やスケジュールなどのコストに対して、効果の効率が悪いと思う。
管理側は、とにかくチェック工程を増やせばクオリティが上がると思ってる節もある…というか
チェック工程を増やすことくらいしか、管理側に打てる手が無いんだが
同じことを何回もチェックしたところでクオリティ向上への寄与は薄いと思うんだよ。
これがたとえば運輸会社とかで、安全確認のためだっていうなら
複数の役職を置いて、何度でも安全性はチェックしたほうが良いとは思うんだが
別にアニメ会社って、究極論作画がちょっと微妙でも人が死ぬわけじゃないんだし、
どうしても失敗したらあとから修正すればいいんだからと俺は思う。
単純に総作監みたいなダブルチェック役職を外せば良いかというとそういう問題でもなくて、
1回のチェックで十分なクオリティが出せるような意識改革が必要になるとは思うけどね。
どちらにせよいま提案してるような内容は「劇薬」に近いし、
確実にクオリティに妥協が必要になる選択なので、今日明日で選べるオプションではないと思う。
ただ長期的に見て、どの工程が本当に必要な工程で、どの工程の人材を育てるべきか…みたいな話をしていかないといけない時期に来てると思うわ。