23/05/14 10:51:14.37 V3vQ0L6E0.net
夏アニメに人気アニメーターが集まっているものはありますか?
126:名も無き被検体774号+
23/05/15 19:16:26.98 1DIvUXAl0.net
素人的には、キャラクターデザインの良し悪しの判断基準って、原作に似ているかどうかくらいなのですが、プロはどういうところを見てキャラデザについて評価しているのでしょうか
キャラデザを多くやっているアニメーターさんは、絵を似せる以外にも特殊なスキルを持っていたりするのでしょうか
127:名も無き被検体774号+
23/05/16 07:21:40.37 oc+FOxs60.net
監督からみて
今期No1かNo.2を争うであろう
【推しの子】はどうでしょうか?
dアニメのアンケートで
ほぼすべてで鬼滅を抜いて
1位との結果がでています
プロの視点が知りたいです
128:名も無き被検体774号+
23/05/16 08:25:03.15 GgSEBgfI0.net
>>123
同業者の主にそこまで言わしめるレベルなんですね。功績の割にフォーカスされた評論があまりない気がするので、悲しいなと思ったりしました。また、AIRやメイドラ等の担当回を見返しましたが、ギャグ以外にも、人の温かみやドラマといった感情の魅せ方も素晴らしかったです(あとは、複数人画面に居る場合、情報が整理されていて見やすい気もした)
129:名も無き被検体774号+
23/05/16 09:51:20.37 7jF6XeqR0.net
「レガリア」が4話まで放送されたのち クオリティを原因に
1話から作り直す事件がありましたが
実際に作り直された1~4話は 間違い探しレベルで
ほぼ同じだったと話題になっていて
あれは放送期間中に最終話までの作業が間に合わないのが明らかだったので
建前として言ってただけなんでしょうか
今や珍しくなくなりましたが
アクタスってこういうやり方のはしりというイメージがあるんですが
130:1
23/05/16 13:19:59.31 jfgxIxT/0.net
>>124
デザインすること自体は、出来る人に描いて貰うだけなので出来るっちゃ出来るんだけど
漫画原作の場合、たとえば1コマだけしか出てこないようなキャラやモノの場合は「漫画を参考に適当によろしく」が出来るけど
原作に無ければちゃんとデザインを起こさないと描きようが無いので
だから設定関係の点数が増えて現場への負荷が上がるんよな
宝くじ当たったらかぁ
うーん…俺だったらまずアニメ会社作るかなぁ…
お金があったら、作品1本作って終わりじゃなくて、理想のチームで継続して作品を作っていける体制を整えてみたいよね
簡単な話じゃないけど。
>>125
現状夏アニメでお祭り的な感じになってるタイトルは聞いてないかな
普通に順調に進んでてクオリティ高そうなタイトルはいくつかあるので、普通に豊作なクールになるとは思うけどね
131:名も無き被検体774号+
23/05/17 00:01:22.33 959o3a3v0.net
もしも、担当した作品(特定の話数でも)が賛否両論になってしまったとしたら、「否派」の意見参考にして演出とかを意識的に変えますか?
感想とは程よい距離感をとってるって仰ってたので、聞くのもどうかなと思ったんですけど、考えが聞いてみたいなと思いました。
担当する作品に対して
「これは○○だからこういう方向で行く、より良くなるはず」
っていう軸をもった上で、取り掛かっていると思うし、いい意味でのプライドあると思うけど「引き受けて作ってる」「視聴者がいるビジネスでもある」ってところで、そういうとこどうなのかな~と。完全個人のクリエイターとはちょっと違いますよね。
方向性自体を大きく変える時はやっぱり監督交代になるんですか?
そうなったら選んだPもきまずいだろうけど……
132:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/05/17 02:22:33.40 Z4ZNzAcS0.net
>>126
さんざん他人の絵を修正する立場にあってこういうのもおかしな話だけど
キャラデザの良し悪し、もっというと絵の良し悪しなんて、定量的に評価できるものではないんだよな
アニメを作るってなると、最終的には数百人を超すスタッフがその作品のために絵を描くわけだけど
そのためには全員が目指す指標を統一しないといけなくて、本当に膨大な数の資料を用意しなきゃいけない
それを原作者にやらせるってのは物量的にも現実的にも難しいので、
原作の絵とは別物になることを承知の上で、アニメ制作側はこの人の絵を基準にします!って決めるのがキャラクターデザインの人
その上で、原作絵に似ているかどうかというのは正直必須要件では無いと思う。
あくまでなぜ原作の絵が受け入れられているのか、魅力的に見えるのかを分析して、ポテンシャルを引き出すのは必要なんだけど、
たとえば「とらドラ」とか「けいおん」とかって、1ミリも原作絵と似ちゃいないんだけど
(アニメ化後に原作がアニメにちょっと寄せたけどね)、
あれだけ大ヒット作になったでしょ。
そもそも原作の絵って、塗りの印象(漫画ならトーンワークの印象)が支配してる部分もすごく大きくて
線画としてパーツ単位で再現していっても、色彩や美術も含めたトータルの画面設計が違ってきたら印象も変わっちゃうのよ。
なので、キャラクター設定資料の上だけで、小手先で絵を似せることに終始するよりも、
どうルール化して、誰が作画しても見栄えがするようにできるかや、
他セクションを巻き込んで、作品全体としてどういう画面に仕上げていくかにまで意識が回ってるデザイナーが上手い人と言えるんじゃないかな。
ただまあ最終的には好みの問題だね。
懐石料理とポテトチップスどっちが美味しいか、自分自身の好みは言えても、客観的に順位を付けろと言われてもそれはムリなように
「あなたはどんな絵が好きですか」って話に最終的にはたどり着いてしまう。
余談だけど
ぶっちゃけた話、実際現場で見る限り、そんなに技術的にも上手くないし、魅力的な絵を描けない人が
何故か人気作品のキャラデ担当してたりするケースもあるっちゃある。
もっと酷い例で、大量の資料作成が最大の仕事のはずなのに、ぜんぜん絵描かないくせに
やった作品がヒットしたおかげで人気キャラデ扱いされてるあの人とか見ると
なんだかなぁとは思うよ。
(しかもそいつ自分のキャラデしたタイトルのエロ絵同人出して稼いでてちょっとさすがにありえんだろと思ってしまった)
133:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/05/17 02:38:01.43 Z4ZNzAcS0.net
>>127
総じてクオリティ高いとは思ってる
特に作画クオリティが高いのは間違いないし、アニメ化成功だと思う
ただまあちょっとブーム的に持ち上げられすぎてる感もあるかなー
原作はじわじわ失速していく(どんどんサスペンス要素が忘れられてアクタージュ化が進むw)ので、
今後どう維持するか次第で後世の評価も変わりそう。
>>128
小麦ちゃんやふもっふから既にいまの完成度があるし
氷菓も武本さんだから作れたアニメだと思う
本当に凄い才能だった
>>129
内部事情までは知らないので想像だけれども
要するに「作り直す」という言い方で誤解を生んじゃったとはいえ、
1~4話については、”内部的に監督なりメーカーなりが出していたリテイク指示を完遂出来ずに放送してしまっていた”のを修正した感じだったと思うよ
あと確かセリフ追加とかあったと思う。
再ダビング行ったってのはかなり異例なので、業界的には作り直しと言っても過言ではない感じ。
ただまあ序盤話数でさえ作り手側が意図した水準に達しないままスタートしたということは
それ以降の話数はもっと酷いことになるのは明白なので、
そのへんも含めての放送やり直しという判断だったんでしょうね。
アクタスは確かにいつもそんな感じだよねぇ…。
ただまあ今はバンダイナムコグループ傘下に入って、同じグループのサンライズ側から人を派遣したりもしてテコ入れしようとしてるっぽい。
134:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/05/17 03:00:52.32 Z4ZNzAcS0.net
>>131
>「否派」の意見参考にして演出とかを意識的に変えますか?
という質問に端的に答えるなら「いいえ」になる
ただ全く参考にしないというわけではないけどね。
たとえばなんだけど、バトル展開のあるアニメを作ったとして
「バトルかっけー!」って反応と、「は? バトルとかしょーもな」って反応両方あったときに
どっちのほうが大事にしなきゃいけないお客さんかつったら前者だと思うんだよ
監督やってみて思ったんだけど
ネットのアンチの意見ってそういうなんかズレた意見多くてさ。
たとえば懐石料理屋に来て「は? ハンバーガーねぇの?」ってキレてるみたいな…
男女の恋愛モノに湧いた百合厨の意見とか
なろう系に湧いたなろうアンチの意見とか、
そういう企画コンセプトの時点からノットフォーユーなお客さんの意見をいちいち聞いてもしょうがない部分があって。
ああそれで言うと、完全個人のクリエイターと違うのがそこかもしれないね。
つまり「企画コンセプト」そのものは、俺は他人(メーカープロデューサー)が決めたことに従ってるだけだから。
たとえば「バトルもの」って企画をやってくれと依頼されてやってるときに、
「またバトルものかよ飽きたわ」って客が言ってても、まあ俺が決めたわけじゃないからなって思うだけだからさ…。
どっちかというと、狙った層や届いてる層がどんな風に楽しんでくれてるかを分析するほうが参考になる気がするね。
これは伝わるかな?と思った表現がちゃんと客さんに届いたりしてれば自信になるし
逆に楽しんでくれてるお客さんの反応を読みながら、「もっと演出を工夫してれば、もっともっと楽しませることが出来たな」って反省することなんかはけっこうある。
で、一度走り出してしまった作品の方向性を途中から変えるのは事実上ムリだね。
通常の深夜アニメとかだと年単位で前に脚本が決まってて、もうその時点である程度演出方針なんかも固まってて、
1話が具体的に形になってくるタイミングでは後半話数まで作業が走り始めてるので、
そこから方針転換なんて絶対にムリ。
逆に言うと年単位で準備さえすれば可能っちゃ可能で、実際にそれをやった唯一にして最大の作品がポケモンだと思う。
ただまああれはかなり特殊な例だよね。
135:名も無き被検体774号+
23/05/17 14:13:21.36 nYz/WYa50.net
なんで音響制作関係会社と強い繋がりがないのですか?
136:名も無き被検体774号+
23/05/17 19:51:42.25 Le/wiGNA0.net
>>132
ありがとうございます
作品全体でどんな画面に仕上げるかという方針は監督さんが決めるのだろうと思いますが、キャラデザ発注時にはそういったイメージも伝えている感じなのですかね
しっかり先を見据えて作業しているのですね
137:1
23/05/17 22:37:21.07 Z4ZNzAcS0.net
>>135
素人考えだと音響制作と映像制作ってすごく近い業界に見えてるかもしれないけど、
実際には別の仕事過ぎてシナジー効果が無い感じ
関係する人脈が全く別モンってのもあるけど
やっぱ大きいのは仕事を取るサイクルがぜんぜん違うってことかな
それぞれ別に仕事していて、必要なときだけよろしくお願いしますっていう距離感が都合が良いのよ
まあいろいろあるけどね、同じ会社で音響制作もアニメ制作もやってるとこあるっちゃあるし。
>>136
先を見据えて作業するのが理想、出来る人が良いキャラデだけど、
まあ実際はなんとなく保守的なデザインに終始して、どっかで見たような感じに落ち着いてるアニメも多数あるけどね…。
138:名も無き被検体774号+
23/05/17 22:54:12.61 959o3a3v0.net
>>134
ありがとうございます
sageたいのが見え見えだったり、具体性のない文章で延々と粘着してるどうしようもないアンチはゴロゴロいるけど、制作陣側にはあんまし届いてないんですね。
結構暇つぶしに感想見る度モヤモヤしてたので、向こうの必死さに対して空回りしてると考えるとなんか……w
しっかり落ち着いて見てる人の批評というかマイナス意見?はいいと思うけど…
とは言いつつ、感想というよりも
マイナス方向で
「ここはちょっと○○だから~にした方がいいと思う。」みたいに、知ってる知識を元に謎の上から目線で語ってる人も、それはそれで鼻につくんですよねw
最近、業界外の人だろうけど知識持って語ってる人、体感で増えたような気がします。
何が原因なんですかね?
139:名も無き被検体774号+
23/05/17 23:50:08.70 uR5lWngo0.net
昔からコミケとかで同人誌売ってるけど、やたら絵がうまい人がちらほらいるのはアニメーターの参加者も多かったのかな?
昔げんしけんとか読んだきり毎年やってるのを傍目に行かず終いで今に至るけど、10〜20年前のコミケだと学生サークルやゲーム制作者、漫画家な層もいた中でアニメーターも結構いたのではと何となく疑問がわいてでた
最近のコミケはよくわからんけど、そもアニメーターの人達は仕事以外でアニメに関わりたいのか、ある程度働いてくると仕事以外ではアニメには関わりたくない人のが多いのかな
140:名も無き被検体774号+
23/05/18 08:13:48.75 XTttwvqG0.net
>>130
横レス失礼。
夏番でアニメーション観点だと、3作品注目しているのですが主的にどう思われますか?
・ゾン100(バグ制作)。
児島班でアクションの躍動感ありそうな気がする。pvの引き込みも良かった
・幸せな結婚(キネマ制作)。
男女の複雑な恋模様を描くぽいので、日常の動作に期待してます
・fate(a1制作)
pvから絵の癖が強めで、動かしたらどんな風になるんだろうと気になる
141:名も無き被検体774号+
23/05/18 17:54:37.40 wOWiIkcmd.net
>>132
> 原作の絵とは別物になることを承知の上で、アニメ制作側はこの人の絵を基準にします!って決めるのがキャラクターデザインの人
> その上で、原作絵に似ているかどうかというのは正直必須要件では無いと思う。
あくまでなぜ原作の絵が受け入れられているのか、魅力的に見えるのかを分析して、ポテンシャルを引き出すのは必要なんだけど、
たとえば「とらドラ」とか「けいおん」とかって、1ミリも原作絵と似ちゃいないんだけど
(アニメ化後に原作がアニメにちょっと寄せたけどね)、
あれだけ大ヒット作になったでしょ。
> そもそも原作の絵って、塗りの印象(漫画ならトーンワークの印象)が支配してる部分もすごく大きくて
線画としてパーツ単位で再現していっても、色彩や美術も含めたトータルの画面設計が違ってきたら印象も変わっちゃうのよ。
なので、キャラクター設定資料の上だけで、小手先で絵を似せることに終始するよりも、
どうルール化して、誰が作画しても見栄えがするようにできるかや、
他セクションを巻き込んで、作品全体としてどういう画面に仕上げていくかにまで意識が回ってるデザイナーが上手い人と言えるんじゃないかな
といっても、あからさまに原作と別人のような顔や体型、原作にない設定や特徴やキャラ立ちを勝手に付けたり変えてしまうようなキャラデザにするのは流石にどうかと思う
大袈裟な例だけど、原作だと低身長の細身キャラがアニメだと大柄なガタイのいいキャラにされたり、原作だと顔が長くないキャラがアニメだと馬面にされたりとか
前者は実際自分の好きなキャラでやられてショックだったな
そういった事は避けて頂けないのだろうか
142:名も無き被検体774号+
23/05/18 23:19:21.11 3UYVWsr30.net
逃げ上手の若君って
梅原さんですね、
これもう覇権確定ですね
143:名も無き被検体774号+
23/05/18 23:28:05.62 3UYVWsr30.net
あと福島班のアニメーターはJOEN
144:名も無き被検体774号+
23/05/19 04:14:10.12 A0Cf5ZXx0.net
アニメを視聴する基準は何ですか?
145:1
23/05/19 12:57:56.66 R/IAhJ6u0.net
>>138
仮にアンチの声が大きくても、
内容がイナゴ的に話題作に群がってるだけとかの場合だと、全くスタッフ側には響いてないことが多いと思う。
逆に言えば、たった一人の書き込みであっても、
核心を突くような批判であればショックを受けることもあるだろうね。
あくまで俺の場合だけど、
やっぱ批判されるポイントって、ある程度事前に自分でも判ってたことではある。
つまり「この設定の説明に失敗したな」とか、「このキャラのこの話を処理しきれなかったな」とか、
放送されるよりも前にある程度自己反省しているので、
そこに対して批判が来ても、「まあそう思われてもしょうがないよな」って、受け止めるしかない感じ。
それに、そもそも万人を等しく満足させるアニメなんて作りようがないので
批判されてるポイントも、逆に気に入ってくれてる、ポジティブな感想のお客さんも必ず居るから
一喜一憂するのではなく、バランス感覚を持って受け止めていかないといけない。
余談だけど、
もちろんスタッフ側にもやたらと煽り耐性低い、やたらと喧嘩っ早い人は居るので
たま~~~にそういう人が、面白半分で凸ってくるアンチ相手に大舌戦繰り広げる光景もあるけどね。
客観的には見苦しいだけなんでやめてほしいけども。
>知識を元に謎の上から目線で語ってる人も、それはそれで鼻につく
ちゃんとした知識を元に、きちんと作品を読解できている上での批判ならそれはもうしょうがない。
ただ、これも再三このスレで言わせてもらってるけど
きちんと作品を批評しようとすると、褒めるよりも批判するほうが簡単なのよ
制作側の意図や作品の神髄が、読解力不足によって
「理解できない」「読解できてない」状態であっても、つまらないって批判できちゃうからね
逆にちゃんと褒めようと思うと、制作側の意図を理解して、きちんと作品を読解した状態で、
なぜその作品が面白いのかを言語化できないといけない。
作品を批判しているように見えて、単にご自分の読解力不足を世間に晒してるだけの書き込みもあったりするけど
まあそれも含めて感想は自由なものだから、生暖かく見守ってあげればいいのよ。
146:名も無き被検体774号+
23/05/19 16:45:14.85 PKKIH8xvd.net
今敏監督についてどう思う?
やっぱりあの人ってすごい?
147:名も無き被検体774号+
23/05/19 17:57:34.89 UegNSMIa0.net
>>130
キャラデザに悩んだ場合は、原作者の先生の意見を聞くのが
手っ取り早いと思うんだが、意外と連絡は取れないものなのかな?
そういえば前スレでも、アニPには興味無さそうだったし
そういう結論になってしまわれるんですな…
変な質問してゴメン
148:1
23/05/20 12:18:17.11 ZJiBs6F+0.net
>>139
アニメーターは、
少なくとも一般社会よりは圧倒的にコミケ出てる割合多いと思うよ
非公式に原画集とか出してる人もいるし、全然関係ない漫画とかで出てる人も居る
アニメーターサークルまとめとか出てたりするから見てみるといい
>>140
筋いいと思うよ。そのへんはクオリティは約束されてる感じだよね。
あと個人的には
・アンデッドガール・マーダーファルス
・幻日のヨハネ
・好きな子がめがねを忘れた
あたりが気になってる
>>141
>あからさまに原作と別人のような顔や体型、原作にない設定や特徴やキャラ立ちを勝手に付けたり変えてしまう
それについてはデザインがどうって話じゃなくて
そのキャラクターがどういう人間像なのか、スタッフ側と解釈がずれてるって話なので結構根深い問題だね
やはり違和感があるのは
アニメと原作では、どうあがいたところで原作とまったく同じものにはならないもんなんだよ
特にキャラって、線一本、セリフ一言でもずれたらそれはもう別人なので
アニメのキャラは原作のキャラとはやっぱり別人ってのが前提なんだよ
これは俺独自の考え方なのかもしれないけど
たとえば実物の再現を目指すものとしてのスケールモデル的なものを作りたいのであれば
ひたすらディティールの再現に拘れば良いのかもしれないね
だけど、それはもう最初から「本物」であることを諦めちゃってるわけだよね
たとえば飛行機のプラモデルは、最初からそれ単体で空を飛べるようには作られてないし、作る側も飛ばそうとは思ってない
アニメの場合、俺らはアニメの中に居るキャラクターこそが「生きている本物」であると信じて疑ってないので
彼ら彼女らを生きさせることが作品作りの目的であって、
精巧な生き人形を作って、原作キャラの表面をなぞって「演じさせる」ような発想では作ってないんだよな。
別人であるアニメの登場人物に、原作キャラの表面をなぞってもらったところで、ただ純粋に劣化するだけで良い結果にならないし
逆に細かくは原作と違うデザインや言動をしてても、きちんと内面の解釈に成功していれば
ちゃんと原作ファンにも受け入れてもらえるという経験則もある。
俺自身がかなりキャラに感情移入して演出を付けるタイプではあるので、
キャラに関してはどうしてもこういうアプローチになってしまうな。
原作と寸分たがわず同じものが良いなら原作だけ一生見てりゃいいじゃんって思っちゃう。
まー望まぬアニメ化でガッカリした原作ファンの気持ちとかもわからなくはないんだけど
原作が再現できてないんじゃなくて、結局は視聴者を納得させるだけの説得力が作品にないから、原作との違いが目についちゃうんだと思うけどね。
残念ながら、プロでありながら、下手糞なスタッフもたくさん居るので
そういう人に滅茶苦茶にされてしまう原作もチラホラあるのは実際認めるところではある。
それはもう担当したスタッフの力量不足としか言いようがないからなー。
149:1
23/05/20 12:32:35.62 ZJiBs6F+0.net
>>142
楽しみだよね
>>144
面白いかどうかだな
俺自身が見て面白いと感じるかどうかでしかない
話題作かどうかはあんまり関係ないけど、まあ面白ければ話題にもなるんで結果的に話題作見てることが多いかも
作画の良し悪しはマジで関係ない
>>146
まずレイアウト能力というか、画面作りの能力はガチだと思う
1個不満点挙げておくと、演出技法の引き出しが実写作品に偏っていて、
アニメならではの強みみたいなのはあんまり持ってないタイプの人だとも思っていて、そこが個人的には物足りなく感じてしまう
つまり今監督の作品視聴で得られる快感要素って、ほとんど実写映画で満たせる要素な気がしてしまってねー…
まあそれは俺の好みの問題で敢えて言えばって話だし
素晴らしい監督であることは間違いないと思うけど。
150:1
23/05/20 12:49:15.73 ZJiBs6F+0.net
>>147
130で言及した
>原作に無ければちゃんとデザインを起こさないと描きようが無い
って件は、いわゆるメインキャラの話じゃないよ
アニメを作る上では、メインキャラみたいな花形ばかりではなく、
むしろ細々としたモブや小物、美術背景関係の資料を膨大な数用意しなきゃいけない
それだけに専従してるスタッフを何人も用意してようやくこなせる物量なので
いちいち原作者に資料作れとは言えないでしょ。
特に小説家の原作者の場合って、当たり前だけど映像や絵で情景が浮かんでるとは限らなくて
イメージ聞き出そうとしても頓珍漢な返答しか帰ってこないことも多いしね…。
ただこっちから聞くと何か答えなきゃってなるからかわいそうな感じになることもあるし。
漫画原作とかだと、漫画作成用に資料集めてたりもするし、ビジュアル的なイメージを原作者がちゃんと持ってたりするので
そういう意味でも漫画原作のほうがやりやすいかもね。
あとメインキャラに関しては、割とキャラ解釈とか設定関係とかは密接に原作側に質問したりはしてるよ。
わからんポイント放置して後からちゃぶ台返し食らうほうが困るし。
それを置いても、キャラデザインについては、名前ありのキャラは全キャラ原作者側に見せてOK貰うのが普通なので
>>141で言ってたプロポーションが違ってる件とかも
最終的には原作者OKが出てるデザインだってことは言っておく
151:名も無き被検体774号+
23/05/20 23:59:08.38 lqPE1fez0.net
>>150
なんか意味を取り違えてたようで失礼…
152:名も無き被検体774号+
23/05/21 04:05:34.07 GyjMQtSn0.net
>>148
アンガルはpvで和風チックな側面があり、昭和落語を手掛けた畠山監督と相性良さそうだなと感じました。トリック系の小説を映像でどう表現するのか期待(あと、女の園でも監督やってたし、今後ラパン中心なるのかなと思ったり)
ヨハネは初監督くらいしかアンテナ張れてない···
好きメガネは発表された時、先ずゴハン1クールに2作品も放送されるんだと思いました(騒動で逝ったのかと思ってた)。
他には、2弾pv見ると冒頭からレンズ意識した演出あって、お洒落なフィルムになるのかなと感じました(今回は、kやハンドシェイカーみたいに酔わなくて済みそうですw)
153:名も無き被検体774号+
23/05/21 21:00:32.74 Z8TllOYQ0.net
一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟、というのが発足して
例によって、関係者の不遇な状況を訴えてるみたいですが
このスレ参加者としては、コレまでの1の説明で理解を深めてきたつもりなんで
少々違和感を感じてしまいます……
こういう組織が新たに発足するのは、何が原因なんでしょうかね?
154:名も無き被検体774号+
23/05/21 23:56:06.85 N/0gh/xN0.net
細川ヒデキさんってどんなクリエーターですか?
155:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/05/22 01:49:54.65 gl2U1rIa0.net
>>152
畠山監督がもともとクオリティコントロ―ル上手いし
演出技法の玉手箱ってくらいいろんな引き出し持ってる人だから
やっぱおしゃれだったり意識高い系の作品を料理するのがお上手だと思うんだよな
同業としても尊敬できる方なので注目してる
ヨハネは聞いた話すごくしっかり作ってる印象だったんよ
下手すると本編よりも出来良いかもって関係者が言ってた
ただラブライブファン以外には注目されなそうではあるよね
好きメガは、アンリアルエンジンなのかblenderなのか知らないけど
あの露骨な3DCG背景のスタイルはある種の挑戦だと思うんだよね
ずっと前からGohandsってスタジオ挙げて3DBGの模索を続けてたとは思うんだけど
今回のPV見ると、もうアセットそのまま!みたいな内容で
いよいよガツンとギア上げてきたなと思ってw
果たしてどんな感じに仕上がるのか楽しみ半分怖さ半分
>>153
うーん、そもそも「関係者の不遇な状況を訴えてる」労働者団体、みたいな認識自体が間違いでしょ
特にやらおんがまとめた記事タイトル『アニメ業界「助けて、アニメ制作現場の疲弊は破綻寸前なんよ・・・どうすればいいの」』は
釣りタイトルを通り越して誤報、虚偽に近いと思う…。
NAFCA自身の説明によれば、クラファン目的の柱が「アニメータースキル検定」であることや、
活動内容予定でも「人材育成事業」を筆頭に挙げてるわけだし
立ち上げメンバーのほとんどが隠居一歩手前のベテラン勢ってことも踏まえれば
ベテラン勢が若手・新人を育成するための団体、というのが正しい。
業界の将来を憂慮して…というのは確かに言っていたわけだが
あくまでそれはスキル面で後進を積極的に育てる必要があるというのが第一義であって
待遇やら生活やらに関しては、「ベテランが若手の相談に乗れることはあるかもね」くらいの温度感。
少なくとも若手世代の待遇改善だのなんだのという目的ではない。
だいたい、設立理事のひとりであるヤマトナオミチ氏なんか、Janicaの主要メンバーなので
Janicaとカニバるような団体を設立するとも思えないし。
さてそれを踏まえると、ご質問は
>こういう組織が新たに発足するのは、何が原因なんでしょうか
とのことだけど、
引退を控えたベテランが、若手の育成のために時間を使おうと思い立ったって話として理解すれば
別におかしなところは無いと思うが…。
引退後にクラブとか作って後進育成するスポーツ選手とかいっぱいいるじゃん。それと同じ感じ。
>>154
ベテランコンテマンって感じの人
上り見たことあるはずなんだけど特に印象に残ってないかも…。
156:名も無き被検体774号+
23/05/22 02:32:17.83 .net
絵を全く描けないから塗り絵しかできない奴が貧乏なのは当たり前
157:名も無き被検体774号+
23/05/22 04:23:20.19 H2ldCYKZ0.net
推しの子の最新話がかなり物議を醸していますが制作側は何か対応を取ることになるのでしょうか?
158:1
23/05/22 11:51:27.71 gl2U1rIa0.net
>>157
対応を取る必要は無いと思うけどね
今回の件が偶然なのかどうかは当事者のみぞ知るところではあるけど
仮にテラスハウスの一件をモチーフにしていたとして、
事件や事故を描いてる作品って、その大半にモチーフになってる実際の出来事があるのは当たり前なので。
今回は被害者の母親が騒いでるから話題になったけれども
正直、モチーフになった番組がそうであるということや、ネットの誹謗中傷の吹きあがり方などの経緯の一部が似ているというだけで
人物描写や顛末なんかが細部に至るまで一致しているわけじゃない。
逆にこの程度の一致でアウトなら、
刑事モノも医療モノもおしなべて全部アウトになっちゃうでしょ。
逆に言うとだよ
フィクションであっても誰かを傷つける可能性はあるのだということは創作側は意識しておいたほうがいい
たとえば藤本タツキのルックバックが京アニ事件や精神病患者を揶揄していると話題になったことがあったでしょ
俺は正直全くそうは思わなかった、
つまり具体的に個別の事件をモチーフにしたわけではなく、あくまで作者がオリジナルの被害者・加害者を創作しただけだと思ったが、
受け取り手次第では、実在の事件を想起して不快に思うこともあるというのがわかったと思う
世界に80億も人が居て、毎日無数のニュースが流れてくる昨今
誰とも何とも類似させないというのはむしろ不可能で
石を投げれば誰かに当たってしまう
ただ、創作側は80億の海に石を投げ込んだつもりでも
その石が当たった本人は、自分に向かって石を投げたのだと勘違いすることもあろう
これは人間の認知の問題なのでしょうがない
159:名も無き被検体774号+
23/05/22 12:23:21.04 Mt8fgDCEp.net
part1から追っている者ですがかなり有益な情報を得られてとても有難いです
他所でここを紹介したいのですが、びっぷらに立てている辺り>>1的にはひっそりとやりたい感じで人目につくのは迷惑でしょうか?(特に業界関係者とか)
160:名も無き被検体774号+
23/05/22 13:04:32.03 NrRpThHT0.net
監督にお聞きしたいのですが
アニメの脚本家を目指したい場合って、どういったルートを辿ればいいんでしょうか?
脚本家などの学校に行ってから、アニメ制作会社に入るような感じなのでしょうか?
161:名も無き被検体774号+
23/05/22 13:28:25.30 tx0GFizJa.net
>>159
題材的にまとめサイトの餌食にされやすいから見つかるようなリスクなら勘弁してほしい
162:名も無き被検体774号+
23/05/22 14:42:14.68 2ZFrrVAm0.net
>>155
【アニメ業界】「現場の疲弊は破綻寸前」 監督、声優らアニメ関係者が業界の課題解決目指す団体設立 ★4 [樽悶★]
というスレがν速に立ってたの見かけて、元記事の内容からも「関係者の不遇な状況を訴えてる」労働者団体と
認識してしまいました…
じゃあ、かなりの偏向報道ってこと?
163:名も無き被検体774号+
23/05/22 15:14:57.27 AdD0rQrdp.net
>>161
申し訳ありません
今後ともひっそりと勉強させていただきます
164:名も無き被検体774号+
23/05/22 18:49:47.41 KXhFczzf0.net
>>162
こういうのは弱者支援を目的として立ち振る舞わないと注目を浴びないし支援も得づらいから誇張されるのはよくある話だとは思う
colaboみたいに食い物にしないでちゃんと真っ当に方針に従って運営するなら自分は多少の嘘は許容出来るかな
165:名も無き被検体774号+
23/05/22 20:55:31.50 odtXBm59a.net
今回の推しの子の件で訴訟に発展する可能性はあるのでしょうか?
また訴訟などになった場合打ち切りなどはあるのでしょうか?
166:名も無き被検体774号+
23/05/22 21:06:28.29 .net
何の訴訟だよウケるwwwww
167:名も無き被検体774号+
23/05/23 01:29:52.20 hlFfa+7C0.net
昨今のアニメの白箱(マスターデータ?)の画質を教えてください
調べたら4kで制作されてると書かれてる記事がありましたが本当ですか
ということは、最近見るようになった4kアニメは制作中の画質とほぼ同じものが円盤として売られてるということであってますか?
168:名も無き被検体774号+
23/05/23 02:26:12.46 +8Jhntvm0.net
夏番の見解ありがとうございます。
挙げてくださったポイントも混じえて視聴してみようかと思います(ヨハネも見てみますw)
(以下、別の質問)
優れた日常系アニメでは、終わったあとの喪失感が凄まじかったり、最終回を見れないと言う人まで出てきます。
そこで質問です。
主はこの現象はなぜ起きると考えますか?
また、このレベルにまでユーザーの心を動かすには、どういった点を大切にすべきだと考えますか?
また、私は以下の3点で考えました。
・これ以上、登場人物の成長を共有(見守る)ことができないことへの寂しさ
・実写では役者にまた会う(見る)ことが出来るが、アニメでは其のキャラには会えない(役者と違い、登場人物の時間は更新されなくなる)
・普遍的なテーマや感情を扱うことが多く、感情移入がし易いが故に、共感や繋がりが途絶えて喪失感を覚える
あと、1~2カット目でも書かれてましたが、確かに繊細な心情やドラマ、成長が描けている作品は没入感が高いと感じます(没入感の高さが喪失感に繋がる)
169:1
23/05/23 02:54:38.33 xpwZpZqS0.net
>>160
脚本家目指すのはガチで茨の道やで
正直このレールに乗ったら確実に脚本家になれるという道は無いんよ。
まず多くても1作品に2~3人てのが普通なので、
1作品に5~10人居るのが普通の演出家と比べても圧倒的に椅子自体が少ないし
文章って参入障壁が低いから(極論、タイピングが出来ればとりあえず物書き名乗ることはできる)
練習や修行が必要な絵描きやCGとかの技術職と比べて一見簡単になれそうに見えるせいで
脚本家をやりたいと言ってるライバルが滅茶苦茶多いのよ
なので、文章スキルや、メンタルや作風に影響されず生産量を維持できるライターとしての素質を持ってるのは当たり前で
そのうえであとコネと運をつかみ取るサバイバルレースで生き残らないといけない
脚本コースのある大学なんかは確かにちらほらあるんだけど、
正直そこに入る目的の99パーセントはコネを勝ち取るため
同期が仮に40人いたとしたら、他の39人を蹴落として外部講師の先生のお気に入りになって、
そのコネでアシスタントの仕事を恵んでもらう…みたいなムーブが出来て初めて意味がある
ほかにも、アニメ会社に入って制作進行→設定制作・文芸制作 というルートから脚本家になる手もあるが
これもまずやりたくもない制作進行の仕事を5年も10年も続けて、監督やプロデューサーのお気に入りになって初めて
「脚本やらしてくださいよぉ~」を言えるようになる…という感じだな。
うーん、正直アニメ脚本家になれる可能性が低すぎて
ちょっとお勧めできるルートはない
マジでコネ99%の世界なので、積極的に脚本家、プロデューサー、監督あたりになんとかして接近して売り込んでお気に入りにしてもらう
そこで突然急に降ってわいた「1本やってみるか?」ってチャンスで、即座に評価される仕事を完ぺきにこなす…それしかない
なお1本目で外す(無能扱いされる)ともう2打席目は回ってこない 脚本家やりたいやつなんか掃いて捨てるほど居るからな……
それを判ったうえでそれでも目指すというなら応援する
止めとけと人に言われて止める程度の奴は脚本家にはなれないと思う
170:1
23/05/23 03:14:29.14 xpwZpZqS0.net
>>159
人大杉になったり、まとめられて炎上されても困るっちゃ困るんだけど
ある程度ご新規さんから質問を頂けないとこちらもレスが付けられないので
宣伝自体は是非やってくれて構わないよ
>>161
まあ別にまとめられて困るような内容は言ってないから大丈夫だと思うけどね
過疎板だろうがネットに放言する以上、最初っから正直業界関係者に見られることも想定してるので
大丈夫な範囲でしか喋ってないはずだし…。
リアル知り合いや関係者が絶対見ないって確証があったら炎上上等でもっとボロカス言うかもしれんがw
>>162
よく読むとこのスレタイ自体には間違いは書かれてないのよ
「現場の疲弊」も「業界の課題」も、この団体が言ってるのは
新人育成システムの構築や、スキルの客観評価が出来る検定の創設などで解決を目指すって話でしょ
「待遇が」とか、「賃金が」って話をしたい団体ではないのよ
ちゃんと団体自体の語る活動目的や設立趣旨を読みもせず、
ヘッドラインだけ見て勝手に「いつもの待遇問題の件ね」って早とちりしてるとすれば
報道側じゃなくて受け手側にも問題あるのではと思うぜ
ちなみに俺自身は、この団体の実施しようとしている検定の内容に懐疑的な立場だね。
検定の内容、1級~5級まで級ごとに概要が発表されたけど、
節々に前時代的な年寄り臭い発想が見え隠れしていて、うーんとなってしまった。
171:1
23/05/23 03:51:13.43 xpwZpZqS0.net
>>165
166も言ってるけど、仮に訴訟になるとして
どういう理屈で訴訟するのかって話
事件をモチーフにフィクションを作っただろう!というだけではなんの罪にもならんのよ
作品が明確に実在の個人をモチーフにしているという確たる証拠があれば別だが、
上でも書いたように細部に至るまで完全一致してるわけではなく、あくまで想起させるというだけのレベルだし…
内容自体も被害者に同情的な描かれ方がされているので、あれで名誉棄損とかを認定するのも無理だと思うし。
当然、今騒いでる母親氏が民事訴訟を起こすこと自体は不可能ではないと思うが
おそらくちゃんと相手にもされないで敗訴して終わりだと思う…。
>>167
いや、FHD作品が大半だよ
いまの日本の商業セルアニメの作り方だと、
そもそも1枚1枚のセルの解像度がフルHD以下(しかもドット絵みたいにジャギジャギ)なのよ
主に仕上げ工程という工程に影響があって、
この工程では解像度を少しでも上げると手間が爆発的に増えるので
必要最低限ギリギリの数字を狙って決めてるんだわ
劇場上映作品とかで、アップコンバートによって4k版を作るってのも無いことはないけど
基本的にはFHDで必要十分という認識で制作されてる
というか、そもそも撮影された生データ自体は720p程度の解像度で
それをオンラインで1080pにアップコンバートして納品してるような現場も未だに多数あるからね…。
ちなみに…言葉尻捕まえちゃって恐縮なんだけど
「白箱」ってマスターデータのことじゃなくて、「関係者向け確認用のコピー品」の意味なのよ
一昔前は白いパッケージに入ったVHSビデオで渡されてて、それを白い箱に見立てて言い出したので。
なので単に「白箱の画質を教えて」って言われると、関係者が確認用のビデオをどんな画質で貰ってるのか…という質問になっちゃう。
じゃあマスターデータはなんて言うのかというと
昔は黒いパッケージに入った業務用のビデオテープに焼き込まれてたので、敢えて言うなら「黒箱」?
これ冗談じゃなく実際にそう呼んでたみたいな話を遠い昔にちらっと聞いた気がするんだが、ちょっと確信はないw 俺の記憶違いかも
ハッカドールがそれを知ってか知らずか上書きしてしまって調べても出てこないね
マジでコロナ前くらいまではマスターデータ(放送局納品データ)って、
HDCAMっていうビデオテープだったのよ
検索したらわかるけど黒い箱に入ってる業務用のクソ高いカセットテープでさ
正副2本の同じ内容が書き込まれたビデオテープをバイク便で放送局まで送ったりしてた
さすがに最近はデータ納品も増えたみたいだけど。
そもそもマスターデータ=放送局納品データ だった時代も変わりつつあって
配信のウェイトが高くなってるので、今となっては明確なコレ一本というマスターテープがあるわけではなくなった気がするね
都度都度、撮影生データをオンライン編集会場で適切な形式で書き出し直してるイメージ。
ポスプロの専門家ではないので盛大に勘違いしてることがあるかも。そしたらごめん。
172:名も無き被検体774号+
23/05/23 05:35:47.60 k3LdMw0E0.net
長谷川育美さんと会ったことありますか?
173:名も無き被検体774号+
23/05/23 12:20:57.43 x+fLV9ebF.net
>>171
ありがとうございます
単純な画質の話だけじゃなく興味深い話も聞けてよかったです
174:名も無き被検体774号+
23/05/23 12:50:53.84 +FlghF0N0.net
暗闇の中のバトルシーンがディスプレイの輝度を最大まで上げても何やってるか分からないくらい暗かったり、
全体的に暗いシリアスなシーンに挟まるギャグカットが明るすぎて不自然に浮いてるというか目が痛いくらいだったり、
ということが最近アニメを見ていて何度かあったのですが、そのへんの調整ってやっぱり難しいものですか?
175:名も無き被検体774号+
23/05/23 19:28:24.54 Gk/hXSdQ0.net
>>170
代表理事の植田益朗氏も、「現場は貧困を覚悟しなければ飛び込めない場所であり続けてよいのか。」
と語ってるんで、てっきりいつも低賃金や長時間労働の話題かと思ってしまった…
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
ところで、完パケと白箱も別モノなの?
176:名も無き被検体774号+
23/05/23 20:17:06.55 fgDh14hE0.net
流れと関係のない質問ですみません。
演出から監督に成るのに、どの程度時間がかかりましたか?
また、30歳から業界に入り直し監督に成るのは、現実的だと思いますか?
177:名も無き被検体774号+
23/05/23 20:40:34.74 weT/fI5C0.net
重要ポジの脚本家が99%コネの世界というのも悲しい話ですね
脚本家の席が少ないとは言っても、小説家やゲームのシナリオライターがアニメの脚本に挑戦しているのもそれなりに見かけます
脚本家の人材不足で、アニメ業界側から声をかけているのかなと思っていましたが、そうでもないのでしょうか
178:名も無き被検体774号+
23/05/23 22:00:40.54 tTZ3rbt90.net
脚本家はほんと色んな人がやってるんよな
有名どころだと賀東招二は自分の作品に脚本家として参加してたらその実績で他の作品にも脚本家として関わってたり、異色だと歌手だった三重野瞳が赤尾でこ名義で売れっ子脚本家になってたりするし、ほんと文章が書けて業界関係者のコネがある意味誰でもなれてしまう職業なんだよな
179:1
23/05/23 22:30:47.87 xpwZpZqS0.net
>>172
アフレコ会場で見たことはある
>>174
まず制作側をフォローしておくと
そもそも「ディスプレイの輝度を最大まで上げても何やってるか分からないくらい暗い」シーンって
要するに「何やってるか判らないくらい暗いシーン」を作りたくて作ってるのではなかろうか
考察とかしたとなったら別だけど、普通に見る分にはとりあえず何やらよくわからんが話が進んだ…
くらいの認識で見てくれるのが正解ってこともある
そもそも、アニメというかテレビ番組って
炎天下の中スマホで見てる人もいれば、真っ暗な部屋で布団被ってテレビで見てる人も居るだろうし
あまりにも視聴環境がバラバラ過ぎるので、厳密なカラーマネジメントは最初っから無理なんだよね。
ぶっちゃけ、昔のブラウン管でしか見られなかった時代と比較しても、状況が大幅に悪化してて、
「意図通りの色や明るさでお客さんに届ける」こと自体、不可能として放棄されかかってる。
今の時代はお客さんの方で自分の好みに設定を変えて視聴してくださいね、というスタンスで行くしかない。
ただまあここまではしょうがないことの範疇ではあるんだけど
良く言われるのが、スタジオで色味や明るさを決定している部屋が部屋が薄暗いことが多いんだよね
部屋が明るいとそもそもモニター表面に光が反射して正確な色を視認できなくなるという理由から
カラーマネジメントの規格なんかでも、ディスプレイ周辺の明るさは暗くするよう規定されてるという事情もある。
ただ、この暗い部屋でモニター確認して、ちょうど良く見えた映像が、
明るい部屋で見るとなんだかちょっと薄暗いってことは実際ある。
たとえば過日、FF16公式がTwitterに上げたゲーム映像が暗すぎるって叩かれて炎上しちゃってたけど
これ多分スタジオのモニターで見てるときはちゃんと見えてたと思うんだよね…。
我々作り手側は、それも踏まえた上で
どんな視聴環境でもある程度しっかり見えるように、あまり暗すぎたりしないよう調節しながら画面を作らなきゃいけないんだけど
正直そこまでは気が回ってないというのが実情で、
目の前のモニターの見え方を信じて明るさを調整してしまってる。
あと、残念だけどアニメ業界は、実写や印刷の業界と比べても、
カラーマネジメントの意識が非常に希薄で知識も乏しいというのも実際ある。
(個人個人の知識レベルの話ではなく業界全体の風潮として)
180:名も無き被検体774号+
23/05/23 22:48:36.39 tDywND2L0.net
>>179
すみません、「アフレコ現場」じゃなくて「アフレコ会場」って言い方をするんですね
ぶっちゃけ「アフレコ会場」って言い方は素人くさいのでびっくりしました
181:1
23/05/23 22:54:07.25 xpwZpZqS0.net
>>175
俺が代弁することでもないんだが
現場の新人さんのスキルレベルを客観的に評価する仕組みがなにも無いので
それぞれスタジオに入ってから、イチから教育しなおす以外方法がなかったのがこれまでのあり方
そのため、入社してすぐの新人って会社からするとただのお荷物でしかなく、
現場スタッフの時間を割いて教えてやってるんだから、
低賃金低待遇でもしょうがないよね…みたいな扱いをされてたわけよ
これを、専門学校等でしっかり現場で通用するスキルを仕込んどいて貰って
一流レベルとまではいかなくても、入社後すぐ戦力になりますよという感じであれば
待遇の改善も見込めますよね、というのがこの団体の目指すあり方だね。
ただ現状だと、俺が1スレ目あたりでこっぴどく専門学校批判したけど
正直なところ学校によって講師の質も指導内容もピンキリだし、現場で通用する授業内容でない場合も多い。
なので現場側からも、専門学校あがりの新人には何も期待してなくて、むしろちょっと知識があるだけで驚かれるレベルだったりする。
そこを、客観的な全国統一の技能試験を作って、
うちの卒業生は○級ですよ…という基準を作れれば、
学生、スタジオ、学校それぞれにメリットがありますよねってのがやりたいことだね。
実際試験内容のロードマップでも、3級取得を専門学校卒業の目安にしませんかという提案になっている。
こういう事情って、実際に業界を知らない人にはピンとこない話ではあるので
趣旨がズレて伝わってしまってる気がするね。
ただ上でも書いたように、俺自身はこの試験内容をかなり懐疑的に捉えている部分もあって。
今の時代、業界全体がデジタル作画に以降しつつあるのにも関わらず
前時代的な、紙作画による動画工程の試験で実施するとしているのが一番大きい。
これって自動車でいうところのMT免許みたいなもので、AT車が普及していて自動運転車が出てきている昨今、
わざわざ新人さんにマニュアル車の運転技能で級分けする必要があるのだろうか?というのが正直ある。
当然、運転をプロとしてやっていきたいならMT運転経験あったほうがいいよねというのは大いにその通りなんだが
実際の現場がAT車だらけになっていく中、MTに拘っていると、そもそも若い世代の受験者や専学校に賛同が広がらないリスクがある気がするんだよね…。
>完パケと白箱
うん、これも別物だね
完パケって名詞としては「完成して納品するためのデータ一式」みたいなものを指してるイメージだけど
転じて、動詞として完成・納品できたことを「完パケた」と言うケースが多い感じ。
マスターデータをかっこよく言ってるイメージかな。
白箱は上でも書いたように、「完成した映像の、スタッフ用・関係者用の確認サンプルデータ」みたいなものを指して言う
182:1
23/05/23 23:05:39.97 xpwZpZqS0.net
>>176
演出から監督になるまでのスパンは俺の場合は5~10年の間だったかな。
いろんな人いるけどね、2~3年で監督になっちゃう人もいるし、20年たっても監督経験ない人もいるし。
演出まではやりたいと言ってればなんだかんだなれちゃうんだけど
監督になれるかどうかは運や実力によって大きな差がある。
30歳からならまあなんとかなるんじゃない?
40代、50代から業界入りはけっこうキツいと思うけど、30代までならそこから業界入りしてる人ちらほら居るし。
>>180
あ、面白い質問だね
業界人もどっちも言うよ。
そこまで厳密に使い分けられてるわけじゃなけど、これなんとなくニュアンスに違いがあって…
あくまでアフレコをするスタジオ(箱と言う)の物理的な場所そのものを指す場合は「アフレコ会場」だね。
一方、「アフレコ現場」ってのは場所そのものじゃなくて、
そこにスタッフやキャストが来て、アフレコを実施している行為全体をさして「現場」って言う感じ。
なので、たとえば「明日のアフレコのスタジオはこちらです」って案内メールが来るときは
あくまで場所を指してるので「アフレコ会場へのご案内」って言い方をすることが多いよ。
逆に、「明日のアフレコのタイミングでスタッフに確認を取ろう」って話をする場合は
「現場で確認しましょう」って言い方をする。
まあどっちでも意味は通じるけどね。
183:名も無き被検体774号+
23/05/23 23:06:27.09 iHUaE2Cg0.net
監督は万策尽きた経験はありますか?
184:1
23/05/23 23:17:36.71 xpwZpZqS0.net
>>177-178
>小説家やゲームのシナリオライターがアニメの脚本に挑戦しているのもそれなりに見かけます
つまりこれこそがコネ社会である証拠なんだよね…。
脚本一筋で修行してる人よりも、コネのある未経験者のほうに椅子が回ってくる可能性があるってことで。
もちろんこの人なら面白くしてくれそう、あるいは原作を上手くまとめてくれそう、みたいな
成果物に対しての期待値が高いのは大前提として必要なんだけど…
良くも悪くも、小説家やゲームのライターでも、同じ物書きなら畑違いとはいってもなんとか務まるでしょ…と思われてるってのが正直あるし
まあ実際務まっちゃうケースも多いし…。
業界人の意識的には
アニメの場合、絵コンテが神格化されてる工程なので
脚本軽視の雰囲気は正直あるんだよね。
俺は良くない作り方だと思うんだけど、脚本の出来はそこそこでとりあえず決定稿にしちゃって
絵コンテの時に細部は詰める…みたいなやり方もまかり通ってるので。
あと、脚本会議中がいちばん時間掛けられるし素人でも口出ししやすいってのもあって
プロデュース側や原作側へのパフォーマンス工程としての意味あいもちょっとあったりして…。
なので政治力や交渉力ないと職業脚本家にはなれないし、なっても辛いだけだと思う。
そー考えるとかなり闇深いですよ、脚本工程。
185:1
23/05/23 23:19:15.18 xpwZpZqS0.net
>>183
俺自身が監督した作品で放送落としたことはないし、
演出としても俺の話数が落ちたってことはないかな。
ちなみにコンテを締め切りまでに上げられずにアフレコ落としてもらったりしたことは何度かある…w
186:名も無き被検体774号+
23/05/23 23:31:05.14 k3LdMw0E0.net
川上哲也さんってどんなクリエーターですか?
187:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/05/23 23:47:07.29 xpwZpZqS0.net
>>186
めっちゃ上手くて早いスーパー作画さん。
ラノベっぽい感じの絵描かせたら激うまだと思う。
今後もA-1で活躍されていく予定だと思うよ
188:名も無き被検体774号+
23/05/24 00:34:33.28 eKw32MRjM.net
アニメ脚本家ですが、質問いいでしょうか。
>>1監督個人として脚本家や本読みシステムに委ねてる、もしくは委ねたい部分ってどこでしょうか?
189:名も無き被検体774号+
23/05/24 00:46:09.36 cSDq4nRn0.net
>>182
ありがとうございます
アフレコ現場、アフレコ会場
本当に使ってるからこそ生まれてくる呼称なんすね
190:名も無き被検体774号+
23/05/24 01:48:59.93 .net
>>185
中国でコロナで制作遅れましたとか言ってるのはなんなん
遅れてないとこは遅れてないやん
191:名も無き被検体774号+
23/05/24 01:59:22.08 hpQM1JDZ0.net
>>181
NAFCA公式の記者会見動画を見てきたけど
アニメータースキル検定を導入して、技能研修にも結びつけよう
というのが本来の趣旨のようですね
確かに記事だけでは、趣旨がどうも判り難かった……
ただ正直言うと、もういっその事アニメ業界側で専門学校の格付けでもして
その上位ランキング校からの採用を優先するのが手っ取り早いとも思うんだが?
それと、鉛筆で紙に描くスキルそのものが不要になる
とまでは、さすがにいかないんじゃないかな?
1も以前にスタッフ間の意思伝達のツールとして
紙と鉛筆はなんだかんだ必要って述べてたし…
なにより、こういうローテクでアナログな道具は
故障や破損のリスクも少ないし、なにより電源がいらないというのが大きいと思う
それに東映アニの不正アクセス事件みたいなことが、今後もあるかもしれないし
完パケと白箱については混同してました、すいません
192:名も無き被検体774号+
23/05/24 02:04:42.16 .net
デジタル作画の資格試験やればええやん
193:174
23/05/24 10:30:47.40 ev4hyEpq0.net
>>179
明るさについて回答ありがとうございます。
「何やってるか分からない、と受け取るのが制作側の意図どおり」というのは目からウロコでした。
視聴環境の多様化を考えると確かに色を厳密に再現するのは不可能ですよね、
チェック環境との差異についても納得です。
(FF16の見てきましたが暗いは暗いけど炎上するほどかなぁ……)
追加で伺いたいのですが、その「薄暗い部屋で調整」してるのは具体的には撮影チームでしょうか?
あるいはさらに後ろの工程でも調整されうる?
それと、そもそも「そのシーンをどういう明るさにするか」の設計をしているのは誰なんでしょうか?
(クレジットでたまに見るカラースクリプトというのを調べたらそれっぽかったのですが、置かない場合がほとんどですよね)
194:1
23/05/24 12:00:45.08 tBzUZDj50.net
>>188
いつもお世話になっております。
正直、脚本家の役割って、作品や現場によって全然違ってくると思うので
一言で総括できるような感じでは無いのだけれど
まあ強いて一例を挙げるならというレベルで好き放題言わせてもらうと
本読みシステムにおいて脚本家に求められてる役割って、「意見の集約と調整」みたいな部分が大きいと思うんだよね
実際本読みに参加してるならご存知だと思うけど、
監督やプロデューサー陣、原作側編集者とかが
それぞれ各々自分の立場から好き勝手言ってくるので
それをコリジョンしないようにしつつも、最大値で入れていくのが求められてる気がするね。
これ別に悪いことだとは全然思って無くて、
逆にメーカーも監督もあんまり意見しないタイプの本読みだと、
誤字脱字指摘会みたくなって、それはそれでわざわざ集まってやる意味あるのかって感じもあるんだよね。
理想論で言えば、各々反論するというよりは
お互いフラッシュアイデアでもいいからバンバン出し合って、なるべく脚本段階では「足し算」的な作り方をしておきたい、というのが俺の考え。
というのも、どうしても現実的にアニメの制作工程では
絵コンテ以降、作画や音響に進むにつれて、脚本に入れてたアイデアのうちいくつかは表現しきれず取りこぼしていく感じになってしまう。
脚本段階で100アイデアが入ってたら、完成する頃には80とか70になってしまうことが普通なんだよね。
こういうアイデアの「足し算」は絵コンテでも出来るんだけど、
絵コンテだと何か失敗したなと思っても取り返しが付かない場合も多いので、
試行錯誤や取捨選択が出来るのは脚本だけといっても良い。
なので、個人的には、ノイジーで粗削りであっても、とにかく脚本の段階では盛りだくさんであってほしいと思っていて
結果的にそのほうがフィルムが良くなるという確信がある。
なので、ベテラン脚本家のさらっとしたシンプルでおしゃれな脚本よりも、
個人的にはト書き盛り盛りのゴリゴリ系の脚本の方が好きだし
せっかく本読みという形で複数人で議論するなら、それを有効に活用できる形で進めたいなと思ってるよ。
逆に言うと、本読みシステムの危険なところとして常日頃思うのは
基本的に、多人数で脚本に意見すると、悪い意味で「普通」になっていく、角が取れて丸くなっちゃうんだよね
判りにくい部分を整理したり、脚本内の矛盾を是正する過程で
面白かったところ、意外性のあったところも削り取られて、凡百の既視感溢れるシナリオに変容していく。
例えばだけど、「この描写は伝わらないので必要無いと思います」って指摘が入って、
「本筋には影響無いので」ってカットしてしまうこととかよくあるじゃない。
気を悪くしないで欲しいんだが、脚本っていってもそれはあくまで中間素材であって、
あくまで最終的に完成するフィルムのための下書きだと思うのよ
それは絵コンテや原画とかも一緒なんだけど、最終的にフィルムになったときの完成度や面白さが大事なのであって
中間素材の時点で小綺麗にまとまっている必要は無いと思うんだよね。
ただ、どうしても本読みの現場では、目の前の脚本のまとまり感とかに目が行ってしまって
この段階で機能してないアイデアは、仮に育てれば芽が出そうでも摘んでしまうケースが散見されるなと思ってる。
なので、「このシーンの心情が判りにくいかも」という指摘に対しても
「判りにくくて何が悪い」「どうしても伝わらないなら編集の時に諦めたらええやん」の精神ではね除けてほしいw
とにかく足し算方向、アイデアを加える方向の提案は盛り込んで、
逆に引き算、角を削る方向の提案はハネていく、という進め方をするべきなんじゃないか、というのが俺の考え方。
…長文書いて思ったけど、これは俺の好みの話であって
監督によって求めてることは全然違いそうだな、とは思う。
195:1
23/05/24 12:44:14.17 tBzUZDj50.net
>>190
前スレでリアルタイムで話題になった件なんだけど、要点かいつまんで説明すると
今年前半のコロナ騒動は実際に業界に大打撃があったのは事実
アニメって、何ヶ月も前に制作が終わってることもあれば、
放送ギリギリで納品してるような番組もあって、番組次第でぜんぜん状況は異なっていて…
作画の良いアニメがスケジュールが長いということはなく、
むしろやる気の無い低予算ぽい作品のほうが、早々とクオリティアップのための努力を打ち切って納品してしまっているケースも多い。
毎月の固定費もかかってくるので、時間を掛ければ掛けるほどお金も掛かるからね。
なので、多くのスタジオが、クオリティを高めるために放送ギリギリまで使ってブラッシュアップしようとする綱渡りをやってるんだが
実はアニメ業界って現状、最終工程のひとつ手前である「動画・仕上げ」という工程を、
生産量の7割くらいを中国の無錫市という都市にある業者に下請け発注しているのよ。
なんでこうなったかはいろいろまた事情があるんだけど、
通常この無錫に「動画・仕上げ」の仕事を依頼して原画のデータを送りつけると、
長くても24~36時間程度の作業時間があれば、納品物が上がってくるシステムになってる。
つまり、ギリギリの綱渡りのスケジュールを組むと、「動画・仕上げ」工程のために確保されているスケジュールって、1~2日程度しかなくなってしまう。
ところが、昨年末からの中国におけるコロナのパンデミックで、無錫でも感染が広がって、
現地のスタジオの殆どの人が感染してしまったり、都市機能が低下して仕事どころではなくなってしまうような事態になって、
無錫市内にある動画・仕上げの業者が軒並み受注ストップしてしまったんだよね。
この場合、仕方が無いので日本国内の業者や、無錫以外の海外の業者に依頼することになるんだけど
なにせ業界中の依頼が殺到するので、どこもキャパシティを大幅にオーバーしている状態になってしまい、
通常24時間で終わっていた工程に、短くても1週間~2週間待たされる感じになってしまった。
これで、ギリギリの綱渡りをやっていた番組のスケジュールが完全にショートして、放送不能に陥ってしまった、という感じ。
ちなみに副次的な要因だけれども
元々、中国は2月頭にある旧正月期間ってのが日本で言う正月休みにあたるんで
そこで1~2週間くらい作業量が激減するタイミングがあるのよ
これはあらかじめカレンダーで判ってることなので、例年は準備をして
1月のうちに巻きで進行して終わらせておく…といった調整をするんだけれども
昨年末からのパンデミックの影響が収まらないまま旧正月に突入してしまって、
調整のもクソも無い状況になってしまったというダブルパンチを食らったってのもあるね。
旧正月開けて、3月~4月くらいからは無錫のキャパが正常化してきたので、
今現在作ってる7月番以降では影響はほとんど無いと思う。
196:名も無き被検体774号+
23/05/24 13:14:33.70 7L7r6nHj0.net
長谷川さんと川上さんで某アニメを思い出してたのですが,
cg会社にそのまますべて外注することもあるのですか?
197:1
23/05/24 13:15:55.31 tBzUZDj50.net
>>191
>アニメ業界側で専門学校の格付けでもして
興味深いご提案ではあるけれども、ちょっと問題の多い発想だと思う。
専門学校の格付けをするとして、その格付けの根拠が必要になるよね
たとえば高校や大学とかって、入試の偏差値とかで学校のランクが現れるわけだけど
この「偏差値」にあたるような、共通のテストで客観的にレベルを比較する方法って、アニメの世界にはこれまで無かったわけよ
なので、ある意味専門学校側のレベルを見る上でも、
共通学力テスト的な意味あいで、スキル検定を創設して、この学校の卒業生は○級持ってるから優秀…
みたいに可視化できるようにするのが目的の一つだね。
そもそもアニメーターって、個人の適性や素質に依るところが非常に大きくて、
どこの学校出てるから安心とかってぜんぜん言えないのよ
どんなに良い指導者付けても才能無い人は才能無いままなので。
スタジオ側としても有名学校出身のボンクラが欲しいわけでは無く、
独学でもいいからスキルのある人が欲しいわけなので、やっぱり個人個人のスキルを見る方法を求めてるだろうね。
あとはそもそも、一般社会の就活でも、大学名で足切り食らうとかってのが問題視されることもあるので
学校をランク付けするっていう発想自体が社会的に受け入れられるとは到底思えない。
学校に入った時点で本人の努力やスキル関係なく不合格が決まる、みたいなシステムをみんなが支持するかな?
>鉛筆で紙に描くスキルそのものが不要になる
うーん、これは不要だと思うが。
すでに令和の今、業界入り以降一度も鉛筆を握ってないアニメーターも大多数居て、何の問題も無くみんな仕事してるし…。
世間を見ても、紙原稿の経験の無い漫画家やイラストレーターも多数居て、なにか問題が起こってる(スキル低下が叫ばれてる)とはやはり到底思えない。
これがたとえば、「3DCGやAIの時代だから手描きは不要」とかの論になると完全に暴論で、
普通に手描きの魅力は今後も求められると思うんだけど…
同じ手描きをするなら、持つものが鉛筆なのかペンタブなのかってほんと些末な違いでしかなくて、
だったら便利なペンタブ使えばいいじゃんって思うんだよね。
言うならば、電卓があるのにソロバンで計算します、みたいな感じが近いかも。
あるいは上でも喩えたように、いまどきAT限定では受験不能な運転試験を実施します、みたいな感じ。
そもそも、紙で絵をトレスするって、ソロバンで計算したり、MTスポーツカーを運転するみたいな、
どっちかというと趣味性の強い特殊技能みたいな感覚に近い。
かなり難しくて長期間の修練が要る職人芸なのよ。
もちろん出来るに超したことはないし、出来るようになるメリットも多々あるのは間違いないんだけど
しかしこれから先の時代、若い人全般に等しく求めるスキルではないと思うんだよね。
そして重要なことだけど、この団体の目指す検定のビジョンとしては
上でも言ってるように、採用活動や新人教育における活用を目指してるわけでしょ
なので趣味性・職人性の強い、一部の好事家だけが持ってるスキルの検定を創設するんじゃ意味がなくて
裾野を広く取って、なるべく多くの新人さんに受験して貰う必要があると思うんだよね。
その中で、紙と鉛筆に拘った検定を創設してしまったのは、時代の潮流が読めてないベテランによるミスなんじゃないかと個人的には思うって話。
なにも紙や鉛筆によるスキル検定はやっちゃいけないとまでは思わないんだけど
あくまでそれはオプション扱い、特殊グレードの検定にして
通常の検定はデジタルで実施すべきだと俺は思うな。
198:1
23/05/24 13:26:37.82 tBzUZDj50.net
>>191
>なにより、こういうローテクでアナログな道具は
そもそもアニメーターってトレス台に電気ないと紙でも書けないので
電気止まったら全く絵描けないんやで。
そもそも電気が来なくなるレベルの事態が起きたら、災害か戦争かわからんけど、アニメの仕事どころじゃないと思うので、想定するだけ無駄だと思う。
紙で絵描ける状況ならパソコンの電源だって入るでしょ…。
あと20年以上昔から、仕上げ工程以降が完全デジタル化されてるわけで
原画工程までが紙だった今までの方が異常とも言える。
つまりパソコンが付かなくなってしまったら仕上げ以降の工程に進めなくなるのでどっちみちアニメは作れなくなる。
あと、A/D変換といえばどうしても100%の効率を出すのは無理で、必ず何かしら劣化や問題が起きるのよ。
最終納品物がデジタルなら、最初からデジタルで作るほうが良いのでは?という発想のほうが正しく感じるけどね。
繰り返しになるけど、紙に鉛筆で絵を描くって、ものすごく難しくて特殊な技能なので
それを若い頃に身につけざるを得なかったベテラン勢は、俺と同じ苦労をしろ!と若い人にも同じ修行を求める傾向にあるんだけど
正直、今の若い人に押しつけるのは違うと思う。
そこは時代と共に変わっていくことなのかなと思ってます。
>>192
俺もそう思う。というか端的に言えば、デジタルでの作画検定をベーシックな検定級として、
EX級みたいな扱いで紙での受験を別途認めるような形が理想なのではないかと思う。
199:1
23/05/24 13:47:52.04 tBzUZDj50.net
>>193
色や明るさについては、アニメならではの複雑な過程を経て決めてるのよ。
順に説明すると
・作品全体のメイン美術ボード作成
美術監督の手でノーマル状態(順光・昼間)の背景画のサンプルを作成し、この時点で背景の色や明るさも含めた雰囲気を決める。
・ノーマル色作成
色彩設計の手によって、ノーマル状態のキャラクターの色(通称ノーマル色)を作成する。
・撮影処理テスト
ノーマル状態で、撮影によって最終的な画面のトーンなどをどうまとめ上げるかのテストを行う
・美設ボード作成
美術監督の手によって、確定したノーマル状態の色を踏まえて、
夕方や夜など、頻出するであろうシーンの背景画の色や、いろんな場所の背景画を着彩して、色味や雰囲気を検討する。
・色背打ち
監督、美術監督、色彩設計、各話数の色指定担当者、演出家などが参加する打ち合わせを実施する。
各話数のシーン内容や演出意図に応じて、どんな色味や明るさにしたいのか、その話数の演出家から説明がある。
これを受けて、具体的にどの美術ボードの色を使用するかや、
場合によってはそのシーン用に新規で美術ボードを作成するなどの対応を決める。
・色替え作成
各シーンごとに、美術ボードの色味や照明条件に合わせて、背景とマッチするように
色彩設計さんの手によってキャラクターの色味などを調整してもらう
・撮影打ち
監督、撮影監督、演出家による打ち合わせで、
演出家から各シーンに対してどういう画面を目指すかの説明がある
これを受けて撮影監督が、美術・色彩両者から最終的に上がってきた素材を組み合わせた上で、
最終的な画面のトーンを作成する
・ラッシュ
撮影済みのムービーデータを監督・演出家が確認する
(ここでもし演出意図と違えば、撮影、あるいは美術や色彩に遡って調整を依頼することもある)
多数の工程で協力し合って最終画面を作っていく必要があるので、
各工程でそれぞれ監督や演出家によるチェックが入って、そこで方向性がズレていないか都度確認しながら進めていく感じだね。
なので実際に手を動かしてるのは色彩設計さんだったり美術監督だったり、撮影監督だったりするけど
方向性を決めて指揮しているのは監督や演出家なのよ。
「暗い部屋で調整」ってのは、この監督や演出家による各工程ごとのチェックを行ってる場所の話だね。
(スタジオごとにぜんぜん雰囲気違うけどね)
最終工程は撮影になるので、そこで画面としては完成。
カラースクリプトはぜんぜん違う役職だね
あれは上記のアニメ的な下から積み上げる制作工程だと、どうしてもシーンごとに色合いをシステマティックに決めていくので
たとえばOPとかMVみたいなタイプの作品で、1カットごとに色合いをぜんぜん変えたい…とかってなると、ものすごく手間がかかる。
なのでいったん、カットごとにカラーサンプル、イメージボードを先に作ってしまって、
それを元に各工程に逆算して目指して貰う…という作り方をすることがあって、
そのサンプルを作るのがカラースクリプトのお仕事かな。
本編を作る上ではデメリットも多い(統一が取れなくなったりする)ので、あくまで短編用の作り方って印象。
どの程度具体的にやるかは作品やクリエイターによって変わってくるけども。
200:1
23/05/24 13:53:36.73 tBzUZDj50.net
>>196
すべて…というのがどこまでのことを指して言ってるのかわからないけど、
そもそもサンジゲンとか白組みたいな大手CG会社って、元請け能力もあるので
(条件さえ合えば)頼もうと思えばなんでも頼めるよ
201:名も無き被検体774号+
23/05/24 14:02:18.56 .net
>>195
もはや中国に頼まないと作れない状態に近いんですね…
ありがとうございます
202:名も無き被検体774号+
23/05/24 14:13:59.29 cxsTiI8z0.net
推しの子とか東リベとか(捉え方云々ではなく)ストーリーライン自体が割と荒れ気味な原作の場合って、原作側が「上手くいかなかったので調整したい…」みたいな感じじゃなくても、アニメ作品として良くするために、ストーリー自体に関わる提案をすることありますか?
それともそこまでは思ってても言わないですか
203:1
23/05/24 14:52:36.10 tBzUZDj50.net
>>202
全然ある。
前にも言ったとおりアニメは後出しじゃんけんに近いので
原作の良いところ、上手くいってるところはそのまま引きつぎつつ、
仮に原作でごちゃついてる部分や、フォロー不足の部分があれば、そこは調整して、原作よりも完璧なモノに出来るよう
必要な提案はどんな作品でも適宜行われてる。
ここ微妙だなって思いながら黙ってるほうが罪深いでしょ。
てか世の中で「原作通り」扱いされてる作品も
よくよく見るとアニメ側の手でめっちゃ調整されてたりするのよね。
たとえば「メイドインアビス」とかって、すごく原作ファンからの評価も高い忠実なアニメ化とされてるけど
よくよく原作と比較すると、出来事の流れや提示順なんかを入れ替えたりとかって調整をしてるのよ
あれだけ完成度の高い原作であっても、アニメ化するにあたって調整を行う必要はあるし
その上で上手くいってれば、別に原作改編とかって言われることもない。
改編が叩かれるのって要するにその調整に失敗してクソアニメになっちゃった場合の話なんだよね。
それはもう当然叩かれてしょうがないんだけど、原作を改編したのが悪いんじゃなくて、クソアニメを作った罪で叩かれてるんだと思ってるよ。
204:名も無き被検体774号+
23/05/24 14:52:55.35 cxsTiI8z0.net
あ、名前をあげてしまったけど、読者側の捉え方を変えれば、飲み込めるよな(セリフ調整だけでいける)って言うのと、明らかに展開に関わる部分で荒れてるって言うのがあるじゃないですか。
原作者ははっきり意図して(描きたいことがあった上で)その展開を書いてるというか。
読者が期待してたものと原作者の描きたかったもののズレの場合というか
205:名も無き被検体774号+
23/05/24 14:54:59.61 .net
>>203
やはりヴエコのえっちシーンがないのは良くないと思います!
206:名も無き被検体774号+
23/05/24 14:56:09.14 .net
>>204
クソアニメにならないように原作者のチェックは入らないものなの?
チェックされるならクソアニメは生まれないはず
207:1
23/05/24 15:05:45.91 tBzUZDj50.net
>>204
あー荒れるってのは読者からの評価がってこと?
つまり荒れてでも当初の理念を貫くべきか、無難なものに調整しちゃうかって話か。
それはもう個別の事例ごとに変わってくるよね
お金を出すプロデューサーの意見とかのほうが重要かもしれん。
ただもちろん、ナアナァでやるというよりは、ちゃんとそれぞれの意見を表明した上でどこを目指すか決める形が理想なので
話し合いをするかなぁと思う。
ただ感情論とかも混じり出すと、理知的な解決が望めない場合もあるからね。難しい。
>>205
具体的な描写こそ無くても、性○隷にされてた設定が死んでるわけじゃないので
想像させるようには作ってあったと思うよ。
直接描写は作品自体の風格を貶めるリスクもあるのでそのバランスを取ったんじゃない?
>>206
当然入ってるよ。
特に脚本に関しては、俺の知ってる全てのアニメで原作側チェックを通してる。
原作者が見た上でクソアニメになってるんよ…。
原作者って小説や漫画についてはプロフェッショナルだと思うんだが、どうしてもアニメに関しては素人なので、
大抵の場合、原作者が意見を言えば言うほどアニメとしてはクソ化が進むんよ。
ネバランとか見たら判るでしょ…。
人によって違いはあるけどね。
小説家の人は比較的アニメの脚本読むのも上手な印象で、鴨志田さんとか賀東さんとかみたく
アニメ適正高くてそのままアニメ脚本家になっちゃうような原作者ももちろん居るので。
漫画家さんの場合は根本的な話作りの回路が違うのか、すげー変なこと言ってくる人も居る…。
208:名も無き被検体774号+
23/05/24 15:07:24.92 .net
>>207
原作者の意見が通らなくてアレなのではなくて
通した結果がアレなのですね…
どうにもならんわこれw
209:名も無き被検体774号+
23/05/24 16:23:50.09 7L7r6nHj0.net
めちゃ人増えてて草
210:名も無き被検体774号+
23/05/24 17:46:55.19 .net
漫画原作者が脚本渡されてもよくわかんないのかもね
絵コンテ渡されたらちゃんと理解できそうだけどそこまで進んでからやり直しはキツそう
211:名も無き被検体774号+
23/05/24 19:02:16.36 tN5NkEsP0.net
よく本になって売ってる脚本が乗ってる本とかみてもト書きが無いとほんとストーリーがざっと分かるだけだったりするしな
あれを完成形の映像まで想像するのは労力いるし経験も必要だろうから畑違いの原作者に読ませても難しいとは思う
212:名も無き被検体774号+
23/05/24 19:38:01.15 y3v754UJM.net
> 原作の良いところ、上手くいってるところはそのまま引きつぎつつ、
> 仮に原作でごちゃついてる部分や、フォロー不足の部分があれば、そこは調整して、原作よりも完璧なモノに出来るよう
必要な提案はどんな作品でも適宜行われてる
あるゲームのアニメ化作品で、原作だと冗長な描写や反感を買いそうな描写が綺麗に整理されてて感心したけど、やはりそういうものなんだ……
213:名も無き被検体774号+
23/05/24 19:57:38.48 GZyq4lWn0.net
>>197
格付けに関しては、これまでの卒業生の能力から判断して
ここのアニ専学校出身は全般的に基礎的な知識や技術が豊富だ!
ってな感じに、業界全体で評価が定着していってる気がしてたんだが…
勿論個人差もあるんだろうが、なんだかんだで最後はOJT鍛えていくしかないのかな?
以前、アナログとデジタルの比率は半々程度と聞いてたが
若手に限ると、デジタル比は一気に高いということか…
>>198
確かに最初から最後までデジタルの方が効率良いよな
なんかオレの認識が古かったようだ…
でも導入費用とか予備も含めれば高そうだけど、中小・零細のスタジオにも既に普及してるの?
214:174
23/05/24 20:00:36.20 ev4hyEpq0.net
>>199
基本的なところから解説していただきたすかります。
監督や演出家が方向決めとチェックをしていることがよくわかりました。
(色彩という要素ひとつをとっても、改めてアニメの作り方ってすごい複雑ですね)
色々検索していたらWebアニメスタイルに撮影(泉津井陽一さん)と色彩設計(辻田邦夫さん)の
コラムがあるのを見つけたのでつまみ読みしてみようと思います。
カラースクリプトはそういう位置づけになるんですね。
推しの子とか話数ごとにクレジットされてるのも見るので
本編でも使われるようになる流れがあるのかなーとか思ってました。
他の方とのやりとりも興味深く読ませていただいています。
本業もお忙しいでしょうが無理のない範囲でこれからもよろしくお願いします。
215:名も無き被検体774号+
23/05/24 20:16:42.05 tN5NkEsP0.net
しかし匿名だから本当かわからんが現役のアニメ脚本家の人が質問に来るのはなんか凄く面白いw
216:名も無き被検体774号+
23/05/24 21:53:04.08 OFPZe2IDd.net
プロップデザインて暇で儲かるんですか?
近所のエロ漫画家出身プロップデザイナーが24h某位置ゲーでうろうろしてるので
217:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/05/24 23:27:43.60 tBzUZDj50.net
>>208
アニメ作りって、関わってるスタッフが何十人~何百人も居て、
何社ものスタジオやプロダクションが合同で同じプロジェクトに従事していく関係上
ものすごく各工程が細分化されていて、工程の逆流が出来ないため
今決めていることをミスると、何ヶ月も先に何工程も先で意図通りにならずに失敗することがある
作者ひとりと、あとはせいぜい編集者やアシが居る程度の小説や漫画原作とは、
各工程の重みや後戻りの出来なさが全然違ってくるので
同じ感覚で口を出されると滅茶苦茶になってしまうんだよね。
ターン制ストラテジーゲームと、リアルタイム格闘ゲームの違いみたいな感じで
根本の部分で作り方が違うんよ。
昔からアニメ化失敗で原作を殺すアニメがある度に指摘される、原作を大事にせず謎改変するアニメスタッフという問題点は
それはもうアニメ側のスタッフの実力不足としか言いようが無く、お恥ずかしい限りなんだが
一方で、小説や漫画で高いパフォーマンスを誇る原作者も
アニメで同じことをやっても上手くはいかないので、そこはご承知置き頂きたいところ…。
この原作側・アニメ側論争でもう一つ大事な視点として
アニメは作るのに長期間かかるせいで、同時並行で何タイトルも仕事を掛け持ちしているのが当たり前なんだけど
たとえば同じ時期に4タイトル動かしてるプロデューサーからすれば、
かけられる情熱は1/4になるわけよね
その作品に1/1全力を投球してる原作者側からすると、
あの人1/4しか力を入れてくれてない!って不満に思うケースも多いだろうなと思う。
アニメスタッフからすれば何十本もやってるルーチンワークの仕事のうちの1本に過ぎないけど
その原作者にとっては一生に一度のアニメ化のチャンスかもしれないので
その気持ちをきちんと汲んで、真摯に作品に向き合わないといけないとは常々思う。
>>210
そう、アニメの場合は関わってる人数が多いので
一度決めたことを遡って訂正するのには多大な迷惑をかけることになってしまう
そこが難しいところ
>>211
そうだね。
なので、ミスマッチを防ぐための工夫として、
ご多忙な原作者本人は難しいとしても、脚本会議に原作側の編集者には出席して貰うケースが多くて
そこであらかじめ意図を編集さんに伝えておいて、アニメ側と原作者の橋渡し役になってもらうんだけどね。
ここがポンコツで不信感持たれちゃうケースも稀によくあるのが難しいところ。
>>213
いやいや、1スレ目から繰り返し何度も言ってるつもりなんだが
専門学校って現状だと何の役にも立ってない無駄な教育機関と化してるのよ
その前提があるからこその検定創設でしょう
デジタル機材の導入についても、ここ数年で一気に普及率が上がったね
中小スタジオのほうがむしろ人数が少ないから導入しやすいという側面もある
いまも確かに半分くらいは、新人は紙で教育するのに拘ってるスタジオもあるんだが
それは要するに指導者のベテランが、紙でしか教えられないからそうなってるだけなんだよね
デジタルが出来る指導者がいるところは、弱小スタジオも含め凄い勢いでデジタル化していってるまさにその最中。
例の検定も、これがあと5年早ければ紙でやるのも違和感なかったんだけど
明らかにこの5年で潮目が変わったのを現場で体感しているので
今、紙に拘るのか?という違和感が凄い。
(逆に、紙でずっとやってきたベテランからすると、このままでは紙で作業する文化が滅んでしまうという危機感があるのかもしれないが…)
218:1
23/05/24 23:56:12.23 tBzUZDj50.net
>>214
アニメスタイルのコラムはめっちゃ面白いと思う
色も撮影も深掘りするとすげー興味深い仕事なので、俺からも是非読んでみてほしいな
>>215
実際、ねらーの業界人も結構いると思うので
そういう人からの質問も大歓迎っすよ
普段スタジオではやりにくい演出論議や技術論議も匿名ならやりやすいだろうし。
>>216
儲かるかは知らん(たぶん儲からない)けど、
プロップデザインしかやってないなら、暇な時期はとことん暇だとは思うよ
だってプロップをデザインし終わったら仕事終了だからね…
219:名も無き被検体774号+
23/05/25 01:21:24.77 GpagC2qfd.net
巷で話題の東洋経済アニメ特集をどう思われましたか? 某監督曰く、今の業界を知るにはもってこいだとか。私的には、アニメ業界が本格的な経営にシフトして、成熟していく過渡期なのかなと感じました
220:1
23/05/25 01:59:02.79 1DGynLwx0.net
>>219
話題になってるヤツね
予算だのスタジオランクだのがTwitterで一人歩きしてるけど、元雑誌を読めてない。
近々読むつもりではあるので、そこで改めてコメントしようかと思います。
221:名も無き被検体774号+
23/05/25 18:29:01.84 l5qCvOgg0.net
好きな劇伴作曲家っていますか?
222:1 ◆hEpdoZ.tHU
23/05/25 18:44:30.94 1DGynLwx0.net
>>219
東洋経済買ってきて軽く目を通した
まだ全部は読めてないけど話題になってるページは読んだよw
総じて感想としてはよくまとまってるな、という感じで
ビジネスとして、あるいは業界としてのアニメを知る上でちょうど良い一冊だと思うわ
委員会システムの仕組みについての解説もそうだし、
ソニーグループが帝国化してる件や、ネトフリの投資失敗の件なんかもそれぞれ経緯が解説されてて、
一般の人がアニメ業界を知るためにはもうこの一冊で十分だと思うw
クリエイターサイドではなく、委員会Pサイドがいま何を考えて仕事をしているのかって表に出てくることはあまりないので
まあもちろん雑誌向けにきれい事を並べてるのは前提としても、
それでも作品では無く業界について興味があるって人は買って読んだほうが良いだろうね。後悔しないと思う。
今Twitterだと、記事内のサンプル予算表についていろいろ言われていて
1話当たりの予算として、脚本・絵コンテが25万円なのに対して、
演出が180万円、監督が300万円、作画監督も300万円が計上されているんだが
こんな予算表あり得んだろ、と叩かれたりしてるのよ。
これは実際その通りで、たとえば俺の前回作品の予算表(1話当たり2000万円程度)を見ると
1話あたりの予算として、絵コンテ、演出はともに35万円、監督が45万円、作画監督が60万円で組まれていて
(これスタジオ側の利益分込みの値段なので、実際にクリエイターが貰えるのは30万、40万、50万くらい)
一見、実態とはズレたアンリアルな数字に見える。
ただ、演出家、監督、作画監督の人達って、
これとは別に「予備費」「拘束費」といった名目で、いわゆる「拘束」を別途受けているので
毎話数あたり数百万円、単価とは別に余分にコストがかかっているのが当たり前なんだよね。
東洋経済での予算表は、「拘束費」の名目がないので、
かかっている拘束費を演出、監督、作監それぞれの項目に割り振っている表なんだと思う。
そう解釈すれば(だとしても一部疑問は残る数字ではあるけれど)、それなりに十分「あり得そう」な予算表として見ることが出来ると思う。
具体例を挙げると
たとえば演出の単価って上でも言ったように30万くらいなので
180万ていう数字だけ見ると嘘にしか見えないんだが
単価とは別に、毎月20万円の半拘束を半年貰えば120万になって、単価を合わせると150万円くらいの仕事になるってことは実際ある
これにスタジオ側の利益を30万乗せて180万円で予算組みすることはぜんぜんあり得るのよ。
目の前の「演出費180万円」という数字だけを見て、Twitterで「こんな数字おかしい!」って吹き上がってる人達は
リテラシー無いのを世間様に晒してる恥ずかしい人達なので生暖かく見守ってあげましょう。
223:1
23/05/25 19:48:01.81 1DGynLwx0.net
>>219
3度目のレスですまんw
言葉尻を捕まえて話を広げちゃうんだけど
「アニメ業界が経営にシフト」と言うとちょっと違うかなーとは思う。
東洋経済でもインタビューを受けていたTMSなんかはその代表例で、
近年中抜きだけして下請けに丸投げしてるタイトルが爆増していて、
これって経営にシフトしたんじゃなくて、
現場稼業を捨てて搾取する側に転身しようとしているという、ただそれだけの動きとして考えた方が良い
いかにも自分はアニメスタジオでございって顔をして、現場クリエイターの代弁者みたいな顔でインタビュー答えてるけどね
こういう巨大資本に現場労働者が搾取される構造って、なにも今始まった話でもなければアニメ以外でも同じだと思う
そのやり方の一端が今の製作委員会方式だったり、広告代理店だったりするというだけで、
昔はこれがオモチャ会社だったりテレビ局だったりしたというだけ
何も本質は変わっちゃいないと思う。
東洋経済のP40~41を見て欲しいんだが
業界縮図の中にばつーんと線が引かれていて、「資本家(制作委員会)」「労働者(下請け制作会社)」で切り分けられてるでしょ
これ、「下請け制作会社」って見出しのすぐ下に『元請け制作会社』って書いてあるのが皮肉なもので
つまり元請けスタジオって、アニメビジネスの中では「下請け」に過ぎない、搾取される側の会社なんだよ。
そして、この搾取する側とされる側の間に横たわる壁を乗り越えたければ、
自分でアニメを作ることを諦める必要がある(事業としては儲からないため)。
この構造を受け入れた上で、勝ち組側に回りたくて足掻いている会社があるという現状を
「経営にシフトしている」とか「業界が成熟している」と評価するのはなんだか違う気がしてしまうな。
もちろん言いたいことは判るんだけどね。
>>221
居ないんだなぁこれが…。
ああでも監督作品で組んでくれた作曲家さん達はみんな凄腕の人達だったので、強いて言えばその人達かな
224:名も無き被検体774号+
23/05/25 20:50:23.37 Rs1QWspe0.net
>>217
1がアニ専学校を酷評してるのは重々承知してたが
なんだかんだで、業界への人材供給源としては最大規模という認識で
それなりに持ちつ持たれつの関係が、成立してた気がしてたんだが…
なんか下手したら、そのうち社会問題レベルに発展しそうな気がしてきたw
アニ専学校の経営陣ってのは、アニメ業界とは完全な別系統なんかね…?
東洋経済は先ほど帰り道で買ってきて、これから精読するんだが
この問題には触れてないよね…
それと1って演出とかで既にタブレットとか使ってるの?
225:名も無き被検体774号+
23/05/26 00:21:59.87 8jPfaHd40.net
好きな電撃文庫の作品は?
226:名も無き被検体774号+
23/05/26 02:24:32.26 5BYQswEb0.net
>>223
成程。確かにTMSの例だと、現状の”製作/制作”関係から変化は無く、根本の解決に至りませんね。では、ツイン製作/子会社制作(ジェノやコロリド等)の場合だとこの問題は解決しないのでしょうか?
以下は素人意見なのですが、制作スタジオの乱立も問題なのかなと思うのですが如何でしょうか?
227:名も無き被検体774号+
23/05/26 16:18:32.86 4mF8gYOb0.net
>>207
元レス(204)したものです。ありがとうございます。(原作展開を変える)大がかりなものでなければ、割と頻繁に行われてるんですね。
いい意味で忖度ない意見出しが多い作品ほどよりいいものになるのかな…と、思ったけど原作者(漫画家)とかの場合だと一概に言えないですね。
読者的には「原作者構成脚本」みたいな謳い文句を見ると安心してたけど、アニメスタッフからすると頭抱えてる場合もあるって言うのが、びっくりでした。
それでコケて「原作者ガー」ってこぼしても、事情を知らなければ「そんなわけあるか、責任転嫁だ」って言われそうだし、現に約ネバはそんな感じだったしなぁ……
(ちょっと話は変わるけど)
このスレで前々から
「批判は読解力、知識が足らなくても(理解できてなくても)できてしまうもの」
ってのは言われてるけど、そういった認識の差とか読解力の差とかで歯がゆい思いをしてる制作陣もいるのかなぁ…とか……
(例えば演出なら)そういう作風でもないのに、なんでもかんでも分かりやすく演出するのも違うし。
難しい所をどう演出するかが腕の見せどころで、楽しい所だと思うけど「受け取り手の問題」の可能性もあるわけじゃないですか。
そこを嘆いたら批判されそうだし……
上である通り、ある程度は割り切って楽しんでる人に目を向けるっていう人がやっぱり多いんですかね?
228:1
23/05/26 16:21:09.25 7ykk4fof0.net
予算の件は
>>222で言いたかったことを
森田宏幸氏がTwitterで具体的に代弁してくれてるので、気になってる人はそれを見に行くのもいいかも
>>224
専門学校が人材供給源として最大規模ってのは、もうまさに仰るとおりなんですよ
そして、そこがむしろ最大の問題を生んでる
つまり、専門学校や、専門学校ですらない代アニみたいな私塾が
詐欺とまでは言わなくとも、実効性の薄い教育で学費を搾取しているのだとしても
アニメ業界を志望する若い人がそこに集まっている以上、
アニメ会社側としては専門学校に求人を出さなくちゃ新人を集めることができないでしょ
で、アニメ会社としては直接専門学校から金銭的な被害を被ってるわけじゃ無いから
敢えて声を上げてまで「専門学校に入っちゃ駄目だ」とわざわざ言うことも無いわけ。
これ、たとえば声優の専門学校とか
最近だとeスポーツやyoutuberを目指す専門学校とかまで出てきてて
そういう学校って、実際にプロになれる確率なんて限りなく低いのに、
無知な学生さんを「プロになれるよ」と騙して学費をむしり取る悪徳業者がたくさんある
実際問題になってるし、定期的にネットでも話題になってると思う。
ただ、実際にシラバス通りのカリキュラムで授業が行われている以上、詐欺として訴えることは出来ない。
若い子の時間とお金、下手すると人生をも奪う、良心があったら出来ない商売ですよ。
ただアニメーターとか制作進行の場合って
それなりに就業人数が多くて、プロ入りすることだけならばどこかしらのスタジオには引っかかるようになってる
その後生き残れる確率が1割以下だとしても、卒業時点での業界就業率ってすげー高いのね。
なので、ぱっと見ではそれなりに就職実績を出してるように見えるので、なかなか問題視されない現状があると思う。
社会問題になってもぜんぜんおかしくないと思うけど、
本質的に学校が提供するサービスって、授業や講義を実施することであって
その後の人生でそれが生かせることを保証してくれるサービスではないので
じゃあどんな授業は無駄で、どんな授業だったら有効なのかなんて線引きすることも難しいわけじゃん。
やはりあくまで基本的には、業界内の自浄作用でもって有効な教育方法を見つけていくしかないんだと思うし
言うならば、今回のNAFCA設立はその一環だと思う。
ちなみに業界人からはササユリとカニバるのではという意見が多いんだが
個人的には、ササユリは業界の会社への研修制度への提供などのアプローチが主体に見えるので
専門学生やこれから業界入りする新人へのアプローチを主とするNAFCAとは狙いが違う気がする
ただもちろんやりたいことは被る部分も大きいので、今後どうなっていくかだね。
演出作業に関しては俺は9割方デジタル作業だね
コロナ以前までは紙だったけど、そのあたりで液晶タブレットがだいぶ安くなってきて、デジタルに切り替えた
>>225
先輩とぼく
229:1
23/05/26 17:17:52.20 7ykk4fof0.net
>>226
そもそも何を持って解決すると言うのかですよね
資本家と労働者の格差なんて、アニメ業界だけでどうこう出来る問題ではないので、
ある程度受け入れてやっていくしかない部分もあって
少なくともいち労働者であるアニメーターや演出家がぼろ儲けできる未来なんてそうそう来ないと思う
その代わりに、先人達が勝ち取ってくれた権利である著作者人格権や氏名表示権だけでも守り抜く方向で考えた方が良い気もするし…。
ツインエンジングループについても、あれって結局
ツインエンジンっていう資本家側と、そこが出資するのと引き換えてにがんじがらめに権利が縛られてる弱小スタジオたち…
っていう、哀れな奴隷関係そのものでしかない。
むしろスタジオ側からすれば、資本が入っているせいで、委員会側に楯突くことが一切許されないので
より問題のある支配構造が強化されてるとさえ言えるでしょ。
たとえどんなに理不尽な要求でも、資本抜いて会社潰すよと脅されたら終わりだからね。
あれが理想型とはとても思えないけど…。
だからそういう支配構造みたいなものから抜け出したくて、みんな独立してスタジオ作るんすよ。
大きいスタジオやグループほど、強固な支配構造があって、
クリエイターや作品を守りたくても、会社としてそれを許されないことも多々あるからね
そこを独立して独自資金で回して
いくつかのメーカーから平行して仕事請けられるようになれば、理不尽な支配を受けずに済むようになる。
俺としては健全な業界のあり方ってむしろ
どこか巨大資本があらゆる現場を支配するようなあり方よりも
小さめの独立系のスタジオが、作品に合わせて是々非々でやっていく方法のほうが、文化の発展のためにも良いと思う。
スタジオ乱立というと聞こえは悪いけど、選択肢は多いほうが良いに決まってるじゃん。
230:名も無き被検体774号+
23/05/26 21:53:17.49 VKL7txPZ0.net
>>228
長文の丁寧なご回答に感謝です
なんか抜本的な打開策って、ちょっと思いつかんな…
こういう場合は、海外を参考にするのが多いんだがあちらの実態はどうなんだろう?
声優学校の場合は、大物ベテラン声優を講師に招聘してるし
作画の方も、同じ様な事はしてないんだろうか…
ササユリ動画研修所の存在は正直よく知らんかった
結局のところ、未熟は承知の上で入社後に鍛え上げていくしかないのかな
NAFCAも一定の効果はありそうですね
ところでタブレットの研修とかはどうしてるの?
自分たちで取説読むだけとか、外部から講師を招いたりとか?
231:名も無き被検体774号+
23/05/26 22:18:52.82 5BYQswEb0.net
>>229
◾︎ツインの件
グループ内で資金をやり繰りして、各スタジオがやりたい事を実現する狙いかと思いましたが実態は黒めなんですね。つまり、レヴォルトは主が仰ってる独立の例?
◾︎スタジオの数や改善等
ゲームのような、"パブリッシャー/デペロッパー"の関係がアニメでも実現すればと思うのですが、前提として製作は絵を描く側では無かったり、役割や業界構造も違うので難しいですよね···
◾︎その他
『タイバニ2』が例に挙がっていましたが、ネトフリは主が1~2カットで書いていた通りやはり失敗なんですね。
私自身、dアニメやアマプラなら見ようかなと思いますが、ネトフリは尻込みしてしまいますね(12月だけ入会して一気見してる)。
最近だと、アマプラが強めのタイトルを独占配信したり、アニメ公式垢を開設したりと勢いが強い気がしますね
232:名も無き被検体774号+
23/05/26 22:35:30.33 VKL7txPZ0.net
割り込みになって申し訳ないが
どこの業界も大規模事業者による寡占よりも
中規模複数の群雄割拠の方が面白いよなw
自動車とか電機業界も、昔は各社個性豊かな製品展開で
ガラパゴスどころかカンブリアだったが、それがまたよかったよ
今は尖がった製品は僅かで、いかに安く部品調達するかで
似たようなモノばかりが多くなってしまったわ…
アニメの場合は、ソコまで効率至上主義に陥る事はないと思うけど