22/08/20 07:03:18.12 DAXzd3yz0.net
>>373
>>373
>監督から脚本家に対して反対意見って言えるんだな
監督の権限が大きいのもそうだけど、
脚本はあくまで会議の席で合議の上で決めていくものだからね。
たぶん思ってる以上にプロデューサーもシナリオに口出しするよw
どっちかというと脚本家という仕事が、会議の結果を取りまとめて文章化する役割が大きいんだよね
作家先生って扱いで一人で書き上げてくる感じではない。
>シリーズ構成とシナリオ脚本
これはぜんぜん別物だよ
シリーズ構成っていうのはアニメ全体の大あらすじのこと
1話では○○が起きる、2話では○○が出てきて○○が起きる…みたいなあらすじが書かれてる感じだね
作品によってもぜんぜん違うけど、短ければ1話あたり5行とか10行とか…
長くても1話あたりA4用紙1ページに収まるくらい。
各話数の中身を詰めていくよりも前に、まずはこのシリーズ構成=あらすじで全体の流れを議論して、
それが確定してから改めて1話ごとに脚本を書き起こしていく。
これを書くのがシリーズ構成ってクレジットされてる人の担当なんだけど
実質この人が脚本チームのリーダーで、メインライターを務めるパターンが多い。
シナリオとか脚本て呼ばれてるものは、シリーズ構成をもとに、具体的な台詞やト書きをきちんと起こしてあるものだね。
1話ごとに担当者が違ってる。
あらかじめシリーズ構成であらすじは決まっちゃってるから、その範囲内で、
どこに行って何をするとか、どんな台詞を喋るのかとかを具体的に書き起こしていく。
これは分量的には、30分アニメ1話あたり、200字詰め原稿用紙で70枚くらいの枚数が多いと思う(作品によっても違うけどね)。
シリーズ構成にせよ脚本にせよ、書き上げたら『本読み』と呼ばれてる定例の会議に諮って、
そこで監督やプロデューサーからいろいろツッコミや要望が入る。
で、それを次の週までに反映させる修正を行ってもう一度会議に諮る、というのを
誰からも修正要求が出なくなるまで繰り返す。
これも作品によってぜんぜん違うけど、どんなにすんなりいく作品でも、毎話数3回、4回くらいは修正して会議にかけ直すということをやってるし
進行を難儀してる作品だと、10回、20回と修正と会議を繰り返してもOKにならないこともあるらしい。