22/08/13 00:24:57.24 sn9p94/s0.net
ガンアクションものなら80年代が寧ろ印象に残る作品多かったかな
アーバンスクエアとかブラックマジックとか
ガルフォース地球章の陸上戦闘も結構良かった
359:1
22/08/13 06:18:14.37 +ID4kaBA0.net
>>356
逆にエヴァは黒澤だの市川崑だの円谷だの、往年の邦画の影響下で作られてるんだけどね
>某会議室ではなく現場で刑事ドラマ
こいつこそ、正確にはこいつのレインボーブリッジ封鎖できない映画が
それまでは映画は映画屋がフィルムで撮るものだったのが、
テレビ屋がビデオで撮った映画として初めて興収1位を取ってしまって
結果的に邦画をぶっ殺した最大の戦犯なんよな
それ以降ビデオ屋が積極的に映画撮るようになっちまった
映画屋とテレビ屋の垣根みたいなのはいまでこそあんま無いけど
昔はフィルムかビデオかってので全然目指してたクオリティ違ってたから、映画屋さんの恨みは大きい
そしてアニメはどっちかというと映画屋のDNAで育ってるからね。フィルムだったし。
たとえば、テレビアニメは早々にラッシュロールをテレシネしてビデオ編集で完パケするようになってたのを
東映アニメーションなんかは親会社が映画屋のプライドがあるから
時代的にギリギリまでちゃんとネガ編集してた、とかの話があって、老人の話を聞くのも面白い
360:1
22/08/13 06:19:44.49 +ID4kaBA0.net
>>357
ほんま鉄血とか境界戦記とか惜しかったんやけどなー…
>>358
80年代OVAはマジでオーパーツ的なクオリティの作品ある
361:名も無き被検体774号+
22/08/13 19:50:46.89 sn9p94/s0.net
エヴァに関しては岡本喜八監督のブルークリスマスも有名だわ
謎の円盤UFOとかアンダーソン作品の影響もあったか…
OVAは80年代に読売テレビの諏訪さんがアニメだいすき!
って放映枠押えてくれたの大きかったな
今思えばあのお陰でOVAの普及に拍車がかかって
テレビともお互い良好な関係だった気がする
362:1
22/08/15 01:47:41.50 gyaKgZzy0.net
>>361
コナンの諏訪さんだよね
OVA放送する枠があったってのは初耳だけど今聞いても結構攻めてるな
363:名も無き被検体774号+
22/08/15 02:08:14.22 Kz7hN5rw0.net
>>362
確か80年代後半から長期休みにやってたな
新作OVAを宣伝で少し流したりと当時としては画期的だった
バンダイのBクラブって雑誌と合わせて貴重な存在だったわ…
そういや大晦日にも「傷追い人」とか「哭きの竜」とかマニアックなのやってたw
今ならあんなの地上波不可能だよな?w
364:名も無き被検体774号+
22/08/18 17:27:12.06 0FhQVOci0.net
保守アゲ
365:名も無き被検体774号+
22/08/18 20:28:40.16 GDN3QTDTa.net
『ドラゴンボールZ カカロット』
第4章『復活の魔人ブウ編』(前編)
(19:07~放送開始)
URLリンク(youtube.com)
366:1 ◆hEpdoZ.tHU
[ここ壊れてます] .net
>>363
申し訳ない、80年代OVAは数そんな見たこと無くてついていけん…
>>364
ありがとう
367:名も無き被検体774号+
22/08/19 21:18:39.80 5xHhFlqfM.net
原作モノでも前シーズン好評だったのに数年後に新シーズンで監督変わって評判落としてる作品が増えたように感じるんだけど、仮に主要スタッフは大体同じで作画や撮影のクオリティも前シーズンと大差ないのに内容が前より退屈に感じるのは原作の内容がつまらなくなった可能性を除けば脚本や絵コンテ、監督の演出に難ありなのかな
監督や主要スタッフが変わっても面白いタイトルはあるんだけど、全体的に見たら監督交代で前シーズンと比較して違和感を感じるタイトルが増えて、前シーズンまでは円盤買ってたけど今期からはいいかなというタイトルが増えた
加齢で自分の価値観変わったせいかなと改めて前シーズン見返してみたら普通に面白かったから、面白かったシーズンは前レスでもあった通り監督とか関係なくその時に集まった制作陣の情熱で出来た奇跡の産物なんだろうか
前シーズンまでは主人公の心情とか描きながら話進んでたから感情移入もしやすかったけど、監督変わったシーズンからは心情表現なくなってひたすら登場キャラが動いてるのを外から見てるだけで、何でその行動を取るのか理解できないまま淡々と話が進むのが感情移入もできず退屈だった、こういうのは脚本、絵コンテと演出、監督の舵取りの何が原因なのか知りたい
外画でも監督変わってつまらなくなったのは見てるし、制作陣は本気で作ってるのは分かるけど、そもそも主要スタッフは同じような面子なのに監督が変わると作品の色がガラッと変わるのは演出とか絵コンテが変わるせいなのかな
368:名も無き被検体774号+
22/08/19 22:37:03.99 G/mLiZyt0.net
1.脚本ってどうなってんの?
セリフだけ?小説じみてんの?
2.アニメだと主人公の性別で脚本書く人男か女か分かれてる気がするけどやっぱり変わるものなの?
小説や漫画だとだいたいこれ女だなとかって知ってるし分かるけど、脚本も原作と同じ性別の作者にしてる気がするけどやっぱり変わるものなの?
3.脚本複数の場合もあるけど得意不得意人によってある感じ?
4.脚本ってボツだったり監督の手が入る場合ってあるの?
5.逆にいい脚本家で誰も頭上がらないって、もしくは作品の方向性決まっちゃう脚本できちゃったってことある?
6.てかいい脚本って聞くし、脚本が悪いって評論家じみてる発言もよく聞くけどどうなってんの?
絵の好み流行りはわかるけど脚本での評価って目に見えないし声優の熱演もあるから初見じゃ分かりづらいんじゃって思うけど…
自分は本結構好きだから色々読んだけど最近はそうそうつまらないのないよ、脚本ってつまんない場合あるの?
脚本について基本的なこと知りたくて尋ねてみました❤
369:1
22/08/20 03:36:51.04 DAXzd3yz0.net
>>367
アニメが面白いかどうかって本当にいろんな要素が絡み合ってるから、一概には言えない
作品によって誰の貢献なのかってのも変わってくるからね
ただ、監督って脚本も含めたクリエティブにおいて全てのヘッドなのは間違いなくて
最終的な権限はお金を出している側である製作委員会のプロデューサーが握ってて、名目上はこの人が一番偉いんだけど、
その委員会プロデューサーであっても、クリエイティブな面の判断は監督に一任するという形を取る
船頭多くして船山に上るという言葉があるけど、
忖度の国日本で面白い物を作ろうと思うと、むしろ権限を特定の一人に集中させて
その人に旗振り役を任せた方が軸がぶれずに作れるからね
そういう意味で、それこそ企画立案から脚本会議、コンテ・演出に至るまで
あらゆる点で監督の判断が優先される
小手先のテクニックよりも、その作品にとって何が大事なのか、何を目指すのかという哲学や、旅のゴールを決めるのが監督
何百人も居るスタッフを、そのゴールに向かって誘導するのが仕事といってもいい
だから、監督の良し悪しってのは、特定の工程が良いとか悪いとかじゃなくて
作品全体に関わってくるのは間違いないだろうね
当然、支えるスタッフが変わらずとも、監督が交代することで全然雰囲気が変わってしまうというのは大いにあると思う。
370:1
22/08/20 03:47:27.34 DAXzd3yz0.net
>>368
>>368
>脚本ってどうなってんの? セリフだけ?小説じみてんの?
その中間といったところかな
日本の映像脚本はセリフとト書きってのが交互に繰り返される形で書かれてるよ
実写映画やドラマの脚本とそんなに変わらないよ。
昭和時代からの監修で縦書き、200字詰め原稿用紙=ペラ という単位で分量が計算されてるあたりは、伝統芸能に片足突っ込みかけてる感じ。
>主人公の性別で脚本書く人男か女か分かれてる
これはマジで関係ないかな
脚本家を選ぶのは主にプロデューサーだけど、
もちろん脚本家それぞれに得意分野とかはあったりするので、○○さんなら上手くやってくれそうだから頼もう!とかはあるけど
女性だからとか男性だからっていう雰囲気はぜんぜん無いね
ただ個人の武器として、女性的なドロドロ劇が得意な脚本家(岡田麿里とか)とかはたしかに思い浮かぶけど
女性脚本家がみんなドロドロ系が得意ってわけじゃないし……
まあでも言いたいことはわかる
一般論として、人間ドラマだったら女性脚本家のほうが上手に料理してくれるし
世界感の構築とかは男性脚本家のほうがロマンある感じにしてくれるイメージはあるよね
ただそれでも、主人公の性別ってよりは、作品全体として何を重要視するかによって最適な人選が変わる気がする
371:1
22/08/20 03:56:55.37 DAXzd3yz0.net
>>368
>>368
>脚本複数の場合もあるけど得意不得意人によってある感じ?
これは当然あるよ
シリーズ構成っていう全体の大まかな流れが決定した時点で、
監督や、シリーズ構成担当=脚本チームのリーダーの人が、その話数の内容を踏まえた上で
『○話はこれ系が得意な△△さんに担当して貰おう』みたいなのを割り振る
ちなみに複数脚本になる理由って、多くがスケジュール上の理由で
理想を言えば一人で書ききるのが一番良くて、ミスも減らせるんだけど
メインライターの人が売れっ子だったりすると忙しすぎて
書ききるのを待ってたらいつまでたっても終わらないってことが予想されると
何人も投入して、手分けして同時進行で進めることで手っ取り早く終わらせることができる
あとは政治的な理由(といえばかっこいいけど、要は人間関係上の理由)で
メインライターに権限が集中しすぎるのを快く思わない人が、シナリオ会議席上での発言機会の均等化を狙って
息のかかった脚本家を投入したりとか
逆に脚本家側が、自派閥や弟子の顔を売りたくてねじ込んだりとか
そういう椅子取りゲームの要素もあったりする。
絵コンテや演出以降の工程だと、そういう話はほとんど聞かないんだけど
脚本家という工程だけはいろいろとドロドロした話が聞こえてくるね。
なので純粋に『上手い人に頼む』的なことで人選を確定できることはあんまりない気がします。
372:1
22/08/20 04:17:30.13 DAXzd3yz0.net
>>368
>脚本ってボツだったり監督の手が入る場合ってあるの?
基本的には、会議で修正や変更したい部分を脚本家に伝えて、
本人自らに修正版として直して貰うのがセオリーだね。
>>369でも言ったように、監督が最終決定権を握ってるので
監督自らが納得できず、『ちょっと俺に貸せ!』つって自分で直接直すということは無いわけではない
ただしあんまりやると嫌われるw
そんなこんなで細かい部分の修正は何度も繰り返すのが当たり前なんだけど、
完全にボツにするとなると、これはただ事ではくなってしまう
そうならないように、「シリーズ構成」→「プロットorハコ書き」→「脚本」の3段階で
それぞれ会議に諮って、監督、プロデューサー陣、脚本家チーム、原作者一同、全員納得の上で次工程に進む、という仕組みになっている
なので、脚本になってからボツにしたいと言い出しても、だったらその前のプロットやシリーズ構成でOKって言ってたのは何でなん?
ってなってしまうので、なかなかこれは難しい。
一度承認してしまってる以上、後になってからちゃぶ台返しってのは周りが納得してくれないので。
それでも全ボツにするってことは、つまり『この脚本家じゃ修正じゃすまんレベルで駄目』ってことと同義なので
そいつに降板してもらうか、こっちが降板するかの進退を賭けて戦うことになる。
本当に最終手段だね。
>逆にいい脚本家で誰も頭上がらないって、もしくは作品の方向性決まっちゃう脚本できちゃったってことある?
俺自身はない
というか、職業脚本家の人たちって、自分の書きたい物を押しつけるというよりは
監督やプロデューサー陣が何をやりたいのかヒアリングするのが上手くって
それを踏まえて脚本にしてくれるんだよね。
あくまで脚本家は監督でもプロデューサーから選ばれる立場なので
監督やプロデューサーから、「あの人とまた仕事したい」って思って貰えないと仕事無くなっちゃうんだよ
「俺の書きたいものを書かせろ!」みたいなタイプの人は、監督やプロデューサーから選んで貰えなくて
大御所になる前に消えてしまう
「これがやりたいなら、こうすると形になりますよ」って整理して提示するのが上手いのが評価されるわけ
ただ、たとえば原作モノとか、オリジナル企画とかで原作者自らが脚本書いたりするパターンとかだと
誰もブレーキ踏めずに崖から落ちることはあるだろうね。
373:名も無き被検体774号+
22/08/20 05:43:46.24 mWAO17NP0.net
横レス失礼
ちょっと意外だったのは監督から脚本家に対して反対意見って言えるんだな
てっきり最初に会議で決った方針で粛々と進めて行くもんだとばかり思ってたが
制作現場に於ける監督の発言力や権限って思ってたより強いのね…
ところでシリーズ構成とシナリオ脚本って
脚本としての役割や機能としては又別物なの?
それともほぼ同じもの?
それで流れとしてはそこから
絵コンテ→演出→監督
って認識なんだが逆の流れのボトムアップで修正ってのも
極稀にあるってことでいいのかな?
374:1
22/08/20 06:42:57.19 DAXzd3yz0.net
>>368
>脚本ってつまんない場合あるの?
これね
結論を言うと、アニメが面白いかどうかの9割は脚本次第、めちゃめちゃ関係あるよ
やっぱり、アニメ見てても、画面に映るキャラデザとか作画とか、声優のキャスティングとか、
そういうことにまず目が行ってしまう気持ちはわかる
なので
>絵の好み流行りはわかるけど脚本での評価って目に見えないし声優の熱演もあるから初見じゃ分かりづらい
これは事実そうだと思う
ただ、実は画面の中で起こる出来事の全てが、脚本という神によって誘導された結果に過ぎない
演出も作画も声優も、全ては脚本が要求することを実現するための操り人形に過ぎないのよ
すべては脚本次第といってもいい
そもそも面白いって何?って話
展開がワクワクする? キャラクターが魅力的? 笑えるギャグがいっぱい?
いろんな要素があって、それぞれ複雑に絡み合って一つの作品を成してるわけだけど
メインテーマ=『この作品の面白い部分が何か』を設定するのが脚本で一番大事なポイント
つまり脚本がやってることって何をもって面白いとするかの本質の部分、哲学みたいなことなんだよね
これを理詰めで構築する脚本家もいるし、動物的感性で実現している脚本家も居るんだけど
この作品では『これが面白い』という目標地点を設定して
それに向かって、情報の与え方、登場人物の構築、出来事の制御を行っていく
キャラとか台詞とかはその結果に過ぎない
その目指すメインテーマがブレてない脚本が良い脚本と言える
375:1
22/08/20 07:03:18.12 DAXzd3yz0.net
>>373
>>373
>監督から脚本家に対して反対意見って言えるんだな
監督の権限が大きいのもそうだけど、
脚本はあくまで会議の席で合議の上で決めていくものだからね。
たぶん思ってる以上にプロデューサーもシナリオに口出しするよw
どっちかというと脚本家という仕事が、会議の結果を取りまとめて文章化する役割が大きいんだよね
作家先生って扱いで一人で書き上げてくる感じではない。
>シリーズ構成とシナリオ脚本
これはぜんぜん別物だよ
シリーズ構成っていうのはアニメ全体の大あらすじのこと
1話では○○が起きる、2話では○○が出てきて○○が起きる…みたいなあらすじが書かれてる感じだね
作品によってもぜんぜん違うけど、短ければ1話あたり5行とか10行とか…
長くても1話あたりA4用紙1ページに収まるくらい。
各話数の中身を詰めていくよりも前に、まずはこのシリーズ構成=あらすじで全体の流れを議論して、
それが確定してから改めて1話ごとに脚本を書き起こしていく。
これを書くのがシリーズ構成ってクレジットされてる人の担当なんだけど
実質この人が脚本チームのリーダーで、メインライターを務めるパターンが多い。
シナリオとか脚本て呼ばれてるものは、シリーズ構成をもとに、具体的な台詞やト書きをきちんと起こしてあるものだね。
1話ごとに担当者が違ってる。
あらかじめシリーズ構成であらすじは決まっちゃってるから、その範囲内で、
どこに行って何をするとか、どんな台詞を喋るのかとかを具体的に書き起こしていく。
これは分量的には、30分アニメ1話あたり、200字詰め原稿用紙で70枚くらいの枚数が多いと思う(作品によっても違うけどね)。
シリーズ構成にせよ脚本にせよ、書き上げたら『本読み』と呼ばれてる定例の会議に諮って、
そこで監督やプロデューサーからいろいろツッコミや要望が入る。
で、それを次の週までに反映させる修正を行ってもう一度会議に諮る、というのを
誰からも修正要求が出なくなるまで繰り返す。
これも作品によってぜんぜん違うけど、どんなにすんなりいく作品でも、毎話数3回、4回くらいは修正して会議にかけ直すということをやってるし
進行を難儀してる作品だと、10回、20回と修正と会議を繰り返してもOKにならないこともあるらしい。
376:1
22/08/20 07:16:57.28 DAXzd3yz0.net
>>373
>それで流れとしてはそこから絵コンテ→演出→監督って認識なんだが
ちょっと違うかな
脚本
↓
監督が絵コンテを発注
↓
絵コンテマンが絵コンテを作成
↓
上がった絵コンテ(素上がり)を監督がチェック、修正
↓
絵コンテ完成
↓
完成した絵コンテについて、監督が演出家に演出(下流工程全体の指導・指南)を発注
↓
演出家が絵コンテを元に、各アニメーターや技術スタッフにそれぞれの作業を発注
↓
各スタッフがそれぞれ仕上げてきたものを都度都度演出家がチェック、修正
↓
素材を組み合わせて完成したものを監督、演出家や各スタッフで集まってチェックする 必要があれば修正
という流れになっていて、
適宜監督がチェックを入れる工程が組み込まれてるので、逆流は基本的に無いようになってる
377:1
22/08/20 07:25:43.21 DAXzd3yz0.net
ちなみに
脚本が出来上がると、それをもとに絵コンテ担当者が絵コンテを作成するんだけど
どういう絵コンテにしてほしいかは監督が脚本を元に打ち合わせを行って発注するわけだ
脚本にある程度はかかれてるんだけど、それでも画面に映る要素の全てを網羅してあるわけではない
どういうカット割りにするかとか、どんな表情をさせるかとかも希望やイメージを絵コンテ担当者に伝える必要があるし
どんな服装をしてるのかとか、どんな場所なのか、どんな天気でどんな雰囲気なのかとか、あらゆる要素を説明する必要がある
実は絵コンテ作業に入る時点で
キャラクターデザインや、服装、小物類の設定、あとは美術設定とよばれる、実写でいうロケセットの準備も行っているんだけど
重要度の低いものは準備されてなかったりもするし、
スケジュール上の理由で、設定を作成したかったけど間に合ってない場合とかもある
どんなアニメも、1話あたり百点以上の設定を参照しながら作成していかなきゃいけないんだけど
何が既にあって、何は作らない(お任せ)ことにするとか、何は設定が仕上がるまで待って貰うとか、何は絵コンテの後に設定を作成するとか…
そのへんのジャッジも監督が行っていて、絵コンテ担当者に事情を説明する必要がある
絵コンテ、演出、キャラデザ、服装や小物のデザイン、美術、色彩、3Dや撮影等々
それぞれ別の担当者が作業してるわけで
他の担当者がどういうものを作ろうとしてて、自分は何をどう作ればいいのか……基準が無いと滅茶苦茶になってしまう
だから、唯一絶対の基準として
監督が完成画面をあらかじめ脳裏にきちっと固めて、「○○を実現したいので、○○を○○という仕様で作成してください」
っていうのを説明して回る仕組みになってるし、
標準的なプロトコルのなかに、それぞれの作業結果が監督のイメージと相違ないかを確認するという工程が組み込まれてる
378:名も無き被検体774号+
22/08/20 08:40:55.20 mWAO17NP0.net
>>375
脚本のことなんかわかってた様でよくわかってなかった…w
結構板挟みにされる役なんだな
でも視聴者視点で話の流れがきっちりしてる脚本はやはり感心させられる
シリーズ構成とシナリオ脚本は同一人物がやった方が全体の統一感が図れると思うが
やはり負担が大きすぎるから分担するんだよね?
日常回とか温泉や水着回はこの脚本家しかいない!
って人もやっぱいるのかな?w
>>376
監督って単に作品の映像制作の責任者と思ってたけど
それ以上の広範な裁量と権限あるんだね…
これは作画監督ではなく上位の総監督の場合とか?
379:1
22/08/20 19:20:54.02 DAXzd3yz0.net
>>378
>シリーズ構成とシナリオ脚本は同一人物がやった方が全体の統一感が図れる
これはその通りで、事実、同一人物が一人で脚本まで書ききってる作品もたくさんあるよ
ただ、現実的には
>>371で書いた通り、スケジュール上の理由と、政治的な理由の両方で
複数人で担当することが多いね
>日常回とか温泉や水着回はこの脚本家しかいない!
そこまで具体的には思いつかないけど
やっぱこの人の書く日常回上手ぇ…とかはあるね
>監督の裁量
作品に監督ってのは一人しかいなくて、その人に権限が集中してるシステムになってる
作画監督ってのはあくまで監督の部下として、細分化された自分の担当分野だけを担当する役職で、監督とはぜんぜん違う
総監督なる役職は、作品によってはたまにクレジットされてるけど、
絶対にあるという役職じゃない
これはいわゆる名誉職で、実際に監督業務を行ってるわけじゃないことが多いね
だって普通に監督業務をやってるなら『監督』ってクレジットすればいいわけで
それをせずわざわざ『総』なんてつけてるってことは、なんか後ろめたいことがあるか、イレギュラーな体制である証拠だったりする
380:名も無き被検体774号+
22/08/20 20:35:16.80 mWAO17NP0.net
>>379
ネット上でググった情報よりも遥かに深い
実体験に基づいた話にはほんと毎回感謝してるよ
じゃあ無印の監督がなんだかんだで制作部門の実質トップで
絵コンテや脚本にも同時進行で関わっていって
その下に作画・美術・音響・メカニック・CG・撮影とかの監督がいるって感じか
そう考えるとジビエートって奇跡みたいなもんだったんだなw
てか一般向けに講演や執筆活動とかしないの?