24/11/13 11:26:49.21 p9unZh1z0.net
>>347
「お前が言うな論法」の例
例えば、環境問題に関する議論で次のようなケースが見られます。
例1: 環境保護団体が「企業は二酸化炭素の排出を減らすべきだ」と訴えたときに、企業側が「環境保護団体だって飛行機で移動してるではないか」と反論するケース。この場合、環境問題の本質から外れ、環境団体の行動に焦点が移ってしまいます。
例2: 政治家が他党の不祥事について批判しているときに、「あなたの政党でも同じような不祥事があった」と指摘する場合。これも、本来の批判の正当性について議論するのではなく、相手側の欠点を示して反論しています。
「お前が言うな論法」の問題点
議論の焦点をぼかす
話題の本質から逸れてしまうため、問題の解決や改善に向けた議論が進まなくなります。
責任逃れ
本来の問題を無視して相手の行動を攻撃することで、自分の責任や義務を避けようとする意図が見えます。
対話の質を下げる
相手を非難するだけの対話になるため、建設的な議論の妨げになります。
「お前が言うな論法」の対処法
話題に戻す
本題に戻り、相手の指摘そのものについて再び議論を促すことが大切です。
相手の主張の正当性を認める
たとえ相手側にも問題がある場合でも、それが議論の本題と関係ない場合は、まず本題を認めた上で反論することが効果的です。
冷静に議論する姿勢を保つ
感情的にならずに事実をもとにした冷静な議論を意識することで、無駄な非難合戦を避けることができます。
「お前が言うな論法」は一見して鋭い反論のように思えますが、議論の質を低下させやすい面があります。
だそうです