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吉村美栄子知事と在阪有識者との県政懇談会が7日、大阪市内のホテルで初めて開かれ、
関西圏での「山形」の認知度やブランド力の向上の方策を探った。
県企画調整課によると、県が2022年度に関西圏・中京圏で実施した調査で、本県の主要観光地を
「知らない」と回答した割合が約45%と高く、農林水産物や工芸品などの認知度も低かった。
吉村知事はあいさつで「サクランボは知られているが、それ以外はまだまだ」などと述べた。
懇談でモンベル会長の辰野勇氏は「アウトドア業界で山形は魅力ある地域と広く知られるようになった」と紹介。
山形交響楽団理事でパナソニックホールディングス参与の小川理子氏も「山や酒、温泉、同楽団など
素晴らしいものがたくさんある」とし、「デジタルとリアルのハイブリッドでファンを増やす施策を考えては」と提案した。
サントリーホールディングス副会長の鳥井信吾氏は「斎藤茂吉など郷土の偉人をもっと打ち出していくべきではないか」と指摘。
高島屋京都店営業・企画宣伝担当副店長の伊藤桂氏は商品の売り出し方に関し「どのような人がどのような思い、
過程で作ったのかをパッケージなどで表現することが重要だ」と話した。
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