22/12/09 15:11:45.87 2h8aYfwi0.net
>>176
「インドシナ財政は、1922年以来黒字基調であり、フランス帝国においてアルジェリアと並び経済的に重要な位置を占めていた。また、インドシナとアルジェリア以外の大部分の植民地は本国からの補助金なしには収支の均衡をはかることのできない赤字植民地であった。」
『ヴィシー期・フランスの帝国的結合政策とインドシナの「復権」』
難波ちづる 慶應義塾経済学会 刊より
インドシナは1922年から黒字 = 1887年~1921年までの34年間は赤字
言い換えれば朝鮮の黒字化の過程にあり最低は30~40年程の時間が必要であった可能性があるだけの事
アルジェリア、インドシナ以外の植民地は赤字
つまり
レバノン
セネガル
モーリタニア
ギニア
コートジボワール
ニジェール
チャド
コンゴ
シリア
トーゴ
カメルーン
中央アフリカ
これらの植民地は赤字だったということ
フランスに限って言えば黒字の植民地の方が少なかった
もちろんトータルで収支を見ればアルジェリアとインドシナの黒字が赤字を補填した可能性もあるだろう
が、面積や人口を考慮すれば可能性は極めて低いだろう