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自民党の菅義偉前総理が13日、BSフジ「プライムニュース」に出演し、7年8カ月、官房長官として支えた安倍晋三元総理について、8日の事件直後に奈良に向かった時の心情を涙ながらに振り返った。
菅氏は、8日の事件直後に奈良に向かった。反町理解説委員から「じっとしていられなかった?」と聞かれると「それと、胸だと聞いたものですから万が一のことを考えて…同じ空気を吸いたいという感じでした」と涙を浮かべた。そして「さみしがり屋でもありましたので、そばにいてやりたいっていう…そんな感じ。とにかく行ってみようと…」と振り返った。
事件直後は情報も錯綜しており「いろんな情報が入って、とにかく自分で確かめたいという思いがありました」とも語った。
ただ、安倍氏の最期には間に合わなかった。「病院に入ってすぐ速報を聞きまして…遅かったわけですけども」と沈痛な面持ち。「いろんな情報がきてましたけど、自分は信じたくなかったですから、確かめてと思っていたんですけど」とも語った。
番組では病院から出てくる菅氏の呆然とした表情も捉えていたが、その時に何を考えていたのか?と聞かれ「呆然としていたと思いますよね。そういう意味で最期の別れをさせていただいて、出てきた後でしたから呆然としてなかなか自分を取り戻せなかった、そういうことだったんじゃ…」と振り返った。
過去、「趣味は安倍晋三」と語ったこともあったといい「私は元々たたき上げで、二世の方って言うのはあまり付き合いがなかったので、そういう意味で、ああこの人はいつの日か総理にしたいと思ったことは事実」と述べ「感謝の気持ちとお世話になったという思い」と憔悴した表情で語っていた。
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