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５メートルの巨大ペットボトルロケット打ち上げ 群馬
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秒読みとともに打ち上げられるロケット。歓声があがった＝高崎市の観音山ファミリーパーク
ペットボトルを使った５メートルの巨大なロケットが２０日、群馬県高崎市の観音山ファミリーパークで打ち上げられ、連休で訪れた家族連れなど約１００人が歓声をあげて見守った。コロナ禍で活動を自粛してきた「ぐんまこども宇宙センター」（高崎市、白田豊代表）が２年ぶりに打ち上げた。
ロケットは発泡スチロール製ながら日本の小型人工衛星打ち上げ用固体燃料ロケット「イプシロン」を模した５分の１サイズ。噴射部分に７リットルのペットボトル７本を装着、水と圧縮空気で飛ばす。午前１１時、風の具合を見定めながら集まった子供たちと秒読み開始。
「５、４、３、２、１」
ロケットは小型トラックの荷台で作った発射台から飛び出し、４０メートルほど飛んで落下傘とともに着地。あっという間だったが、見守っていた子供たちは不時着したロケットに駆け寄り、興味深そうに触っていた。
「創意工夫さえすれば、お金を使わなくても楽しいことができることを知ってほしい」。白田代表は、ゲームに走りがちな子供たちに呼びかける。
ペットボトルを使ったロケット打ち上げは各地で行われているが、始めて２０年以上という同センターは小さなロケットから１０メートルの巨大ロケットまで手がける。茨城県つくば市のＪＡＸＡ筑波宇宙センターに招かれ、巨大ロケットを打ち上げたこともあるという。
「本当は科学でもって物事を見る目を養ってほしいんです」と白田代表。「宇宙も、ロシアが今、やっている愚かな戦争も科学の目を通じて、奥深さや恐ろしさを実感してほしい」
今後は同パークで定期的に活動を再開していく。