21/11/04 08:05:41.46 Eye8z8pH0.net BE:306759112-BRZ(11000)
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米軍ルート
かつて和久井は僕にこう質問したことがあった。
「いま日本に入って来ているシナモノ(覚醒剤、大麻、コカインなどの麻薬)は、7割がヤクザルート。残りの3割はどこからか、なあ、分かるか?」
答えに窮していると、和久井は勿体ぶらずに言った。
「米軍。つまり在日米軍基地からの横流しだ。それも北朝鮮などから組織的にね。
もちろんそれだけじゃない。在日米軍では、毎月、米兵に本国から仕送りができる。一人当たり10キロの積荷が認められている。
検査もなく飛行機で直接、基地に運べる。このなかにシャブやコカイン、マリファナを忍ばせ、それをヤクザが買い取っているんだ」
米軍ルート。北朝鮮と米軍基地には直行便があり、横田基地などを通じて、密輸ではなく堂々と“輸入”されているという。
その都市伝説めいた発言に僕は、その場はひとまず押し黙るしかなかった。ありえない。
繰り返すが自分を大きく見せたい裏社会の住人が取材者に対してリップサービスをするなど、よくあるものだ。
ところが、こともあろうに和久井は、大真面目にこう続けたのである。
「ウソだと思うなら調べてみたらいい」
調べると、少ないながらも北朝鮮と横田基地を結ぶ直行便があることを示す記述や画像が散見された。
「横田の米軍からの横流しとの触れ込みの大麻を売人から買ったことがある」
一連の記事を読み、地元の先輩の言葉がよみがえった。普段は自分で栽培した大麻を楽しんでいるこの先輩は、ものの一吸いでブッ飛んだといい、たとえオランダやカナダなど“本場”から密輸されたものでもコンテナに入れて船で時間をかけて運ぶと熱で品質が落ちるところ、確かに空輸されたと思しきほどモノは良かったという。
よもや、よもやだ。でも、ありえない話ではないのでは。大麻があるならそう、このルートで日本に覚醒剤が入ってきているとしても。
《世界最大の覚醒剤市場》「7割はヤクザルート。残りの3割は、なあ、分かるか?」日本に覚醒剤を広めた男の“禁断の証言”
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