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軍隊の災害出動の歴史
濃尾地震の際に桂太郎第3師団長兼兼名古屋衛戍司令官の独断で行われたが
法的根拠はなかった。しかしこれをきっかけに大阪大火で第4師団が救援に向かうなど実績を積み重ね
1910年の衛戍条例改正で災害出動が制度として確立した
しかし戦後発足した自衛隊（警察予備隊）には災害派遣される仕組みは残されなかった
山口県知事がルース台風被害者の救助のために地元の第11連隊の動員を要請したが
第4管区総監部には却下された。ここで第11連隊は引き下がらず直接副総監に掛け合ったが再び却下された
しかし帰宅しようとしていた筒井竹雄総監に直訴したところ吉田茂首相の判断を仰ぐ形になり認められた
この災害出動の事例を見ても思うが
日本で前例のない新しいことをやり始めるのは
だいたい名古屋か山口なんだよな