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落語家の立川志らく（５７）が９日、ＴＢＳ系情報番組「ひるおび！」（月～金曜前１０・２５）に生出演。１２歳から１５歳へのワクチン接種を開始した京都・伊根町に抗議の声が寄せられていることに言及した。番組では６日までに１６歳以上の住民への１回目のワクチン接種が完了した伊根町が、同日から接種対象を広げ１２から１５歳へのワクチン接種を開始したところ、「どうして未成年者に接種するのか」「打った子と打たない子で差別やいじめにつながる」といった抗議が殺到していた。
番組では、抗議の中には「人殺しに加担している」「殺すぞ」といった過激な内容のものもあったことを取り上げた、その上で５月３１日に厚生労働省が「有効性、安全性が確認された」としてファイザー社製ワクチンの接種対象をこれまでの１６歳以上から１２歳以上に引き下げていたことや、１５歳以下の接種には保護者の同意が必要であること、抗議の大半が町外から寄せられたとみられること、これらの抗議により町の業務に支障をきたしていることなどを解説した。
これに志らくは「だって親の同意が（必要）って（示されている）。強制的に全部の子供に打ったっていったら抗議が来るのはしかたない。でももともと抗議っていうのは、自治体じゃなくて厚労省がこれを『大丈夫ですよ』って広げたんだから、文句あるなら厚労省に言うべきだ」と指摘した。
続けて「ましてや『人殺し』だなんだっていうのは…（子供に）ワクチン打つことがいいか悪いか、それはわからない。もし悪いものだとしたとしても、それに対して『人殺し』なんて言ったら、言う人の方が悪いんですよ、これは」と話し、「こういうとんちんかんな暇な奴らがいるんだなっていうね」とあきれた。