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アイリスオーヤマ(仙台市)が7日発表したグループ全体の2020年12月期決算(速報値)は売上高が前の期比38%増の6900億円だった。
経常利益は2.2倍の621億円で、ともに過去最高となった。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて生産を増やしたマスクの販売が伸び、利益率が改善した。
欧米やアジアなど世界全体で20年には計26億枚を生産した。
新型コロナ関連では人工知能(AI)で発熱者を検知するサーマルカメラも好調だった。
巣ごもり需要関連の商品も堅調だった。電気圧力鍋などの調理家電や、
在宅勤務向けの机や椅子なども売り上げを押し上げた。
21年12月期の売上高予想は前期比23%増の8500億円とした。
20年11月に稼働した米ペンシルベニア工場で製造する収納用品などの売り上げが通期で寄与する。
仙台市内で同日記者会見した大山晃弘社長は冷蔵庫やエアコンなどの大型家電の商品開発を強化する方針を表明。
「2割以上の増収を続け、22年12月期に売上高1兆円を超えたい」と述べた。
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