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7月に台風発生ゼロだと統計史上初 大雨の原因と関連か
今年は6月12日に台風2号が発生して以来、北西太平洋では台風が1つも発生していません。
このまま7月の台風発生数がゼロとなると、1951年からの統計史上初めてのこととなります。
太平洋高気圧が強く、フィリピン付近で積乱雲群が発達しにくく
URLリンク(smtgvs.cdn.weathernews.jp)
今月これまでに台風の発生がない理由として考えられるのが、例年よりも西側に強まっている太平洋高気圧の存在です。
勢力の強い高気圧のもとでは積乱雲の発達が抑えられることで、台風のふるさとでは熱帯低気圧や台風が発生しづらくなっているものとみられます。
その原因のひとつとして、インド洋全体の海面水温が平年より高いことが挙げられます。
気象庁の解析では、この春のインド洋熱帯域の平均海面水温は、2016年以来の高い水準でした。
インド洋では雲の発生・発達が起こりやすい状況で、その反動で相対的にフィリピン付近の北西太平洋では下降気流が強まり、
太平洋高気圧が普段よりも西側にも張り出すことに繋がっているものとみられます。
この現象は「インド洋キャパシタ」と呼ばれることがあり、エルニーニョの収束から少し遅れて発生することがあるといわれます。
7月豪雨の原因とも相関か
このことは、今月西日本などに災害をもたらした令和2年7月豪雨とも関連がある可能性があります。
太平洋高気圧の周囲をまわってフィリピン海方面からやってくる暖かく湿った空気の流れが強まり、さらに梅雨前線に沿って西から流れてくる
インドモンスーンの暖かく湿った空気の流れと合流し、南西から大量の水蒸気を送り込んだことで、次々に雨雲を発達させる非常に危険な状況を
作り出したとみられます。
月末にかけても台風発生の可能性は低い
ウェザーニュースのグローバルストームセンターの予測では、7月末までに北西太平洋で台風が発生する可能性は低いとみられ、
統計史上初の台風のない7月になる可能性が高まっています。
ただ、フィリピン近海で晴天が続き海面水温が上昇すると気象環境が変化する可能性もあるので、今後の変化に注意が必要です。
URLリンク(weathernews.jp)