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コロナ感染拡大で「夜の街」対策強化へ-東京都感染者最多の243人
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（ブルームバーグ）： 政府と東京都は新型コロナウイルスのクラスター（感染者集団）が発生している接待を伴う飲食店など「夜の街」への対応強化に乗り出す。西村康稔経済再生担当相が10日の記者会見で明らかにした。同日夜に小池百合子都知事、歓楽街を抱える新宿、豊島両区長や専門家らと具体策について協議、感染者拡大を防ぐ。
西村氏は記者会見で、「今はホストクラブ、キャバクラで感染者が出ているので、ここの対策をしっかりやるのが肝だ」と指摘。感染防止のためのガイドラインを守った上で、「大胆にＰＣＲ検査を広げていくことが必要だ」と語った。協議には、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長も加わる。
池袋のある豊島区では、クラスターの発生した店舗に休業要請し、独自の協力金を支給する方針で、東京都も財政支援する予定。西村氏は、特定の地域に休業要請した場合、「他の地域に動いたり、地下に潜ってしまう」との懸念があるとした上で、実効性のある取り組みになるよう判断していくと述べた。
都内の新規感染者数は10日、新たに243人の感染を確認。２日連続で200人を超え、過去最多を更新した。日本テレビによると、新宿区の集団検査で感染が確認された50人程度を含めた夜の街関連の感染者が100人程度いる。
小池知事は10日の記者会見で、接待を伴う飲食店の従業員と利用者を対象に、無料通信アプリＬＩＮＥ（ライン）を活用した相談・情報提供サービスを同日から開始すると述べた。来店時にＱＲコードを読み取って登録すれば、感染者が発生した場合、同じ時間帯に利用していれば通知が届く仕組み。
一方、菅義偉官房長官は10日午前の会見で、イベントの開催制限緩和については感染防止