20/06/04 13:01:37 yUxRa83C0.net
日本列島への三段階渡来モデル「核DNA解析でたどる日本人の源流 斎藤成也」
第一段階(縄文人) 約4万年前~約3000年前
日本列島全土に広がる。
第二段階(長江下流民) 約3000年前~紀元後3世紀
本土中心軸に沿って東に拡大していく。
第三段階(高句麗・新羅・百済・中国) 紀元後3世紀~
政治の中心は近畿地方に移り、現在の上海周辺にあたる地域からも少数ながら渡来民が来るようになった。
それまで東北地方に居住していた縄文人の子孫は、古墳時代に大部分が北海道に移っていった。
その空白を埋めるようにして、第二派渡来民の子孫を中心とする人々が北上して東北地方に居住した。
南西諸島では、グスク時代の前後に、おもに九州南部から、第二派渡来民のゲノムをおもに受け継いだ集団が多数移住し、
さらに江戸時代以降には第三波の渡来民系の人々もくわわって、現在のオキナワ人が形成された。
北海道では、古墳時代から平安時代にかけて、
北海道の北部に渡来したオホーツク文化人と縄文人の子孫のあいだの遺伝的交流があり、アイヌ人が形成された。
アイヌ人 縄文5~7割、オホーツク文化人3割
オキナワ人 縄文3割、第二派渡来6割、第三派渡来1割
本土周辺部(東北、北陸、山陰、南九州) 縄文2割、第二派渡来6割、第三派渡来2割
本土中央部(関東、東海、近畿、北九州) 縄文1割、第二派渡来5割、第三派渡来4割