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大津園児事故裁判 判決言い渡しできず異例の展開
去年5月、大津市で散歩中の保育園児の列に車が突っ込み、2人が死亡した事故で、
過失運転致死傷などの罪に問われた被告の女に対する判決の言い渡しは、被告が別の罪について
一部を争う姿勢に転じたため、言い渡しができない異例の展開になっています。
去年5月、大津市の交差点で信号待ちをしていた保育園児の列に車が突っ込み、園児2人が死亡、
14人が重軽傷を負いました。
この事故で、大津市の無職、新立文子被告(53)は、前方を確認しないまま車を右折させたことで、
対向する車を園児に突っ込ませる事故を引き起こしたとして、過失運転致死傷の罪などに問われています。
裁判は16日判決が言い渡される予定でしたが、新立被告が先月末に民放テレビ局のインタビューに応じ、
「対向する車がブレーキを踏んでいれば」などと話したため、検察側が審理の再開を申し立てました。
そして、改めて行われた被告人質問で被告は取材を受けたことについて、「言いたいことが伝わらず、
裏目に出てしまった」などと話しましたが、被害者の家族は「被害者感情を踏みにじるもので最大限の
刑を受けても納得できない」と意見陳述しました。
さらに、このあと被告が出会い系サイトで知り合った男性につきまとったとする別の罪について
内容の一部を争う姿勢に転じたため、判決の言い渡しができない異例の事態になっています。
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