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ベビーカーのことを、オランダ語でKinderwagen(キンダーワーへン)といいます。キンダーは「子供」、そして「ワーへン」は車を意味します。
このベビーカー、実際にはベビーだけではなく、かなり成長した4、5歳の子供が乗っていたり、犬まで仲良くその隣に座っていたりすることもあります。
誰もが道をあける
ひと昔前、ベビーカーは「女王の馬車」と呼ばれていたこともあるそうです。というのは、人も自転車も自動車も、ベビーカーが来たらを道をあけて優先するのが当たり前だからです。
列車やバスなど公共交通機関内ではどうでしょうか。ラッシュアワーの時間帯(午前7時半頃から午前9時頃まで)は別として、
ベビーカーは車いすや自転車を乗せる車両(コンパートメント)に、そっくりそのまま載せることができます。
どっこいしょと載せようとすると、ドア付近にいる乗客たちは、我も我もと争うようにして運び入れてくれます。親たちにとっては非常にありがたいことです。
親たちはどう思っている?
それでは、ベビーカーの所有者である親たちのマナーはどうでしょうか。特別車両があるほど優遇されているのなら、他人の好意に甘えきっているのでは?
と思いきや、親たちはよそ様に迷惑をかけるのではないかと非常に気にかけているのです。
オランダにも、子育て専用のオンライン・フォーラムが星の数ほどありますが、頻繁に取り上げられて盛り上がるトピックのひとつが、ベビーカーを列車やバスへ載せることへの心配や抵抗感に関してです。
いくら他人がベビーカーを最優先してくれても、親たちはお礼を言うより先に「迷惑ではありませんか?」と尋ねることを心得ています。
「ベビーカーは女王様の馬車なんだから、優遇されて当たり前でしょ?」という態度は決してとりません。だからこそ誰もが気を遣って、われ先にと手助けしたくなるのではないでしょうか。
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