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台湾の与党・民進党の元職員の男性が中国を訪れた際に拘束され、インターネット上で中国政府の批判を繰り返したなどとして、
国家を転覆しようとした罪に問われた裁判で、中国の裁判所は28日、男性に懲役5年の有罪判決を言い渡しました。
台湾の与党・民進党の元職員で、人権問題に取り組んでいた李明哲氏はことし3月、中国を訪れた際に拘束され、2012年以降、インターネット上で中国政府を繰り返し批判したなどとして、国家を転覆しようとした罪に問われていました。
中国、湖南省の裁判所は28日、李氏に対し、懲役5年の有罪判決を言い渡しました。李氏はことし9月の初公判の際に罪を認めていて、判決に対して控訴しないとしています。
一方、台湾当局は今回の裁判をめぐって、家族の面会を拒否されるなど正当な法的手続きが踏まれていないと繰り返し批判していて、
今回の判決について総統府は「判決内容は到底受け入れられず、遺憾だ。男性を速やかに台湾に帰すよう求める」とする声明を発表しました。
中国と台湾をめぐっては、民進党の蔡英文政権が中国側が求める「中国大陸と台湾はともに1つの中国に属する」という考え方を受け入れず、関係が冷え込んでいて、
中国としては裁判を通じて台湾の人たちがインターネット上で中国政府を批判する動きをけん制する狙いもあるものと見られます。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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