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糞便移植で病気治癒?腸内細菌研究の衝撃 病気・肥満・認知症に多大な影響
この7年ほどで、腸内フローラ(腸内細菌叢)分析の分野において、画期的なイノベーションが
起こっている。腸内フローラは、アレルギー、肥満とやせ、がん、糖尿病、うつ、認知症、
アンチエイジングと、現代人の関心の高い健康の問題にことごとく関係している。英有力科学誌
「Nature」も特集増刊を出版し、今年2月にはテレビ番組『NHKスペシャル』でも特集され話題
となった。ビジネスでは、ヒトゲノムの分析よりも短期的かつ直接的に大きな影響があるだろう。
(中略)
(1)免疫系との関係
(中略)最近では、抗生物質が特定種類の腸内細菌を減らしてバランスを悪くしてしまい、
大腸炎を起こす可能性があることも確認されている。この治療に欧米で使われているのが、
糞便移植法という豪快な治療法だ。健康な人の糞便を100gとり、内視鏡などで病気の人の大腸に
直接入れる。テレビでも、何年も倦怠感が強くて動けなくなっていた人が、糞便移植を受けた
翌日からピンピン元気になった例が放映された。
(2)代謝・肥満との関係
腸内細菌は、代謝・肥満との関係が深い。人間が分解できないものを分解してくれる細菌も
ある。例えば、海藻を分解する腸内細菌を日本人は持っていて、欧米人は持っていない。
最近、同じ量を食べていても太ってしまうデブ菌ともいえる腸内細菌の存在の可能性が報告
された。前述の糞便移植を受けた患者は病気が治った一方で、62kgBMI26だった体重が移植の
16カ月後に77kgBMI33まで増えてしまった。ドナーである実の娘の糞便に太りやすい菌が入って
いたので、太りやすい体質になってしまったのだ。また、太りにくくなるやせ菌の報告も出ている。
(3)脳との関係
腸と脳は、血管・血液を通じて脳内でつくられた物質を取り入れ、相互に影響を与え合って
いる。このことを「腸脳相関」ともいい(書名略)、腸のことを「第二の脳」ともいう(書名略)。
臆病で活動的でないマウスと好奇心旺盛で活発なマウスの腸内細菌を入れ替えると、性格が入れ
替わったという実験の報告もある。腸内フローラのバランスは、自閉症、うつ、認知症とも関係
している可能性がある。(以下略)
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