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東京都世田谷区の住宅で2000年12月、会社員の宮沢みきおさん（当時44）の一家4人が殺害された事件から24年となる30日、殺人事件の被害者遺族でつくる「宙の会」のメンバーらが埼玉県新座市の4人の墓を訪れた。
事件は20世紀最後の日、2000年（平成12年）12月30日23時ごろから翌31日の未明にかけて、東京都世田谷区上祖師谷三丁目の会社員宅で、父親（当時44歳）・母親（当時41歳）・長女（当時8歳）・長男（当時6歳）の4人が殺害された。
犯人の指紋・血痕など個人を特定可能なものや靴の跡（足跡）のほか多数の遺留品を残している点、
子どもまでめった刺しにする残忍な犯行、さらに殺害後に長時間にわたり現場に留まった可能性が指摘され、
パソコンを使用したり冷凍庫に保存されていたアイスクリームを食べたりするなどの犯人の異常な行動、これら多くの事柄が明らかになっていながら、犯人の特定に至っていない。
事件当日の30日18時ごろ、小田急線成城学園前駅付近で一家4人が買物をしている姿が目撃されており、
同19時ごろ、母親が隣に住む実母と被害者宅の電話で会話している。
また、長女が母親の実母の家を訪れている。同21時38分ごろ、長女のパソコンでテレビ番組を視聴した形跡が残っている。
隣に住む母親の実母が31日の午前10時40分すぎに発見し、事件が発覚した。
2000年正月分の年賀状だけなくなっていたことから犯人が持ち去った可能性があると報じられていたが、2010年になってから、捜査員が聞き込み捜査のために持ち出し、そのまま返却していなかったことが公表されている
情報提供は成城署捜査本部（電話03・3482・0110）。
2007年12月14日より当該事件を捜査特別報奨金制度（公的懸賞金制度）の対象事件に指定し
事件の解決、犯人の逮捕に結びつく有力情報の提供者に最大2000万円が支払われることとなっている。