24/11/19 23:53:06.02 0.net
ファストフード店において、世界一の店舗数を誇るのは約4万2000軒のマクドナルドと言われても、不思議がる人はいないだろう。
だが、2位はサブウェイと聞いて、意外に思われる方は少なくないのではなかろうか。かつてはサブウェイが1位だった時期もあり、
現在の店舗数は全世界で3万7000軒を誇る。だが、ご承知の通り、日本ではたった200店弱と苦戦を強いられているのだ。
〈「メニューから好きなサンドイッチを決め、パンを選び、トッピングを追加し、さらに好みの野菜、ドレッシング・ソースをチョイスする。
この一連のオーダーシステムが日本人に合わないことはもはや説明不要でしょう。
日本の外食産業では、ある程度『メニューの大枠』が決まっていることが成功の要因の一つとされています。
優柔不断で選ぶのが苦手な日本人にとって、メニューを絞ってあげるほうが性に合うのです〉
私自身、アメリカやタイでサブウェイにはよく行くが、「ハラペーニョペッパー、たくさん入れてね!」と言うと
「ガッテンでー!」と店員は不敵に笑ってこちらに挑戦するかのように大量に入れてきたりもする。
その多さにこちらが目を丸くすると相手は勝ち誇ったかのような表情をして「これ、ちゃんと食べるんだぞ。辛いぞ」などと言う。
こうしたやり取りもサブウェイの魅力なのだが、多くの日本人にとってはこのような変幻自在の注文の仕方は難しいのではなかろうか。
だからこそ、ピザチェーンでもガチっと固まった商品が存在するし、従業員もマニュアルを重視する。
客も店員もあまりにも柔軟過ぎるサブウェイが日本では多少苦戦する理由というのはここにあるのではなかろうか。
日本人はファストフードの注文においても極めてマジメで、「型」を重視しているのかもしれない。