雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ164at MORNINGCOFFEE
雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ164 - 暇つぶし2ch98:名無し募集中。。。
21/11/26 21:28:00.00 0.net
眩いほどのスポットライト。
割れんばかりの大歓声に、眩暈がしそうなほどの熱気。
会場全体を彩る3色のサイリウム。
大好きなメンバーと目を合わせて笑い合う瞬間。
関わる人たち皆で作り上げる夢のような時間。
芸能界を引退することを後悔していない。
それでも、この幸せな時間がずっと続いてほしいと願っていた。
醒めない夢などないと知りながら、いつまでも願っていた。



部屋に鳴り響く目覚まし時計の音で、桃子はもぞもぞと身体を起こした。
覚醒しきっていない頭でアラームを止める。
時間を見るといつもより遅い時間で一瞬驚くが、今日は休日だったと思い出す。
普段の休日ならもう少し遅く起きるが、今日は人と会う約束があるから早めの時間にアラームをセットしていたのだ。
ベッドから抜け出してカーテンを開ければ、朝日が桃子の目を刺激する。
直視できないその光は、いつかのステージ上の照明を彷彿とさせた。
そういえば、昨日は懐かしい夢を見た。
お湯を沸かす準備をしつつ、昨夜のおぼろげな夢を辿る。
断片的にしか覚えていないが、あの夢は─。
芸能界を引退したことを桃子は後悔していない。
楽しいことも、悲しいことも、悔しいこともあったが、アイドル人生を全うしたと胸を張って言える。
まさに完全燃焼だった。
けれど、たったひとつ、桃子の胸の中で燻っていることがある。
あの時は自分の選択が正しいと思っていた。
いや、思おうとしていたという方が近いかもしれない。
果たしてそれが正解であったのか、そもそも正解などあったのか、あの頃より歳を重ねた今でもわからない。
ただ、“彼女”の傷ついた顔がふと脳裏に浮かび、桃子の胸を締め付け続けた。

ハンプティ・ダンプティ。
一度ヒビが入った関係は、全く同じ形には戻らない。

99:名無し募集中。。。
21/11/26 21:29:35.76 0.net
***

雅から告白されたのは、桃子のラストライブが終わった数日後のことだ。

その日、桃子は所属していた事務所に来ていた。
用事を済ませ、今までお世話になった人たちに挨拶を終えた頃。
もうここに来ることはないからと普段よりゆっくり歩いていたところで、雅と偶然出くわした。
まさか雅に会うとは思っていなかったが、雅の表情からも同じことを思っているのだと窺える。
声をかけたのは雅の方が先だった。
「あれ、ももじゃん。なんでいるの?」
「ちょっと用事があって。みやは仕事?」
「うん、さっき終わったとこ」
「そうなんだ。もしこの後予定ないならさ、一緒に帰ろうよ」
「えー、ももがどうしても一緒に帰りたいって言うならいいけど」
桃子の提案に雅は素っ気なく返した。
前に比べて少しは素直になったと思っていたが、照れ屋なところは変わらない。
「じゃあどうしても。だめ?」
「……しかたないなあ」
言葉とは裏腹に声は嬉しそうだ。
雅と肩を並べて歩くのも、2人きりで話すのも随分と久しぶりに感じる。
同じグループで活動していた時には帰る方向が一緒だったこともあり、レッスンやレコーディングが終わった後によく一緒に帰っていたのだ。
Berryz工房が無期限活動休止になってからはその頻度は明らかに減った。
さらにはBuono! の活動が終了し、雅と会う頻度が激減したことを桃子は強く実感している。
これからはきっと今まで以上に会う機会が少なくなるだろう。
不意に寂しさが桃子の心を埋め尽くす。
一般人に戻る桃子と芸能界に残る雅。
お互いに会おうと思えば会えるだろうが、きっと今まで通りにはいかない。

100:名無し募集中。。。
21/11/26 21:30:50.49 0.net
「もう少し先に公園があるからさ、ちょっと寄っていかない?」
「何かあるの?」
「まあ、なんていうか、そういう気分だったから」
しばらく話しながら歩いていると、雅から寄り道の提案をされた。
頬を掻く仕草と歯切れ悪さは、おそらく照れているからだろう。
素直になりきれない雅が可愛くて、桃子はつい茶化したくなる。
「ふーん? まあいいけどさ。……あ!」
「えっ、なに?」
「写真、撮られちゃうかも。私たちがデートしてるところ、週刊誌に」
「それ、ももとちいじゃん。ていうか別にデートじゃないし」
にやにやしながら言うと、雅に呆れた顔をされた。
鋭いツッコミもいつも通りだ。
数分ほど歩いていると、目的の公園に着いた。
ブランコにすべり台、砂場があるくらいのごく普通の公園。
老朽化が進んでいるせいか、通りかかる時はたまたまだったのか、日中でも人が少ない印象だったが、やはり今日も人はまばらだ。
遊具から少し離れた位置にベンチがあり、桃子と雅はそこに歩を進める。
ベンチに並んで腰かけると、わずかの間を置いて隣から大きく息を吐く音が


101:した。 「……あのさ、もも。ちょっと聞いてほしいんだけど」 「な、なに?」 そう切り出した雅は少し緊張した面持ちだった。 いつもと違う様子に心がざわつく。 ある考えが頭をよぎって桃子は耳を塞ぎたくなったが、それができない程度には大人になっていた。 「あたし、ももが好き」 雅が発した言葉は桃子の頭に浮かんでいたものと違っていた。 それは、桃子が最も聞きたくない言葉だった。



102:名無し募集中。。。
21/11/26 21:31:29.52 0.net
沈黙がそれほど長く続かなかったのは、桃子が口を開いたからだ。
「それって付き合いたいとかの好きってこと?」
「う、うん、まあ……」
本当は確かめなくとも、この場面での『好き』が何を指すのかわかっていた。
けれど、確認せずにはいられない。
勘違いであってほしいと願った自分は酷い人間なのかもしれないと、桃子は心の中で自嘲した。
心臓が忙しなく動いている。
身体が急激に熱を持ち始めるのに、頭はやけに冷静だった。
告白されたことが嫌なわけではない、むしろとても嬉しいことだと思う。
それでも、雅の望む答えを出してあげられない。
桃子は一度小さく息を吸うと、雅の目を見ながら言った。
「私は……ももは、みやのこと好きじゃない。だからごめん」
桃子の言葉に雅は目を大きく見開いた。
自分が雅を傷つけている自覚は十分にある。
胸がズキズキと痛むのはきっとその代償だ。
雅を傷つけたいわけではないが、そうまでしても守りたいものがあった。
それを守るためなら、この痛みにもきっと耐えられる。
次第に増していく痛みを少しでも和らげようと、桃子はゆっくりと息を吐き出した。

103:名無し募集中。。。
21/11/26 21:32:32.92 0.net
***

もくもくと立ち上る湯気に、食欲をそそる匂い。
いつもの休日より早く起きたのは愛理と会う約束をしていたからで、今はもつ鍋の店に来ている。
愛理とはBuono! をきっかけに仲良くなり、桃子が一般人となった現在でもこうして交流を続けている。
もつ鍋を食べたいと言い出したのは愛理で、来週のソロライブに向け英気を養いたいらしい。
ちなみに、桃子もそのライブを観に行く予定だ。
愛理の方に目を向けると先ほどからあまりペースが落ちておらず、その細い身体のどこに入っていくのだろうと不思議に思う。
「そういえば、みやとは最近どうなの?」
愛理から振られた話題に虚を衝かれ、桃子は思わず咽そうになる。
「な、なに、急に」
「んー、ももさ、前は結構みやの話してたじゃん。でも最近全然話してくれないし」
過去の会話を思い出そうとしたが、身に覚えがなかった。
無意識に雅のことを話題にしていたのかと思うと、急に恥ずかしくなる。
愛理に勘付かれないよう、桃子は平静を装った。
「愛理の気のせいだよ、きっと」
「いやいや、ふたりとも惚気かってくらいお互いの話してたからね!?」
「惚気じゃな…………え、ふたり?」
愛理の言葉に耳を疑う。
「うん、みやも前はよくももの話してたんだけど、今はあんまりそういう話聞かないんだよねー」
その原因には思い当たる節がある。
告白された日を境に雅とは会っていない。
雅から「会って話したい」といったメッセージが来ることはあったものの、何と返すべきか迷い、結局一度も返していないのだ。
着信音が鳴ることもあったが、もちろん出られなかった。
声を聞いてしまえば、桃子の中で何かが決壊してしまう予感がした。
「もしかして喧嘩したの?」
愛理の心配そうな表情に桃子の良心が痛んだ。
雅を一方的に傷つけただけで、その原因は自分にある。
桃子は何と言っていいかわからず、首を小さく横に振った。
「喧嘩じゃないよ」
桃子が笑顔を貼り付けてそう言っても、愛理の表情は変わらない。
納得はしていないようだが、特に深追いはされなかった。
その代わりか、思ってもいなかった言葉が飛んでくる。
「私、ももはみやのこと好きなんだと思ってた」
刺すような痛みが胸を襲う。
それを誤魔化すように桃子は笑って言った。
「みやのことは好きだよ。友達として、ね」

104:名無し募集中。。。
21/11/26 21:34:52.33 0.net

自宅に戻った桃子は、独特の臭いが染み付いた服のままでパソコンを起動する。
数分後、画面上には雅の歌う姿が映し出されていた。
整った顔立ちに、透き通る歌声に、目を奪われる存在感に、不器用な優しさに、桃子はいつの間にか惹かれていた。
ファンとして『好き』と、1人の人間としての『好き』が混ざり合い、その境界線はもはや曖昧になっている。
もしもあの時、雅の言葉が『芸能界への引退』を示唆するものだったなら。
ステージに立つ姿を見られなくなるのは残念に思うが、自身で決めた道を桃子が否定できるはずもない。
だがそうでないなら、雅にはできるだけ長くステージ上で輝いていてほしいと思う。
雅に好きと言われた時、本当は泣きそうなくらい嬉しかった。
ところがその直後に桃子を襲ったのは、自分が雅の将来を奪う因子になり得ることへの恐怖だった。
同性同士の恋愛はまだ世間一般の『普通』とは言い難い。
ましてや雅は一般人ではないから、同性との恋愛が発覚すれば好奇の目を向けられることは容易に想像できる。
自分がそういう目で見られるのならば多少慣れているからまだ良いが、雅には辛い思いをしてほしくない。
それに、現在の雅は歌手として活動しているとは言え、ファンの多くがハロプロ在籍時から応援している人たちだ。
もし熱愛報道などが出てしまったら、今までと同様に応援してくれるとは限らない。
そもそも桃子は雅への想いをずっと胸に閉まっておくつもりで、本人に打ち明けることなど考えていなかった。
雅の未来を他の誰でもなく自分が奪ってしまうことを最も恐れていたからだ。
けれど、驚くことに雅から告白された。
そしてそれ以上に衝撃を受けたのは、雅の言葉で心が揺らぎそうになった自分自身だ。
思っていたよりも雅のことが好きなのだと、その時初めて実感してしまった。
それでも、告白を受け入れる道を選べない。
受け入れてしまえば、恋愛関係に発展してしまうから。
これが正しい選択だと、失恋の傷はきっといつか癒えると自分に言い聞かせ、桃子は雅の心を傷つけた。
同時に雅への想いを心の奥底に埋めた。
けれど今もなお、時折その存在を思い出させるかのように疼き出す。
この痛みはまだ癒えそうにない。

105:名無し募集中。。。
21/11/26 21:36:25.05 0.net
***

その翌週、桃子はライブの余韻に包まれたまま、愛理の控室へと向かっていた。
前日に愛理から「渡したい物があるからライブ後に控室に来てほしい」と連絡があったのだ。
桃子も出演者側としてこの会場に来たことがあったため、迷うことなく目的地に着いた。
扉を数回ノックするが、部屋の中から返事はない。
「愛理? 入るよ?」
一応声もかけてみたが、やはり返事はなかったのでゆっくりと扉を開ける。
「あい、り…………えっ」
そこにいたのは雅だった。
予想外の出会いに、桃子の身体と思考は停止する。
逃げることすらできずにいると雅に手首を掴まれ、半ば強引に部屋の中へと引っ張り込まれた。
扉の閉まる音がやけに無機質に感じたのは、雅が怒っているように見えたからだ。
鍵まで閉められ、逃げられそうにないと桃子は瞬時に悟った。
「もも、久しぶり」
「……うん」
確かにふたりが言葉を交わすのは本当に久しい。
桃子としては雅の姿をよく観ていたから、久しぶりには感じなかったのだが。
「なんで、みやがここにいるの……?」
「ももがあたしからの連絡ずっと無視するからじゃん。だから愛理に協力してもらったってわけ」
桃子がおずおずと尋ねると、不貞腐れた顔で雅が言う。
言い訳のひとつも出てこなかったので、素直に謝ることしかできなかった。
「それはごめん」
「まあ、そんなのはどうでもいいんだけど」
「いいんだ」
もっと責められると思っていただけに、あっさりとした雅の態度が意外だった。
「それよりさ」と雅は続けた。
「今日はさ、ももの本当の気持ちを聞きたくて」
「ほんとの、気持ち?」
雅が話したいことが何なのかはすぐにわかった。
桃子にとって最も触れられたくないことが、蓋をした想いが掘り返されてしまう。

106:名無し募集中。。。
21/11/26 21:37:33.81 0.net
「ねえ、もも。本当はあたしのことどう思ってるの?」
「……それは前に言った通りだよ。ももはみやのこと好きじゃない」
雅の見透かすような目に耐えられなくて、桃子は視線を逸らして言った。
「あのさ、何年一緒にいると思ってんの。ももが嘘ついてることくらいわかるから」
「っ、うそじゃ……」
「本当は前からさ、ももはあたしと同じ気持ちなんじゃないかって思ってたんだよね。けど、ももが信念貫いてアイドルやってたのも知ってるし、ももがアイドルを卒業するまで待ってたんだよ。なのに好きじゃないって、ちょっと!」
最後らへんは責めるような口調だったものの、それほど怒ってはいないようだ。
雅の言葉を桃子はゆっくりと反芻した。
つまり雅は桃子のアイドルとしての信念を汲み取って、告白をあの日まで待っていたということだ。
その気遣いが心を浮き立たせる一方、桃子の想いに気づいていたのだとわかって心が騒ぎ出す。
動揺が伝わる前に口を開こうとしたが、先に雅が言葉を続けた。
「それにもも、この間のライブに来てたでしょ。ていうか、前からこそこそ観に来てたのばれてるんだからね」
「っ!……なんで」
「んー、それは内緒」
指摘されたとおり、桃子は雅が出演するライブに何度も足を運んでいる。
変装までしていたのだから、今までなら見間違いだととぼけていただろう。
けれどそうしなかったのは、これ以上雅に誤魔化しは通用しないと思ったからだ。
そして自分自身の気持ちにも。
もう白旗をあげるしかなかった。
「はぁー……もう、降参。みやには勝てないや」

107:名無し募集中。。。
21/11/26 21:39:03.65 0.net

「あの時さ、なんであんなこと言ったの?」
雅から尋ねられ、桃子は告白を断った理由を正直に打ち明けた。
雅に好きだと言われて嬉しかった。
それを受け入れて、恋愛関係になって、雅の未来を奪ってしまうことが怖かった。
同性同士の恋愛が明るみに出て、雅が好奇の目にさらされたら。
恋人がいると発覚して、雅のファンが離れてしまったら。
誹謗中傷より失恋の方が、心の傷は浅く済むと思った。
桃子の言葉を雅はただ黙って聞いていた。
初めは不服そうな表情をしていたものの、桃子が話し終わる頃には雅の口角が上がっていた。
「なんでにやにやしてんの」
「んー。だってそれさぁ、もはや愛じゃん」
「なっ!?」
「いやー、ももがそんなにあたしのこと好きなんて知らなかったわ」
「もうっ、からかわないでよ」
桃子が怒って見せても、雅の表情は相変わらず嬉しそうだ。
本当に、雅といると調子が狂う。
心臓の音も先ほどからやけにうるさい。
不意に雅の手が桃子の手を取った。
その手は冷たい。
「あのさ、もも。あたしやっぱりももが好きだよ。だからもう離れようとしないで」
「……わかった。ごめんね」
桃子は冷え切った手を両手で包み込んだ。
ふと、桃子の脳裏に昔の記憶が蘇る。
ライブの本番前、緊張で冷たくなった雅の手をよくこうして温めたこと。
あの頃のような関係にはもう戻れない。
お互いに恋愛感情として好きということは、これからはやはり恋人同士になるのだろう。
不安がないと言ったら嘘になるが、今までより前向きでいられるのは雅のおかげだ。

108:名無し募集中。。。
21/11/26 21:45:36.11 0.net
「あの、みや? 私たちって、その、付き合うってことなんだよね?」
「あー、そのことなんだけど、別にどっちでもいいや」
「は? え、待って、どういうこと?」
念のために確認しようと尋ねてみれば、雅の口から思わぬ言葉が飛んでくる。
雅の言いたいことが全くわからない。
狼狽える桃子をよそに、雅は言葉を続けた。
「まあ、前は付き合いたいとか思ってたけどさ。ももの話聞いてたら、お互い特別な存在なら枠に当てはめなくてもいいかなって。それよりも大事なのは、あたしらなりの関係を作っていくことだと思うんだけど。ももはそう思わない?」
「……ううん、思う」
桃子にはきっと思い浮かばない考えであったが、雅の言葉は胸にストンと落ち、驚くほどそこに馴染んだ。
一度ヒビが入った関係は全く同じ形には戻らない。
それなら、また新しい関係を築いていけばいい。
桃子と雅のふたりで。
「まあ、触れたいとかは思うだろうけど……」
雅の声は小さかったものの、桃子の耳にしっかりと届き、ふたりの間に沈黙が生まれる。
そこには少しだけ甘さが含まれていて、どこかくすぐったい。
先ほどの言葉も、この空気も、不思議と嫌ではなかった。
雅の手の冷たさと合わさって、むしろ心地良いと感じる。
十数秒ほど経ったところで、雅が口を開いた。
「そろそろ、ここ出ようか。愛理待ってると思うし」
「あ、うん」
パッと手を離されたのが少し寂しい。
「みや待って。ちょっとだけ耳貸して」
「ん? はいはい、どうしたの」
今度は桃子から雅の手を取る。
桃子のお願いに雅は首を傾げたが、すぐに耳を桃子の方に向けた。
雅の口元に唇を寄せ、そして一言。
「大好き」
ありったけの想いを乗せてそっと囁くと、即座に雅が桃子の方を向いた。
顔が茹でダコのように真っ赤だ。
「みや、顔真っ赤だよ」
「っ、これはっ、チーク!」
聞き覚えのある誤魔化し方に桃子は思わず吹き出した。
やがて雅もつられたように笑い出す。
ふたりで笑い合えることに。胸が満たされていく。
この幸せを二度と離さないよう、桃子は雅の手を強く握りしめた。

109:名無し募集中。。。
21/11/26 21:46:33.31 0.net



観客のいないステージ上。
スポットライトに照らされて、桃子はひとりで立ち尽くしていた。
不意に手を掴まれ、視線を向ける。
そこには雅が立っていた。
手を引かれ、ゆっくりと歩き出す。
醒めない夢などないとわかっている。
それでも、雅と一緒なら、きっと。
ふたつの影は寄り添い続ける。
いつまでも、どこまでも。

110:名無し募集中。。。
21/11/26 21:51:14.39 0.net
おわり
普通に1回で投稿できた
前はすぐ逃げてしまったけど感想レスありがとう
おかげでまたみやもも書こうってなりました
そしてまとめの人素敵なタイトルありがとう

111:名無し募集中。。。
21/11/26 22:39:30.65 0.net
投下乙乙
すごく優しい雰囲気で良かった
ももちは自分のこと好きだって自信満々のみやびちゃんがとてもみやびちゃんぽくて可愛い
あとモツ鍋のエピソードとかチークとかいろんな小ネタも仕込まれてて芸が細かい

112:名無し募集中。。。
21/11/26 22:56:41.70 0.net
みやびちゃんみやびちゃん

113:名無し募集中。。。
21/11/26 23:28:45.60 0.net
投下ありがとう!読めて嬉しい
みやびちゃんのmomoのことは何でもわかってる感いいよね
存分に触れ合って欲しいし愛理にイチャイチャを見せつけてあげて欲しいみやももだわ

114:名無し募集中。。。
21/11/27 01:15:23.87 a.net
投下ありがとう
一見みやびちゃん→→→←ももちくらいの気持ちの強さかと思ったら、みやびちゃん→→→←←←ももちでした
自分の気持ちを表現することが得意ではないであろうももちが素直になれてよかった

115:名無し募集中。。。
21/11/27 02:04:10.29 0.net
投下ありがとう
雅ちゃんがマジ雅ちゃんで雅ちゃんだった(語彙力

116:名無し募集中。。。
21/11/27 07:59:53.64 0.net
おぱょ

117:名無し募集中。。。
21/11/27 08:25:20.94 0.net
おぱょ!

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