20/06/29 18:50:27 0.net
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
さて、藤井七段の△5四金。対局者の渡辺棋聖をはじめ、誰もが予想できなかったこの金上がりは、新時代を告げる歴史的な一手として後世に伝えられるでしょう。
そしてその16手後。△3一銀と持ち駒の銀を打つ受けもまた、信じられないような手です。
渡辺棋聖に▲6六角と2二金取りに打たれた時、藤井七段は残り50分でした。
ABEMAの中継で表示されている「将棋AI」は局面を解析し、藤井七段の勝率を「61%」と判定していました。やや優勢、というところです。
「将棋AI」が示す候補手は次の通りでした。
1 △4六桂
2 △3二金 -1%
3 △3一銀 -4%
4 △5五桂 ー8%
5 △3三桂 -11%
マイナスは勝率がいくら下がるかを示しています。
ベストに挙げられている△4六桂はなるほど、よさそうな手です。藤井七段は最初その△4六桂の攻め合いを考えていたようです。しかし考えた末に、その順を採用しませんでした。
藤井「激しい変化になるので成算が持てなかったです」
局後に藤井七段はそう語っていました。
渡辺棋聖が本線で読んでいたのが△3二金です。これもまたよさそうな手で、そうされると渡辺棋聖は自信が持てなかったようです。
3の△3一銀以下は参考までに、と挙げられる程度の候補手でしょう。
しかし藤井七段が選んだのは、検討にも値しないと思われるような△3一銀でした。この手を指し、藤井七段は席を立ちます。渡辺棋聖は驚いたような仕草で、頭に手をやりました。
(中略)
さて、この一見ありがたいような△3一銀が、調べてみると実に手強い。実戦でも渡辺棋聖はよくする順を見つけられず、敗戦に至りました。
局後の感想戦でも△3一銀以下の変化手順は検討されていました。しかしどうも、渡辺棋聖よしの変化はなかったようです。
渡辺「じゃあやっぱそうか、銀入れられてきついんですね。いやあ、そうか、銀ね・・・。そうか、銀か・・・」
渡辺棋聖は対局中だけではなく、感想戦でもまた「いやあ」とうならされたわけです。
(中略)
さて、改めて現在の最強将棋ソフトは、その藤井七段の△3一銀をどう評価するのでしょうか。
今年2020年の世界コンピュータ将棋オンライン大会で優勝したのは、水匠というソフトです。開発者は杉村達也さんという弁護士さんです。
対局が終わった後、杉村さんは以下のツイートをされていました。
URLリンク(twitter.com)
たややん@水匠(COM将棋)@tayayan_ts
・本日の棋聖戦の藤井七段の58手目3一銀は,将棋ソフト(水匠2)に4億手読ませた段階では5番手にも挙がりませんが,6億手読ませると,突如最善手として現れる手だったようです。
7七同飛成が藤井七段のソフト超えの手として有名ですが,ソフト側からすれば,今回の3一銀発見の難易度はそれ以上ですね!
URLリンク(pbs.twimg.com)
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どういうことでしょうか。
ざっくりいえば、最強ソフトが最初はベスト5にも入らないと判断した候補手が、6億手(局面)以上を読んでようやく最善手として浮かび上がった。そんな手を藤井七段は23分で指した。
そういうことになりそうです。
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240: 【中国電 - %】 ◆fveg1grntk
20/07/01 20:38:19 0.net
URLリンク(kifulog.shogi.or.jp)
昼飯、美味そう
241:名無し募集中。。。
20/07/01 20:47:54 0.net
>>1
最近のPCなら6000万npsぐらいの速度だから6億局面でも10秒しかかからない
その答えに23分人間は考えなきゃならない時点で比較するべきじゃない事柄だろ
242:過去ログ ★
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