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「Top Yell NEO 2020 SPRING」（2020年3月発売）
Juice=Juice 宮本佳林 インタビュー（抜粋）
―ソロになってからは、アイドルの看板を外すんですか？
宮本 どうなんだろうな。これは「そもそも
アイドルって何？」という定義の話にもなってくると思う。
今はアイドルといっても激しい曲があったりするし、
線引きが難しいじゃないですか。たぶん世の中的には
「恋愛禁止」というのがアイドルの特徴、もしくは条件に
なっている気がするんですね。だけど、それって
私的には二の次なんですよ。
―今はNegiccoのNao☆さんやでんぱ組.Incの
古川未鈴さんに顕著ですが、アイドルの結婚も
許容される時代になっています。
宮本 元をたどればアイドルの恋愛禁止って、
それを必要とする人たちがいたからこそ始まったと
思うんです。「恋愛しません」と言いきったほうが
人気が出る。そう考えた人がいたんだと思う。
私自身はその考えを否定する気はないんです。
応援しているアイドルが恋愛することで悲しむ
人だって、いまだにいるでしょうしね。ただ、
あまりにも恋愛禁止にすがりすぎじゃないかとも
感じています。「アイドル＝恋愛禁止」という
概念自体も時代の中で変わっていかざるをえない
でしょうし。もっとも私自身はソロになるから
恋愛したいなんて考えていないですけど（笑）。
―肩書は見る人が判断するという考え方もありますしね。
宮本 ハロー！プロジェクトはアイドル。私は
ハロー！プロジェクトからいなくなる。だからアイドル
ではなくなる。理屈的にはそうかもしれませんが、
1人の人間としてやることはこれまでと変わらない
ですからね。「佳林ちゃんが恋愛しているんだったら
絶対に応援しない！」ってパフォーマンスを
観たうえで言われるんだとしたら、それはしょせん
私がそこまでの器だったということだと思います。