18/03/08 17:34:53.55 0.net
―本日(取材は2月23日)は真野さんにとって女優デビュー5周年というメモリアルな日です。
改めて女優活動を振り返ってみて、どんな5年間でしたか?
実はアイドル時代、お芝居とハロプロ活動の同時進行は厳しいなという場面に何度も直面しました。
それによって時に大切なものを諦めなきゃいけないこともありました。
舞台の『ウサニ』とライブが重なって、いろいろな方に迷惑をかけてしまって。
どちらも大切だからこそ、どちらにも迷惑はかけられない。
だからちゃんと自分の中で区切りをつけたいなと思い、お芝居の道を進む決心をしたんです。
でも自分から「演技の道に進みたいです!」と大きい声では言えませんでしたね。
どうしたら役者になれるのか分からない。
私と同世代で、以前舞台で共演した高畑充希ちゃんみたいな本物の役者さんの演技をすぐ横で見ていたからこそ余計に焦りのようなものを感じていました。
だからアイドル卒業の際は「歌とか演技の表現の幅を広げられるようにここを旅立ちます」と本当にふわっとしたコメントしかできなかったんです。
ファンの皆さんは「卒業後何するの!?」って不安になったと思います。
―卒業後は順調に経験を積んでいますね。特に最近は話題作へも続々出演、勢いがすごいです
そう言っていただけることが増えたんですが、自分では全然分からないです。
朝ドラの時も何度も何度もオーディションを受けてやっと『とと姉ちゃん』(NHK総合)で役を頂けてすごく嬉しかったのを覚えています。
でもちょうどその頃初めてのミュージカルも決まって両方の撮影時期と稽古が被ってしまったんです。
それこそ、アイドル時代の『ウサニ』の時と同じ状況になってしまったのですが、
周囲の方の協力をいただきながら「あの頃の自分とは違う。今の私ならきっとできる!」って自分に言い聞かせて乗り切りました。
そこからは『逃げ恥』や鈴木おさむさんの舞台にも出させて頂けるようになり、現在に至ります。
アイドル時代の経験も含めて、今まで歩んで集めてきたピース(仕事)は全部色も形も違うけど、
この5年間を振り返ると、最近やっとそのピースがハマってきているのかなって思いますね。
―真剣に女優として向き合う中で「元アイドル」という経歴がいいこともあれば、
それにより”アイドル女優”と言われたり不本意な思いをされた経験もあったのではないですか?
それは今でもありますね。
この仕事をしている以上、さまざまなご意見をいただきますし、
中には辛辣なことを言われることもあるんですが、
私自身は何と言われても目の前のお仕事に真摯に向き合っていくことが大事だと思っています。
今となってはアイドル時代があったから今があると胸を張って言えるようになりました。
―そんなつらい時、背中を押してくれたのは何でしたか? どう乗り越えてきたのでしょうか。
過去に女優として関わってきた作品が背中を押してくれました。
つらいときは、出演作を見直すんです。
当時はがむしゃらだったから気づかなかった、色々な発見があります。
「こんなに台詞が多かったのをよくやれたな」「これだけやれたから次もきっとできる!」って自分を励ましてきました。
―近年、女優に転身するアイドルからが増えていますが、真野さんはその先駆者だったのかなと思うのですが…?
いやいやいやいや~! 全然そんなことないです。
でも、卒業してからずっと思っていることは、
ハロプロ時代に(アイドル時代に)自分が残せるものがなかったからこそ、
卒業してからは少しでも女優をやりたいっていう後輩のために“道”を耕せていたらいいなと。
私がデビューした時にはハロプロも既に長い歴史がありましたし、
17歳の女の子がデビューしてすぐ2000人規模のライブができるなんてやっぱりあり得ない話だと思います。
ハロプロ時代は先輩達が築いてくれた道を歩かせて頂いていました。
ですので、私も後輩達の道標になれたらいいなと思っています。
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