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16/01/25 02:45:21.15 0.net
現在使われている主な抗精神病薬

抗精神病薬は、「定型抗精神病薬」(従来型抗精神病薬)と
「非定型抗精神病薬」(新規抗精神病薬)の2つに分類されます。
1950代以降に作られた初めの抗精神病薬を「定型抗精神病薬」といい、
そして主に2000年前後以降に開発された薬を「非定型抗精神病薬」と分けていますが、
実際に薬が体内に入ってからの作用の違いは不明で、
明確な基準はありません。ただ、これまでの作用を大まかに分ければ、
定型タイプは主に脳内のドーパミン受容体に作用して陽性症状を改善するのに対し、
非定型タイプはドーパミン受容体に加え、さらに多様な受容体に作用して
陰性症状の改善に効果があるとされています。最近では、「非定型抗精神病薬」が
統合失調症の第一選択薬として用いられていますので、
初めに非定型、続いて定型の薬について説明を加えていきます



「非定型抗精神病薬」(新規抗精神病薬)

非定型抗精神病薬は、定型抗精神病薬の後に開発された比較的新しい薬で、
作用の違いから「SDA系」「MARTA系」「DSS系」の3つのタイプに分けられています。
この非定型抗精神病薬は、陽性症状については従来型の定型抗精神病薬と同程度、
もしくはそれ以上の効果があり、陰性症状に対する効果も優れています。
また認知機能の障害についても、改善効果があるとされています。

非定型抗精神病薬は、定型タイプとは化学構造や作用が異なっているため、
錐体外路症状(パーキンソン症候群にみられる筋肉のこわばりや遅い動作、
ふるえなど)の副作用は、比較的起こりにくくなっています。
また、体が勝手にくねくね動いてしまう遅発性ジスキネジアといわれる
慢性的な副作用も現れにくくなっています。薬を服用しても、
副作用による困った症状があまり現れないことから、患者さんに拒否感が少なく、
服用の継続がしやすいという利点があります。
ただし、新しい薬が必ずしもその人に効くとは限りません。
現在、抗精神病薬の処方は非定型抗精神病薬を中心とした流れにありますが、
急性期の激しい症状を鎮めたり、回復を助けたりするためには、
今でも定型タイプの薬はなくてはなりません。薬の効き方には個人差があり、
向き不向きもあります。また、薬を別のものに切り替えるときは、
副作用が強くなったり症状が悪化したりすることもありますので、
必ず医師とよく相談してから行ってください。

非定型抗精神病薬を用いるときの注意点としては、服用量が多くなると、
薬によっては従来型の抗精神病薬と同じような副作用が起こりやすくなります。
また、非定型抗精神病薬の一部の薬においては、体重増加による肥満、
高血糖、糖尿病の発病、生活習慣病の憎悪といった副作用がおこることもありますので、
服用中は全身の健康管理については十分注意する必要があります。
また、日本においては、現在、糖尿病にかかっている人や、
過去に糖尿病にかかったことがある人は、非定型抗精神病薬のオランザピンと
フマル酸クエチアピンは使用できません。薬の処方においては
慎重に選択しなければならないため、患者さんはもちろん、
その家族が糖尿病にかかっている場合、糖尿病の危険因子(肥満、高血糖など)の
ある場合は、必ず主治医に伝えるようにします。非定型抗精神病薬の中から、
どの薬をどのような患者さんに処方するかは、医師の経験と判断によって決められます。


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