24/12/01 18:24:10.86 90Wm8ScC0.net
ホテルに帰り、優しい管理人に挨拶をして自室に入った。彼の優しさと自分が受けた差別が対比され途端に涙が出てきた。多勢の若者達に言い返せなかった自分の無力さと悔しさ、マルディンにようこそと言ってくれた優しい人々に対してこの街を糞だと思うことの罪悪感、自分がアジア人というだけで差別を受ける理不尽さ、これらの感情が複雑に絡み合って涙が出てきたのだ。
からかいを越した明確な悪意のある差別、それもガタイの良い若者数人から向けられたのだ。恐怖を感じもうこの街を歩きたくないと感じた。そしてその恐怖と悲しみは怒りに変わっていった。優しくしてくれたクルド人達、そんな彼らの存在もよそにクルド人への憎しみの感情が生まれてきた。まともに教育も受けてないトルコの最貧層、そんな奴らに自分は差別を受け泣き寝入り(文字通り泣き寝入りだ)している。こういった差別的な憎しみの感情も生まれてきた。夜、また買い物に行くつもりだがこの街を心底歩きたくないと思っている。美しい街だか、もう街の人全員が私を馬鹿にしている様に思えて仕方ないのだ。