24/11/30 20:18:19.41 EZ1P/HEa9.net
サッカースタジアムを核とする「長崎スタジアムシティ」の集客が好調だ。試合がない日にもかかわらず、多くのにぎわいを見せているのはなぜか?
通販大手ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)が、総事業費1000億円を投じて開業した「長崎スタジアムシティ」(長崎市)が順調に集客を伸ばしている。10月14日の開業から1カ月で55万人が訪れ、平日でも約1万3000人が来場する盛況ぶりだ
約2万席のサッカー専用スタジアムを中核に、アリーナ、ホテル、オフィス、商業施設が一体となった複合施設は、民間企業によるスタジアムを核としたビジネスモデルとして注目を集める。
民間企業が挑む「複合型スタジアム」
JR長崎駅から徒歩10分。東京ドーム約1.5個分となる7.5ヘクタールの敷地には、プロサッカーチーム「V・ファーレン長崎」が本拠地とする「ピーススタジアム」を中心に、バスケットボールチーム「長崎ヴェルカ」の本拠地「ハピネスアリーナ」(6000席)、243室を備えた「スタジアムシティホテル長崎」、オフィス棟、約80店舗からなる商業施設が集積している。
ピーススタジアムは、選手がプレーするピッチまでの距離が最短で約5メートルと、臨場感を味わえる施設だ。ホテル客室の約7割からスタジアムの試合を観戦でき、これまでにない観戦体験を提供している。
施設全体で特徴的な取り組みが随所に見られる。サッカーの試合がない日もコンコース(観客の通路部分)を開放しているほか、スタジアム内に設置したビール醸造所では、長崎の伝統柑橘である「ゆうこう」を使用