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ロッテからポスティングシステム利用でメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)がドジャースと“密約”を交わしていた場合、MLBが不正調査を行う可能性があると28日(日本時間29日)、米メディア「ドジャー・ブルー」が報道した。
これまでドジャースは朗希の移籍先の最有力候補とみられてきたが、ロッテで今季チームメートだった15年のサイ・ヤング賞左腕のD・カイケル投手が今月上旬に米「ニューヨーク・ポスト」の電話取材に「真相は分からないが、ドジャースと契約が成立したといううわさを聞いた」と答えたことから、両者はすでに契約を結んでいるという憶測もある。当然、現時点で密約を示す証拠はないが、MLBは右腕と交渉している全ての球団の状況を注意深く監視しており、不正行為の可能性があれば調査する用意があると「ドジャー・ブルー」は伝えた。
この問題に関しては今月11日(同22日)、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が佐々木の代理人を務める米大手代理人事務所「ワッサーマン」のJ・ウルフ氏の談話を紹介。同氏は「私のことを最もよく知っていて、私と多くのビジネスをしているはずの幹部たちが、私が何らかの不正な合意に加わっているとほのめかして私の誠実さを侮辱しているが、実際のところ、スポーツマンシップに欠ける行為だ」と強く否定した模様だ。
27日(同28日)にはMLB公式サイトが朗希獲得は「ドジャースVSパドレス」の一騎打ちとなっていると報じた。米情報サイト「ブリーチャー・リポート」のチャットで、「ニューヨーク・ポスト」の敏腕のJ・ヘイマン記者がド軍も継続的に佐々木に関心を示していることを示唆。しかし、同氏は「彼と契約する真のチャンスを持っている」球団として、パドレスの名前を挙げた。「彼ら(パドレス)はドジャース以上に本気で佐々木を狙っている唯一のチームだと思う」としていたという。
報知新聞社
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