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11月19日午後、衝撃のニュースが走った。ロイター通信が〈ソニー、KADOKAWA買収へ協議=関係筋〉と報じたのである。
関係者によれば、ソニーグループが出版大手KADOKAWA買収に向け協議を進めており、交渉が成立すれば数週間以内に契約に至るといる。これを受けて同日、東京株式市場では、KADOKAWAの株価はストップ高となり、前日終値比23%高の3745円で取引を終えた。
ソニーはすでに'21年、KADOKAWAと資本提携を行い、同社株の約2%を保有。また、同社の子会社で『ELDEN RING(エルデンリング)』や『アーマード・コア』など世界的に人気のゲームを開発しているフロム・ソフトウェアに出資するなど関係を強化してきた。
以前から映画や音楽などIP(知的財産)ビジネスの強化を進めてきたソニーとしては、ゲームやアニメなど複数のIPを抱えるKADOKAWAを取得することで、さらなる成長を目指すと見られている。
(略)
「KADOKAWAはソニーに不足している原作部分を補う形になるので、基本的にはプラスと考えています。ソニーは今年6月に行われた株主総会で『知的財産の買収に関心』と言っていますし、すでにアニメやゲームなどで協業している部分も多く、カカオやテンセントなどと比べると相性は良いはずです」
なによりKADOKAWAは中期経営計画でグローバル展開の加速を打ち出している。すでに世界展開を果たしているソニーから学べる要素も多く、パートナーとしては申し分ないだろう。
「ニコニコ動画」が消える…?
だが一方で不安要素がないわけではない。特にKADOKAWAのサービスを享受してきたユーザーにとっては、ソニーによる買収が実現した場合、《大きな変化》を受け入れる必要が出てくるかもしれない。
「不安要素は従来から協力している企業との関係、特にソニーの競合である任天堂との関係です。KADOKAWAは、任天堂の代表的な作品のひとつ『どうぶつの森』シリーズの攻略本など、任天堂関連書籍の売り上げが結構あるはずなんですが、ソニー傘下になっても今まで通り続けられるか、という疑問はあります。『ファミ通』の雑誌やサイトなどの形も変えざるをえなくなるかもしれません。
また、SNSでも指摘されていますが、国内の表現規制の緩さもあって存続してきた『ニコニコ動画』や『ニコニコ生放送』を有する日本最大級の動画サービス『ニコニコ』と、グローバル企業であるソニーの相性はあまり良いとは言えません。『ニコニコ』が属するウェブサービス部門は、KADOKAWAのなかでも売り上げ・利益としては小さいので、ここをソニーがどう判断するかは注視が必要です」(同前)
これまで独自のカルチャーを築いてきた「ニコニコ」。そうして生まれてきたコンテンツのなかには、グローバルな表現規制によって排除される可能性があるものも少なくない。
ソニーの判断によっては、在りし日の「ニコニコ動画」が消える、という可能性も十分にあり得るかもしれない。
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