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中国対日本サッカー試合前、中国人ファンが日本のユニフォームを着て国足(中国代表)ファンから囲まれ罵倒されるという騒動が発生し、現場が混乱、警備員が介入する事態となった。この行為自体は違法ではないが、公共秩序の混乱を引き起こした場合、治安管理処罰を受ける可能性がある。
事件の概要
19日、中日サッカーの試合前夜、福建省(Fujian)アモイ市の白鷺スタジアム外で激しい衝突事件が起きた。日本代表の青いユニフォームを着た中国人ファンが、多数の中国代表ファンに囲まれ、罵倒される事態となった。
目撃者によれば、現場の雰囲気は非常に緊迫しており、多くのファンが急速に集まり、そのファンに向かって言葉による攻撃を加え、中指を立てる者もいたという。
騒ぎがエスカレートしたため、警備員が介入して当該ファンを現場から連れ出した。しかし、ファンの怒りは収まらず、「漢奸(裏切り者)」と叫び続け、警備員に対しそのファンのユニフォームを脱がせるよう要求した。
最終的に、複数の警備員がその場で日本のユニフォームを強制的に脱がせ、そのファンを安全な場所へ連れて行った。この過程で、さらに多くのファンが不満を募らせ、抗議が広がり、一時は現場の制御が困難な状況となった。
ネット上の反応
事件後、ネットユーザーの間でさまざまな意見が飛び交った。
「恥ずかしい!日本のユニフォームを着て中国で試合を観戦するなんて、自ら命を危険にさらしているようなものだ。このような人はファンとは呼べない。ただ目立ちたがりで、国家の名誉や民族感情を無視している。」
「こんな人間は『漢奸』だ!注目を集めるためなら大多数の感情を傷つけることもいとわない。この行為は試合への無礼であり、国家への忠誠心が欠如している。このような行動は非難されるべきで、スタジアムへの入場を禁止するべきだ。」
法律的にはどうなのか?
中国の「治安管理処罰法」によれば、相手チームのユニフォームを着る行為そのものは違法行為ではない。しかし、その行為が公共の秩序を乱したり、群衆の混乱を引き起こしたりした場合、公共秩序を乱したとして行政処罰を受ける可能性がある。例えば、「治安管理処罰法」第23条では、公共の場での秩序を乱す行為に対し、警告または200元(約4278円)以下の罰金が科され、状況が深刻な場合は5日以上10日以下の拘留、加えて500元(約1万697円)以下の罰金が科される場合もある。
今回の事件では、日本のユニフォームを着た行為自体は直接的な違法行為ではないものの、その行為が多くの人びとの罵倒や騒動を引き起こし、現場の秩序を乱したため、当該ファンは治安管理処罰を受ける可能性がある。また、公共の安全と秩序を保つために、警備員がその人物を現場から排除する権利があるとされる。
この事件は、相手チームのユニフォームを着る行為自体が問題視されたというよりも、それが引き金となって公共の秩序が乱れたことが焦点となっている。中国の法律では、こうした状況に応じて、秩序を守るための適切な対応が取られることになる。
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
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