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プロ野球CS「2勝アドバンテージ」ならやる意味ない 横浜OB私見...改善すべき「問題」は他にある
プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(66)が2024年11月17日までにユーチューブを更新し、クライマックスシリーズ(CS)制度に関して私見を述べた。
■「優勝したチームがフェニックスリーグに行って...」
動画では、日本ハム、ヤクルトで監督を務めた高田繁氏(79)が、11月7日にCS制度の見直しを提言したことに言及した。
スポーツ紙の報道によると、高田氏はCSファイナルステージにおいて、リーグ優勝したチームと、CSを勝ち上がったチームが5ゲーム差以上ある場合、「優勝チームに2勝のアドバンテージを出すべき」と提言したという。
今シーズンは、巨人がセ・リーグを制覇したものの、CSファイナルステージでリーグ3位のDeNAに敗れて日本シリーズ進出を逃した。DeNAは日本シリーズでソフトバンクを対戦成績4勝2敗で破り、日本一に輝いた。
リーグ戦では、巨人とDeNAのゲーム差は8ゲームあった。CSファイナルステージでは、リーグ戦のゲーム差にかかわらず、優勝したチームに1勝のアドバンテージが与えられる。巨人は1勝のアドバンテージを得て同ステージに臨んだ。
高木氏は、高田氏の「2勝アドバンテージ」に否定的で、「それよりもっと日程を詰めた方がいい」との意見を出した。
「おかしくない? 優勝したチームが、フェニックス(リーグ)に行って2軍の試合に出て調整してましたとか。そんなに(間隔を)空けてどうするんだという感じがする。クライマックスのファーストステージが終わったら、もう翌日にはファイナルステージに入ります、みたいな日程をつけておけば、2勝のアドバンテージなんかいらない」
「アドバンテージ2勝だったら1つ負けて王手」
そして、こう続けた。
「2勝だったら(CSを)やる意味がない。1つ負けたら大手だよ。それだったら、やる意味がない。全くそう思う。それだったら、やめた方がいい」
今シーズンのセ・リーグは、リーグ3位のDeNAが、CSで阪神、巨人を破り日本シリーズに進出。DeNAはリーグ戦終了後、中5日でCSファーストステージ初戦を迎え、巨人とのCSファイナルステージは中2日だった。
一方の巨人は、リーグ戦の最終戦から2週間後にCSファイナルステージ初戦を迎えた。
高木氏は「ローテーションを考えると、(日程を)詰められると、下のチームはきつい」とし、
「待っている1位のチームの方が、有利に運ばないといけないというのは、心情的には分かる。だけど、ファーストステージを戦わなくてもいい。本拠地でできる。これだけでもアドバンテージがある。さらに1勝のプラスがあるのに、これで文句を言って負けたならば、もうやめた方がいい」との持論を示した。