24/11/18 09:23:07.20 DAVJCeW99.net
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肩紐やアンダーベルトがなく、胸に貼り付けて使うブラジャー“ヌーブラ”。それをギャグにしてしまった女性お笑いコンビがいた。「モエヤン」だ。
赤と青の全身タイツ姿で、“ヌーブラ・ヤッホー!”と両手をあげ、笑いをとっていた。青のタイツをまとっていた久保さんは2013年末に結婚・引退。今、どうしているのか。
久保さんと待ち合わせたのは、小田急線・下北沢駅改札。
「今日はこれから下北沢で舞台があるんです」
久保さんまずはこう言った。舞台? 久保さん、女優に?
「いえいえ、男優による人気音楽劇『王ステ』シリーズや女優による『女王ステ』シリーズ、三宅裕司さんが座長を務める舞台『熱海五郎一座』などシリーズ作の歌唱指導を、2、3年前からさせていただいているんです。私はデビューは歌手で、ミュージカルの舞台にも立っていました。そのキャリアのなかで悩んで、試行錯誤して、勉強して身につけてきたことを一生懸命伝えさせていただいています。舞台に立った経験があるので、役者の歌唱の悩みやストレスを理解・解消できることが強みかな。教えている20代の役者たちには『先生、“モエヤン”だったんじゃん!』と驚かれながら、スパルタ指導しています(笑)」
引退した翌14年から、ボイストレーナーとして積んできた経験も生きている。
「一般の方と結婚したので、芸能活動と結婚生活は両立できないと考え引退しましたが、友人に『教えるのが得意だと思うよ』とボーカルスクールの講師募集のチラシを渡されたのが始めたきっかけ。私は他人に勧められるとその気になるタイプで(笑)。始めてみたら、自分でも結構向いているな、と思いました」
18年に長女が誕生。出産で一時休業後、大好きだった祖母の名字からとった“漣さや香”の名で本格的に活動を始めた。
「3年前に離婚してシングルマザーになったので、子どもと生きていかなくちゃ、と必死で働いてきました。最初はボイトレだけでは食べられず、カフェの面接にも行ったんです。でも、子どもが幼かったので厳しくて。悩んでいたら、娘が『ママは歌だよ』と。それで奮起し、履歴書や職歴書などの資料を自作し、芸能事務所やプロデューサーに『何でもやります!』と営業にいきました。今では1年のほとんどが、舞台の仕事で埋まっているほど。ここまでやらせていただけるとは、思っていませんでしたね」
この1月から、「モエヤン」としての活動も再開。
「お笑いのネタをしっかりやっているわけではないですが、“笑いのあるコミュニケーション”をテーマに、企業の研修会などで講座や講演をやらせていただいています。YouTubeでトークを配信したりもしています」
「モエヤン」の相方・池辺愛さんとは仲が良く、引退後も連絡をとりあい、家族ぐるみの付き合いをしてきたそうだ。
「愛チャンは今、東京学芸大学で助教として教育の仕事をしているし、子どもが2人います。お互い忙しいので、何とか時間を合わせて活動しています。今は対話が大事な時代。コミュニケーション力をつけるための『モエヤン』の活動には、これからもっと力を入れていきたいですね」
再婚への意欲はないのだろうか。
「実は、去年、再婚しました。相手は8歳年上の一般の人。娘と2人で生きていこうと思っていたのですが、お金をいくら稼いでも解決できないことがある。親友が親身になって紹介してくれたので、これもご縁かな、と。めちゃくちゃ面白い人です」
■“ヌーブラ”ネタは封印
「私たちは楽しくネタをやっていました。でも、不快に思われる方もいたようで、私たちのブログには誹謗中傷も結構ありました。そんななかで、『自閉症で言葉を発することができなかった娘が、初めて“ヤッホ”って言ったんです』との書き込みがあり心に残っています。私自身は、お笑いをやってみて、しんどいことほど笑いに変えられることを経験し、メンタルが鍛えられたな、と思います」
残念ながら、ヌーブラのメーカーからクレームが入り、“ヌーブラ・ヤッホー!”のネタは封印。「モエヤン」には新ネタでお笑いに復活してほしい気もするが……。
11月28日~12月1日、歌唱指導を担当した舞台「月よ女王に嗤え」が、東京・品川の六行会ホールで上演される。