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解説・落合博満に200万円!? テレビじゃ敵わない侍ジャパン戦アマプラ中継解説者の「超破格待遇」
野球ファンが騒然とした。
現在開催中の「第3回WBSCプレミア12」の前哨戦となるチェコとの強化試合が行われた11月9日、アマゾンプライムビデオの配信生中継で、元中日監督の落合博満氏(70)がスペシャルゲストとして解説を務めたのだ。
2011年まで中日の監督を務めた落合氏は、元西武監督の辻発彦氏(66)とダブル解説で試合を担当した。
「中日編成トップのGM時代の裏話として、『当時大学生だった源田(壮亮・現西武)を獲得しようとしたが、社会人野球に進路を決めていて取らなかった』というエピソードを披露。白ひげを生やしてまるで仙人のような風貌でしたね。実況アナウンサーや辻氏が『落合さん』ではなく『落合〝監督〟』とずっと呼ぶあたり、かなりの緊張感を持って臨んでいたことが伝わってきました」(現地を取材した記者)
最近の落合氏は自身のYouTubeチャンネルである『落合博満のオレ流チャンネル』を主戦場としており、野球の話題から孫との会話まで多岐にわたる内容のトークを披露しているが、地上波テレビへの露出は『サンデーモーニング』(TBS系)、『サタデースポーツ』『サンデースポーツ』(ともにNHK)のみとなっている。
いずれもコーナー出演で、場合によっては事前収録されたものが流れることもあるため、野球中継の解説は久しぶりだ。
◆地上波の10倍以上
在京テレビ局スポーツプロデューサーは「よくキャスティングしたと思いますよ」と感心している。
「落合さんにオファーすること自体は可能ですが、問題はその先です。必ず、『いくら準備してくれるの?』と聞かれる。要は、安いギャラでは仕事を引き受けられないということですね。また、妻の信子さんが首を縦に振らなければ引っ張り出すことは難しい。
9日の侍ジャパン戦は『プライムビデオ』が独占生配信していますが、あそこはスポーツジャンルでもギャラの単価がケタ違いで、一説には落合さんのギャラが200万円だったという情報もあったほど。地上波のテレビ中継のギャラは5~10万円、よくても数十万円ですから、太刀打ちできませんよ……」
『プライムビデオ』は昨年春開催の「ワールド・ベースボール・クラシック」から試合の中継配信を始めた。地上波テレビ局で放映しない試合は独占配信を行い、そのCMを地上波テレビで流すという皮肉な事態も発生した。
「前回のWBC中継では第1回監督で福岡ソフトバンクホークスの取締役会長の王貞治さん(84)がスペシャルゲストとして解説に登場して話題をさらいました。今回の『プレミア12』の先には2026年春開催の『WBC』があり、『プライムビデオ』側は当然、放映権取得を狙っている。WBC経験者だったイチロー氏(51)や、松井秀喜氏(50)が解説するのではないかと噂されている。プロアマ球界、放送事情に精通するフィクサーのX氏がキャスティングに動くと注目されています」
野球の地上波離れが、予想外のスピードで急速に進んでいるようだ。