【カーリング】ロコ・ソラーレの高齢化問題… 五輪代表落ちの危機、国内で勝てない要因は「試合数」「チームが抱える難題」 [冬月記者★]at MNEWSPLUS
【カーリング】ロコ・ソラーレの高齢化問題… 五輪代表落ちの危機、国内で勝てない要因は「試合数」「チームが抱える難題」 [冬月記者★] - 暇つぶし2ch1:冬月記者 ★
24/11/16 22:09:02.85 TD+Xi2+V9.net
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《ロコ・ソラーレの高齢化問題》五輪代表落ちの危機、国内で勝てない要因は「試合数」「海外リンクとの違い」「チームが抱える難題」

 2018年平昌五輪で銅メダルを獲得し、2022年の北京五輪では銀メダルを獲得したロコ・ソラーレ。

 2023年1月にはワールドツアー世界最高峰のシリーズ、グランドスラムの1つであるカナディアンオープンで初優勝を果たすなど、世界でも指折りのカーリングチームになっているが、国内では苦戦を強いられている。

「今年1月末~2月初旬に開催された第41回日本カーリング選手権大会(北海道・どうぎんカーリングスタジアム)では、優勝候補の筆頭と言われていましたが、ロコ・ソラーレは2次リーグで敗退。4位という結果に終わり、同大会3連覇を逃すという波乱が起きました」(スポーツ紙記者)

 ロコ・ソラーレは2016年に同大会で初優勝を果たした。以降、出場した時は優勝や準優勝という結果を残していたが、今回は初めて4位に甘んじた。

 今シーズンは日本代表からも陥落し、2026年「ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪」へと繋がる世界選手権の出場権も逃してしまったのだ。大会後にスキップの藤澤五月選手(33)は、

「2次リーグを突破できず、4位という結果は悔しいです。もっと試合をしたかったけど、それ以上に課題をもらえました。そして、多くのチームが切磋琢磨していて、日本全体のレベルが上がっていると実感しました。まだまだ私たちも頑張らないといけません」

 と、国内のカーリングレベルが向上していることも負けた要因の1つであったと語った。


勝てなくなった3つの要因

 今シーズンの開幕戦となったアドヴィックスカップ(8月・北海道)では、リードの吉田夕梨花選手(31)が腎臓結石の術後のために欠場してしまい、3人体制で戦うことを余儀なくされたが、3連覇していた大会を4位で終えた。

 また、翌週に行われたアルゴグラフィックスカップ(北海道)では吉田も復帰し、万全の体制で臨んだが、結果は最終8エンドに北海道銀行にスチールを許して準優勝。これまで結果を残してきた大会で勝てなくなっている。

 世界レベルのロコ・ソラーレが国内で勝てなくなった背景には、主に3つの要素があると専門家は指摘する。まず、1つ目は国内チームとの少ない試合数だという。

「ロコ・ソラーレは常に世界一を目指してきたチームです。そのため、シーズン中のほとんどをカナダ遠征に費やし、J・D・リンドコーチのもとで海外のチームと試合を多く経験することを重視していました。そのため、国内で戦う機会が日本カーリング選手権大会を含めて2~3試合程度で、国内のチームと戦うことが極端に少なく、把握しきれていない戦術で苦戦していることが要因とも考えられます」(ウインタースポーツ関係者)

 2つ目は、海外と国内のアイスリンクのコンディションが大きく違うという。

「カーリングは、会場のアイスリンクへの適応力で勝敗を大きく左右します。氷の温度や会場の湿度などで微妙な変化がストーンの滑りに影響を与えるので、国内の会場に慣れている国内チームは日本選手権において有利ですし、海外慣れしているロコ・ソラーレは、海外での試合の方がやりやすいという点があります」(同前)

 3つ目の要因として、ロコ・ソラーレの“高齢化問題”を指摘する。今年の日本カーリング選手権で優勝したSC軽井沢クラブのメンバーは、20代前半の選手がほとんどの若いチームで構成されていた。

「ロコ・ソラーレは、2015年から現在のメンバーで構成され、全員が30代となり、平均32歳です。経験は豊富ですが、昨年10月には鈴木夕湖選手が怪我で離脱するなど体調面でも不安が残りますし、プライベートでは吉田知那美選手に続き、今年は吉田夕梨花選手が結婚するなど、ライフステージでの変化も出てきます。10年近く同じチームで、同じメンバーというのはカーリング界で異例だと言われています」(同前)

 2026年の冬季ミラノ五輪に出場するためには、2025年2月に行われる日本カーリング選手権大会で、最低でも3位に入らなければいけない。

「ロコ・ソラーレは2021年の女子カーリング日本代表決定戦では北海道銀行に2連敗しながらも、そこから3連勝という大逆転劇を見せて日本代表の座を獲得しました。日本代表を勝ち取るのがよほど苦しかったのか、チームの代表である本橋麻里さんも涙していました。チームは北京五輪で世界と渡り合い、史上最高となる銀メダルまでたどり着きましています」

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