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NBAレイカーズの八村塁(26)が、異例の日本バスケットボール協会(JBA)批判を展開した。13日(日本時間14日)に本拠ロサンゼルスで河村勇輝(23)のグリズリーズと対戦。35分47秒の出場で19点7リバウンドで128-123の勝利に導いた後、JBAや男子日本代表について質問され、問題提起した。21年まで女子の指導経験しかなかったトム・ホーバス監督(57)続投への不満、強化体制への苦言を呈した。
最高峰から、海を渡って疑問符が舞い込んだ。NBA6季目、この日も19得点した世界クラスの八村が、おもむろに口を開いた。試合後会見で代表について聞かれると「僕としてはあまり言いたいことじゃないんですけど」と前置きし、穏やかながらも踏み込んだ。
「代表としてやってきて今まで思っていて。代表のやり方が、僕としてはうれしくないところがあって」
20歳だった18年6月から日の丸を背負ってきた。「チームとしても、強化というか子供たちのためというか、日本のバスケを強くしていくためにやってきた感じはあったけど」と若くして責任も背負ってきたが「日本代表の中で、その目的じゃなく、少し僕が思うには、お金の目的があるような気がする」と指摘した。
さらに、男子代表の監督人事にも苦言的に触れた。今夏パリ五輪後、ホーバス監督が続投。21年東京五輪では女子を銀メダルに導いたものの、大会後、男子に転じるまで女子の指導歴しかないことを念頭に「あとはコーチのことも話したんですけど」と切り込んだ。
「日本代表にふさわしいコーチ、僕らは、日本男子のトップのプレーヤーなので、男子のことを分かっている、プロとしてやっていた、プロとしてもコーチをやったことがある人に、コーチになってほしかった」
続けて「今回、こういうふう(続投)になってしまったのは残念だと思ってますし」と、具体名こそ挙げなかったが、本心を隠さない。「日本代表にも話した結果、彼らが決めたこと」と新体制に関し、協会に提言したが受け入れられなかったことも明らかにした。
JBAは先月、ホーバス監督との契約を28年ロサンゼルス五輪を視野に延長。今月21、24日のアジア杯予選に向けて国内で合宿している。参加しない八村は「子供たちも見てるので。僕もNBAで頑張って、日本のバスケが強くなるように頑張っていきたい」と前向きに締めたが、現役のエースが協会への不満を公言する、異例の事態となった。
協会に対しては、女子の馬瓜エブリンも9月に猛批判。東野智弥技術委員長の来年までの続投決定をSNSで「明らかに組織崩壊」と断じており、人気競技の看板選手が男女とも、統括団体との溝を深めている。
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
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