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日刊スポーツ[2024年11月13日17時40分]
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＜大相撲九州場所＞◇4日目◇13日◇福岡国際センター
新大関の大の里（24＝二所ノ関）が、今場所初の黒星を喫した。先場所千秋楽で敗れていた、東前頭3枚目の阿炎に再び敗れた。相手は立ち合い変化も時折見せる“くせ者”。一方で、回転の速い強烈な突っ張りもあり、変化を気にして中途半端な立ち合いをすれば、たちまち突っ張りのえじきとなる。難しい相手に、初日からの連勝を「3」で止められた。
前日12日の3日目まで、日に日に相撲内容は良くなっていた。初日の平戸海戦は、土俵際の突き落としで逆転勝ち。2日目の王鵬戦は、終始前に出て押し倒して勝ったが、相手に肩透かしで揺さぶられる場面もあった。それが3日目の小結正代戦は、相手に何もさせずに押し出す完勝。2度目の優勝を果たした先場所、得意の形として確立した、右差し、左おっつけという必勝パターンに、今場所初めて持ち込んで白星を手にしていた。
3日目の取組後には「よかったと思う。そこまで大関というのを考えず、目の前の一番に集中するだけ。1番1番に集中して、明日（4日目）からまた頑張ります」と語っていた。だが無傷の11連勝を飾った、先場所の再現とはならなかった。5日目は先場所初日に苦戦した、西前頭3枚目の熱海富士との対戦が組まれた。