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がんで闘病中の経済アナリストの森永卓郎氏(67)が11日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に出演。石破第2次改造内閣の今後の動きについて予想した。
衆院選を受けた特別国会が11日に召集され、首相指名選挙が行われた。与党が過半数を割り込む中、衆院本会議では石破茂首相(自民党総裁)と立憲民主党の野田佳彦代表による決選投票にもつれ込み、石破氏が第103代首相に選出された。
森永氏は「(石破内閣は)今回の第2次改造内閣から実質的に動き始めるんですが、…(与党が)半数に届いていないので」と前置きしながら、「可能性としては3つあったんですね。維新と手を握る。国民民主党と手を握る。立憲民主党と手を握る。で、維新は無理なんですよ。話し合いも決裂状態で。維新と公明は犬猿の仲なんで。特に安全保障の認識が全然違うので一緒になれない」と解説。
続けて「当面は国民民主と政策ごとに協力しながらやっていこうと。でももしかすると、この先に石破さんは立憲の野田さんと手を握る算段かもしれない」と私見を披露。その理由として「実は立憲の公約と自民の公約って凄くよく似てて。で、野田さんも石破さんも大増税派なんですね。意見が合うわけですよ。財務省もその2つが大連立すれば支持しますし」と説明した。
これに対し司会の大竹まことが「国民民主が“そんなことするな!103万円の壁は取っ払うんだ!”って(言ってくるのでは)」と疑問を呈すると、森永氏は「ところが案の定、今日の午前中に玉木さんに不倫スキャンダルが出たわけです。不倫が良いって言ってるわけじゃないですよ。わけじゃないんですけど…“財務真理教”っていう教団に逆らうと必ずこういう目に遭うんですよ。そのやり口が“きったねぇなぁ…”って思う」と憤慨。
そして「これを受けて石破さんが突然今日になって強気になってるんですよ。今までは“よく話を聞いて103万円の壁について協議します”って言ってたのが、今日になって“できないものはできない”って言いだしたんですよ」と声まねを交えながら石破氏の“心変わり”を伝え、「今日あたりからいよいよ本気のぶつかり合いが始まるんだと思いますよ」と締めくくった。
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