24/04/29 21:01:05.59 0DvaEDwn0.net
タイガー・ジェット・シン氏が手掛けた事業は
「イノキとの闘いは本当にハードなもので、勝っても負けてもどちらも傷つき、
ニュージャパンのツアーを終えるといつも傷だらけになってカナダに戻っていった。
それを見たワイフ(スクジット夫人)も不安になったんだろう。
『引退後のことを考えて、プロレス以外の仕事を手掛けておいた方がいい』と言われた。
あんな闘いをしていて、いつまでもプロレスラーを続けていけるわけじゃない。
ワイフの言葉に私もそうだなと思って、事業を始めることにしたんだ」
そこでシンは、新日本で稼いだギャラを元手に
インド近海で獲れたエビの輸入に投資した。
エビといえば中華料理に欠かせない食材。
トロント近郊の中華料理店を対象にビジネスを展開。
同じアジア人とということで取引先を開拓していった。
シンがスマートだったのは、やみくもに取り扱う商品、エビの種類を増やさなかったこと。
そのエビとはブラックタイガー。ここでも“タイガー”がカギとなっていた。
ビジネスに対する誠実な姿勢が信用を広げていき、結果的に大成功。
2007年当時には「1,000,000,000USドル(当時のレートで約12兆円)の
ビッグプロジェクトを手掛けている」と語り、次第に事業を拡大していき、
“タイガータウン”建設にまで発展していった。
「アメリカ人とビジネスしなかったのもよかった点だ。
彼らは心のつながりでビジネスをしない。マネーのつながりがビジネスなんだ。
だからそれが切れると、それまでと態度を変える。
その点、アジア人はハートのつながりを大切にする。
それだけに信頼を築くには時間がかかるが、築いた信頼は簡単に裏切らない。
時間をかけて築いたものはマネーより強固だ。
成功には時間がかかる。簡単に達成できるものではない」
リング上は“狂虎”のシンだが“事業家”としては義理人情に厚かった。
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